2020年8月29日 ヒライデ沢

久しぶりの沢歩きです。袈裟丸山系のヒライデ沢へ行ってきました。沢初心者の私でも歩ける楽しいコースでした。暑い日が続いていますが、沢では暑さを一時忘れることが出来ました。ただ、下山中に雨に降られました。
大ベテランのSさんとの2人旅です。

久しぶりの沢歩きを楽しみました。

ルート数値
距離 距離 9.9Km 累積標高 +1,190m,-1,190m 所要時間 7時間15分 (休憩込) 天気:晴れのち雨

行程
駐車地8:00 – 折場橋8:05 – (出合1)9:05 – (出合2)9:45 – (1373m地点)10:27 – 遡行終了12:20 – 12:27登山道合流12:50 – 13:20小丸山13:25 – 14:12展望台14:22 – 折場登山口15:05 – 15:15駐車地

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色が今回歩いたルート。

経過
小山から約2時間で折場登山口に着きました。今回は粕尾峠経由で行きましたが、日光経由、大間々経由でもほぼ同じ時間が掛かると思われます。
登山口前の駐車場には4台駐まっていました。暑い時期でも袈裟丸山に登る人はいるようです。私達はそこから少し折場橋方面に下った空地に駐車しました。
久しぶりの沢なので準備に時間がかかりました(家での準備はもっとかかりましたが)。
折場橋まで林道を進みます。右岸から谷に入っていきました。

堰堤が3つありますがすべて左端を越えました。特に、最後の堰堤は越えるのに苦労しました。膝をついてやっと上に乗ることができました。

3つめの堰堤を越してそこから入渓です。
すぐ正面に最初の滝が登場です。右を登りました。

次も左側を登りました。

これも左側を登ったと思います。

その滝の上部。

日影の涼しい沢です。

滝が続きます。

その先。

この滝は流れから離れて左を登りました。これが今回で一番の落差かもしれません。

その先。

沢にも花が咲いています。

2段の滝ときれいな釜。

この釜は右の縁を廻りました。トラロープがあり、使わせてもらいました。

その先は出合になっています。ルート図の「出合1」です。写真がうまく出合をとらえていませんが、右側からの流れは正規の登山道の1607m地点から南西に下る沢の流れです。

少し淵に入って進みました。

その先にもきれいな釜の滝がありました。

その先。

沢が随分と明るくなりました。白い花が咲いていました。

歩きやすい、爽快な沢が続きます。


きれいなナメを歩くのは涼味満点です。ダイモンジソウが咲いていました。


沢に空が拡がりました。この辺りは両岸とも笹の斜面です。4年前にこの辺りを渡渉した事があります。

黄色い花。

「出合2」に到着。右側からの流れは登山道の1607m地点から西に下る沢の流れです。

「出合2」の枝沢の流れ。水量は少ないです。

本流の流れ。

その上流風景。


沢床は赤い岩でした。チャートなのかも知れません。

ゴーロ、小滝が続きます。


地形図の1373m地点です。正面から枝沢が合流します。それは1701m地点の東を流れる沢です。
本流はクランク状に右に折れてすぐ左に折れます。

本流のすぐ左に折れる場所は滝です。滝を登ります。

本流も随分と水量が少なくなりました。


倒木が沢を縦断するように倒れていました。岩がそれを固定しています。倒木の上は滑りました。

ゴーロです。

きれいなダイモンジソウでした。

苔で滑らないように慎重に登りました。

その上流。

トゲの少ないアザミが咲いていました。丸みのある葉が特徴です。ナンブアザミでしょうか。=>2021.7.3 アサマヒゴタイのようです。花はアザミに見ていますが、葉がアザミとは異なります。

まだ沢は続きます。



所々に、薄い踏跡が右に登っていました。

まだ流れはありますが、笹に覆われるようになりました。

小さな出合を右に入ると流れはなくなりました。藪こぎをしているように見えます。

その先で、沢から離れて右上への踏跡を追いました。踏跡は消えてしまう場所もありましたが、古い笹苅の後もありました。
草地にでました。テント場のような場所です。

そのすぐ上で登山道にでました。
そこで、沢装備を脱いで、最後のエネルギー補給。男性単独者が袈裟丸へ向かっていきました。
そこからは一般登山道で折場登山口へ向かいました。随分と長く感じられます。この登山道は何度か歩いていますが、今まではアカヤシオの時期です。今回は花が無いので長く感じられるのかもしれません。でも沢歩きで疲労が溜まっていたのも一因でしょう。
賽の河原あたりで雨が降り始めました。展望台の下に逃げ込んで雨宿りしましたが、治まる気配はありません。雨が強くなると展望台の隙間から雨滴がどんどん落ちてきます。カッパを取出しました。雨は一時小降りになりましたが、登山口まで止むことはありませんでした。途中、「つつじ平」辺りでマルバダケブキの群生を見ました。

きれいな笹原にでると、少し小降りになりました。笹原にも黄色い花がたくさん見られましたので、マルバダケブキはかなり拡がっているようです。袈裟丸山が霞んで見えました。

無事登山口まで下山してきました。駐車場には4台の駐車がありました。会ったのは単独2名ですから他にも登山者はいたようです。
駐車地に着いてから、下着まですべて着替えたので、スッキリしました。
帰りは林道を大滝方向に下りました。途中、本降りになりましたが、人家のある辺りまで来ると雨は止んで、道路も乾いていました。国道ではまったく雨の気配がありませんでした。雨は山だけに降ったようです。そして、社外の気温は37度にも達しました。
水沼駅の温泉で汗を流してから帰路につきました。
ヒライデ沢は、私のような沢初心者には丁度良い沢だと思います。フェルトの沢靴でまったく滑りませんでした(滑りそうな場所は慎重に歩きましたが)。滝登りもホールドがしっかりしていて難易度は低いです。慎重居士の私にはピッタリの沢と言えそうです。

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