茨城県高萩市の横根山へイワウチワを見に行きました。花は丁度見頃で、見事な群生を見ることが出来ました。予想以上のすばらしい群生でした。
花貫さくら公園から、横根山・都室山の周回です。花の写真は後ろにまとめました。
三人旅です。
ルート数値
距離 9.5Km 累積標高 +740m -740m 所要時間 5時間(休憩込)
行程
8:45花貫さくら公園9:00 – 10:25沼尻分岐 – 10:32横根山10:52 – 11:08沼尻湿原11:15 – 12:15都室山12:30 – 13:02鳥曽根登山口 – 13:45花貫さくら公園
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色が今回歩いたコース
経過
長らく山歩きを休んでいたMさんが体調復帰して、そのMさんの計画で、高萩の横根山へイワウチワを見に行ってきました。私にとって横根山といえば前日光の山という事になりますが、事前にネットで調べると、高萩の横根山のイワウチワはかなり見応えのある群落だそうです。
ただ、高萩は遠い。小山を6時に出て馬頭、大子経由で花貫さくら公園についたのは8:30頃でした。平日の為か先客はおらず、一番の奥の駐車場に駐めることが出来ました。準備をしていると「いわき」のRV車がやってきました。この男女二人組とは横根山までほぼ一緒に歩く事になります。花目当ての歩きでは賑やかになることが多いのですが、今日山で会ったのはこの二人だけで、珍しく静かな山歩きになりました。
花貫さくら公園。桜は五分咲きぐらいでしょうか。
花貫ダムの下が公園になっていて、奥にトイレが完備しています。
こんな注意板がありました。しかし、閉鎖はされていないようです。自己責任で歩いてくださいという表示もありましたが。
この笹の切れ目から公園を出ます。右へも進めるようです(ピンクテープがありましたが、木で塞いでいるようにも見えました。通行禁止なのかもしれません)が、ネット情報に従って左に進みました。
登山道左側の斜面には少ないのですが、右側の斜面に濃密に花が咲いています。少し日当たりが悪い方を好むようです。
イワウチワの淡いピンクは上品そのものです。デジカメもフル稼働です。
「つつじヶ丘」に到着。ミツバツツジがまもなく咲きそうです。この辺りにはイワウチワは見えませんでした。
ところが、上り傾斜が急になると、いままで以上の群落が始まりました。登山道両脇に広がります。
結局、380m峰手前のピークまで花を楽しむことができました。
380m峰では、西方向への踏み跡(直接都室山へ向かうのでしょう)もありますが、南東方向へ下って、沼尻分岐へ進みます。昨日の雨で滑りやすくなっていました。
横根山で大休止。腹ごしらえしました。
見晴の丘。横根山から数分です。太平洋が見えます。
湿原には水芭蕉が咲いていましたが、見所はありません。木道も朽ちかけていました。大きな蛙がいました。食用蛙ではなさそうですが、かなり大きな蛙です。写真の真ん中あたりに写っているのですが。
植林地が伐採されていました。山頂にレーダー雨量観測所がある高鈴山が見えました(帰宅後調べました)。
この尾根から下山できるようです。踏み跡がしっかり残っています。
しかし、最後が花貫川の徒渉なので、増水時は渡れません。その注意書きがあるのですがかなり読みづらくなっています。「このコースは川増水時は下山禁止」と書いてあるようです。
途中、花貫川の徒渉地点を確認しました。ピンクテープが複数会ったので確定はできませんでしたが、昨日の雨で増水していたので徒渉には覚悟が必要な状態でした。靴を脱いで濡れる事を気にしなければ徒渉可能と思われる場所はありましたが、鳥曽根へ下山したほうが無難でしょう。
約45分の車道歩きで駐車地に戻りました。
イワウチワに圧倒された山歩きでした。この時期に再訪したい山でした。
フユイチゴ。私の生まれ育った四国では、冬になると山道沿いにフユイチゴが赤い実を付けました。甘くて美味しい実でした。幼少の頃は「イチゴ」といえばこのフユイチゴでした。関東ではあまり見かけません。時期が少ずれているのですが「フユイチゴ」で間違いないと思います。
祖父は正月前にこの葉と茅で小さな器状の供え物を作って、家の周りに置いていました。正月にはその上に「なます」をお供えしていました。古い記憶で正確にはどのような形だったか思い出せませんが。