2020年8月2日 金山(小谷村)

新潟県と長野県の県境にある金山へ行ってきました。花は存分に楽しめましたが、悪路(ぬかるみ)に悩まされました。久しぶりの山歩きで脚も大いに疲れています。
2人旅です。
金山山頂から見た焼山、火打山

ルート数値
距離 11.8Km 累積標高 +1,410m,-1,410m 所要時間 9時間20分 (休憩込)

行程
登山口4:55 – 6:02水場6:07 – 7:35ガレ場 – 8:45天狗原山9:00 – 9:53金山10:15 – 11:00天狗原山11:05 – 12:10ガレ場 – 13:20水場13:20 – 14:15登山口

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過
花の写真はこちらのページにまとめました。

長かった梅雨がやっと終りました。高平山でヒルの攻撃を受けてから3週間山歩きを休んでいました。久しぶりの山に小谷村の金山へ行ってきました。休日の歩きなので出来るだけ人の少ない山という事で選んだのが分県登山ガイドに「雲上の楽園」と紹介されている金山です。
前日に小谷村の道の駅に入って仮眠。でも、3時間ぐらいで目が醒めてしまいました。3時半ごろには起き出してしまいました。道の駅には20台くらい車中泊の車が駐まっていました。私の朝食はモンベルのドライフーズです。睡眠不足で食事が旨くありません。梅干しを持ってくれば良かったと後悔しました。
そこから登山道までは約40分。小谷温泉からは道も狭くなりました。雨飾山荘から林道に入りますが林道は舗装はされていてもカーブミラーがないのでカーブではスピードをかなり落とさねばなりません。
駐車地には既に2台駐まっていました。1台は路肩駐車の状態でしたから前日から駐めて、大きく周回しているのかも知れません。駐車地が空いているか心配でしたが、路肩にもかなり駐められる余裕はあるようです。実際下山時には10台ぐらい路肩駐車していました。
林道は登山口の前で通行止めになっていました。

登山口。

5時少し前に歩き始めました。

すぐ、大きな倒木がありました。下をくぐります。

ジグザグに高度を上げていきます。稜線までに300m程登らねばなりません。大きなブナがたくさんありました。

足場の悪い場所もあります。

早速、一人に追い越されました。そしてまた一人。私達が駐車地で準備をしていたときに到着した方です。

少し傾斜が緩くなりました。稜線に乗ったようです。

その先で、小さな沼を廻り込んで少し登ると水場がありました。広場になっています。

水はパイプから出ているので汲みやすいのですが、枯れやすいそうです。
ここから稜線歩きと思ったのですが、ぬかるみ多い登山道でした。

稜線にでてもしばらくはブナ林が続きます。

倒木。これは何とか越しました。私は下山時には下をくぐりました。

廻りの木々に針葉樹が増えてきました。標高1700m付近です。

標高1741地点近くで樹間から雲海がきれいにみえました。向こうに見える山頂が平らな山は、帰宅後調べると、地蔵山らしいです。

急な登りにトラロープがありましたが、ロープは使わずに笹を掴んで登りました。

稜線を登っているはずなのですが、V字状の谷を登ります。滑りやすく気を遣います。

V字谷は過ぎても笹の濃い道です。

かなりの段差もあります。滑ります。ここは下山時にも気を遣いました。

倒木。右側を越します。

野菜のように大きくなっているのは水芭蕉です。ぬかるみで大きく育っています。

ぬかるんだ登山道です。ご夫婦にも抜かれました。元気なご夫婦です。

この倒木は片付けてくれていました。ネット情報に夜と、片付ける前はかなり苦労して通過したようです。

少し藪っぽくなってきました。

標高1949地点の南側は登山地図にはガレ場と表記されていますが、その少し南は背丈の高い草に覆われています。今回は草は刈られたり踏みつけられたりして道型はハッキリしていますが、刈られる前では藪状態だと思います。

ガレ場は急傾斜でトラロープは2箇所張られていますが、お花畑にもなっています。
下のトラロープ。写真は下山時のものです。ロープが草に隠れています。

振返ると後立山連峰が薄く見えました。鹿島槍から白馬岳・雪倉岳まで見えます。

上のトラロープ。足元は滑りやすいザレです。

天狗原山への登りです。針葉樹林の中にダケカンバの大木もあります。

右手に崖が見えてきました。花も多いです。この辺りからニッコウキスゲが咲いていました。

崖の淵の道を登って少し進むと、森林限界に飛び出してきました。

快晴です。足元にはお花畑が拡がっていました。

ハクサンフウロに囲まれて石仏が鎮座していました。

焼山・火打山・妙高山がハッキリと見えました。

天狗原山山頂方向。登山道は三角点のあるピークは通っていません。金山は隠れています。

天狗原山山頂標識は登山道脇にありました。そこで小休止。

やっと金山が見えました。なだらかな山頂です。

金山へはまず、天狗原山を下らねばなりません。結構急な下りです。私は笹を掴みながら下りました。

少し下ると、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイが見事でした。

登山道は谷状のガレ場に入っていきます。

ガレ場を登り終えると、一面お花畑になりました。

少し谷状になった場所は雪が遅くまで残っていたのでしょう。まだハクサンコザクラを見ることができました
やっと金山山頂に到着しました。

山頂標識の横に三角点のような石柱がありました。三角点ではないのでしょう。

焼山方面へもしっかりと道が続いていました。火打山まで縦走する強者も結構いるのでしょう。

山頂でエネルギー補給をして下山開始です。次から次へと登山者と行き交いました。
下りでは登りほどは花に時間を割かれないので、一気に下れるはずなのですが、昨夜の睡眠不足のせいでしょうか。なかなか脚が動きません。
ガレ場のトラロープを下る。

おまけに、V字谷など滑りやすい場所が多いので脚に余分な力が掛かって疲労が溜まります。
水場まで来たときはホッとしました。でも一気に下ることはできませんでした。喉が渇いてジグザグ道でも一回休んでしまいました。
無事下山。登山口周辺には10台近く駐車していました。朝見た路肩駐車の車はまだそのままでした。一体、どこを歩いているのでしょう。今日、金山に登ったのは多分30人ぐらいでしょうか。私達は多分2番目に登り始めたと思うのですが、15人以上に追い越されました。コースタイム8時間のところを花の時期に休憩込みで9時間20分はほぼ計画通りの実績でした。
下山後は雨飾山荘近くの露天風呂で汗を流しました。着替える小屋もあって野趣味にはかけますが、良い湯でした。帰路でも渋滞に巻き込まれること無く早めに帰還できました。

カテゴリー: 信越 パーマリンク

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