新潟県下越の蒜場山・宝珠山へ2泊3日で行きました。蒜場山(ひるばやま)は飯豊連峰の西端に位置するのですが、私にとっては今回の計画がでるまで名前も知らない山でした。でも、飯豊を初めとして周辺の沢山の山々を眺めることができる素晴らしい山でした。ただ、急な上りや下りが続き、危険箇所も多く、大いに疲れる山歩きではありました。
6人旅です。
ルート数値
距離 距離 距離 11.8Km 累積標高 +1,430m,-1,430m 所要時間 9時間25分 (休憩込)
行程
駐車場6:50 – 登山口7:00 – 標高738地点8:26 – 9:06岩岳(標高932地点)9:20 – 10:18烏帽子岩10:33 – 標高1197地点11:07 – 山伏峰11:36 – 11:53蒜場山山頂12:30 – 山伏峰12:42 – 標高1197地点13:00 – 13:31 烏帽子岩13:40 – 14:25岩岳(標高932地点)14:32 – 標高738地点15:05 – 登山口16:05 – 駐車場16:15
経過
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前日午後に鹿沼の集合場所をでて、約4時間掛かって加治川治水ダム(もっと上流にあるのが加治川ダムだそうです)に到着しました。少し奥に入った所に広めの駐車場がありました。
そこには立派な建物のトイレがあるのですが、使用できなくなっていました。しかし、仮設トイレが2つ置かれているので問題ありません。トイレットペーパーも揃っていました。水はすぐ近くの沢から引いていて勢いよく出ていました。「飲めません」と書いてありましたが、飲めそうでした。
仮眠して、早めに起床しました。
明るくなってから撮影。
使えないトイレ。
準備後、登山口を目指します。
ダム管理事務所。奥に俎倉山が見えます。
登山道は「米平新道」というらしいです。下越山岳会の米平さんが切り開いたとか。その後、山岳会の皆さんで整備されているらしいです。頭が下がります。
少し傾斜が緩やかになった場所に、鉄ローラーらしきものが捨てられていました。Hさんによるとこの辺りに鉱山があってその置き土産だとか。
1時間あまり登ると「倉見平」という標識がありました。俎倉山が見えるのでその名が付いたようです。
標高738m地点は「独標」というらしいですが、登山道はそこをわずかにトラバースしていました。
その先は少しなだらかになっていました。この登山道ではなだらかな道はごくわずかです。紅葉が見頃でした。色は冴えませんが。
右手に雲海が見えました。中央奥に見えるのは粟ヶ岳のようです。
やっと岩岳に到着。標高932m地点です。エネルギー補給しました。
岩岳か下った場所に水場があるらしいのですが、そのような場所は見えませんでした。登山道からかなり離れているのかも知れません。標識もありませんでした。
また登ります。
振返ると先ほど休憩した岩岳が見えました。休んだ時は気付きませんでしたが、北東側はスラブ面がでています。それで岩岳の名前がつけられたのでしょうか。
岩頂上手前は岩場です。まずロープ、次にクサリが出てきます。岩はしっかりしていてホールドも多かったです。
蒜場山方面。中央奥の山伏峰まで進んでから左に折れて蒜場山を目指します。
休憩後山頂を目指しました。
岩から10分程で「兎戻し」。控え目な名前です。下りの時は少し面倒でした。
烏帽子岩から山伏峰まではいくつも崩落箇所がありました。緊張していたのか写真には撮っていませんでした。下山時には撮っています。
山伏峰までは小さなピークをいくつか越えます。「まだか、まだか」という感じでした。イワカガミが多い尾根です。
山伏峰に到着。一気に山頂が近くなりました。そして、飯豊、磐梯などの山が登場してきました。
山頂に到着。山頂には、途中で私たちを追い越していった5-6人の登山者が休んでいました。
飯豊山脈。杁差から大日岳辺りまで見えています。中央の凹んだ場所に梅花皮小屋が見えました。手前は烏帽子山ですが、ここからその烏帽子山を越えて大日岳まで歩く人もいるようです。信じられません。
その右には磐梯山も見えていました。写真は漏れています。
ゆっくりと休んで下山開始。
烏帽子岩の東にアカモノが咲いていました。かなり時期はずれのようです。
やっと烏帽子岩に着いてホッとしました。少し休んで岩岳に向かいます。
岩岳への登り。かなり疲れてきました。
足元は滑りやすいので要注意です。惰性で歩を進めていると次第に脚に堪えてきます。
ダム湖が見えてきました。駐車場の車も見えます。
無事、登山口まで下りてきました。
朝には気がつかなかったのですが、こんな掲示がありました。確かに崩落箇所は十分すぎる注意が必要でした。
振返ると、ダムから蒜場山が見えました。山伏峰から山頂までの尾根です。
下山後は新三川温泉寿の湯で汗を流しました。その後、スーパー・コンビニで食料を買い込んで奥杉村キャンプ場で車中泊して翌日の山歩きに備えました。