今の時期、出流地区では寒晒し蕎麦が提供されます。それを食べに行こう、ついでに周辺の山を歩いてこようというわけで、出かけてきました。
3人旅です。
ルート数値
距離 11.1Km 累積標高 +860m,-860m 所要時間 6時間10分 (休憩込)
行程
満願寺 7:05 – 公民館前駐車場7:25 – 出流山(417.3m)8:10 – 9:53剣ヶ峰(543m)10:10 – 林道切通10:56 – 三角点峰(655.8m)11:25 – 12:14千部ヶ岳(572m)11:28 – 遊歩道分岐13:00 – 13:15満願寺
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色が今回歩いたコース。
経過
下山後蕎麦を食べるので近場ではありますが早めの出発となりました。小山を6時頃出発。計画では出流公民館前の駐車場を利用する予定だったのですが、下山後の蕎麦を考慮して満願寺に駐めさせて貰いました。
私たちが最初の駐車でした。
蕎麦屋の点在する通りを少し戻って、公民館前の駐車場にやってきました。広い駐車場です。
駐車場の南端から山に入っていきました。谷を進むと倒木に悩まされそうでしたので、右側の急斜面に取付くことにしました。
斜面はザレ土で、足元が安定しません。シダ類が繁茂しているのでそれを掴むのですが、上部を掴んだのではすぐ切れてしまいます。根元を押しつけるように掴みながら登ります。
少し登ると岩が多くなり、いっそう傾斜がましてくるのですが、岩を掴んで登れるので安定します。
岩の上にでると傾斜は少し緩やかになりました。
作業者の踏跡でしょうか、トラバース気味についていました。それを辿って尾根にでました。
本日一番の難所は30分少々で終了です。
少し休んで、山頂へ向かいました。
山頂には「出流山」の山名板がありました。標高417.3mの三角点もあります。
主稜線への登りも結構急でした。
本日の主稜線に乗って、北へ向かいました。少し下ると左右の谷への踏跡がありました。出流と仙波をつなぐ峠だったようです。
480mピークで日当たりの良い倒木に腰掛けて少し休憩。
その先の495m地点で西に方向を変えますが、そこに、逞しく活きている木がありました。少し倒れているのですが、半分の根でしっかり持ちこたえています。
尾根には「栃木県」の境界杭があるのですが、県境ではないので県有林の境界杭なのかもしれません。
剣ヶ峯、標高543m地点へは600m峰の途中で巻道がありました。前方に見えるのが剣ヶ峯のようです。
多分使っていないと思われる林道を横切って進みます。腰までの笹で結構歩きづらい場所です。
剣ヶ峯に到着。石垣を積んでその上に立派な祠を祀っていました。
ここで大休止。正面には山頂近くまで石灰の採掘が進む三峰山が見えました。
主稜線に戻るのには、まっすぐ600m峰に登った方が正解でした。私たちは少しでも楽をしようと踏跡のないトラバースをしてしまって体力と時間を余分に使ってしまいました。
610m峰辺りで。東側になだらかな千部ヶ岳が見えています。右奥に見えるのは谷倉山でしょうか。
標高580m地点はパスして、林道を2-3分進んでから尾根に取り付きました。まもなく、7年前に歩いた地点に到着。右手を見ると、少し記憶に残る斜面がみえました。
660mピークに登ってから三角点ピークを目指しました。
三角点655.8mピークは7年前と変わっていません。
作業道が三角点ピーク近くに来ていました。その作業道を辿って戻ります。7年前との合流地点近くまで戻ってから斜面を下りました。すぐ観音入林道にでます。舗装された立派な林道です。
10分程林道を歩くと千部ヶ岳への遊歩道入口に着きました。
途中、満願寺への下り口もありますが、千部ヶ岳を目指します。標識に「展望台」とあるのは千部ヶ岳の東の護摩壇をさしているようです。
途中、樹間に日光の山々がみえました。男体山もやっと白くなったようです。写真には撮れませんでしたが、白根山は真っ白でした。
護摩壇。どこで護摩を焚いたのでしょうか。庵があったのでしょうか。
7年前はふれあいの森手前の遊歩道入口から登ったのですが、今回は途中から満願寺を目指しました。作業道を下って舗装林道を目指します。まもなく林道です。
林道を少し下って、2つめに大きくカーブする地点、ドコモアンテナがある地点で、山道に入って少し下ると鐘撞堂の裏に下りてきました。標識はありません。
私たちが駐めた駐車場もほぼいっぱいになっていました。
下山後の蕎麦は、最奥の店にしました。
寒晒しそばと普通の二八蕎麦を注文して食べ比べましたが、私には違いがよく分かりませんでした。正確には、違うことは分かるのですがその違いをどう説明すれば良いのかわかりません。また、どちらが美味しいのかも分かりませんでした。両方とも同じように美味しかったです。
50分程待ちましたが、食べるのは10分もかかりませんでした。
食後は、ツツジの湯まで脚を伸ばして汗を流しました。