2019年10月15日 白岩岳

秋田の白岩岳へ行ってきました。当初は2泊3日で和賀岳と真昼岳を登る計画だったのですが、台風の影響による林道への倒木で登山口まで行くことができず、急遽、目的地を変更しました。
1200mに満たない山ですが、岩手山・秋田駒・八幡平をきれいに見ることができました。
5人旅です。

山頂近くの展望地かた。右から、岩手山、秋田駒ヶ岳、八幡平。

ルート数値
距離 距離 7.8Km 累積標高 +750m,-750m 所要時間 5時間40分 (休憩込)

行程
登山口9:40 – 10:50標高676地点 – 13:14白岩岳山頂13:18 – 13:20行太展望台13:40 – 14:53標高676地点 – 15:20登山口

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過
14日、昼前に鹿沼を出発したが真木林道に入った頃には随分と暗くなっていました。そして、避難小屋まであと1km少しになった場所で倒木が林道を覆っていました。奥にはもう少し太い木も倒れていたようです。

ここで引き返すしかありません。さて、今晩の宿舎をどうするか。避難小屋利用を考えていたのでテントは持っていません(最悪ツエルト泊か?)。電波の通ずる場所まで戻って探しました。幸い連絡のつくバンガローが見つかったのでそこに泊まることができました。
代替えの目的地は白岩岳になりました。酒を飲みながら、ジオグラフィカに地図を取り込みます。ヤマレコからトラックサンプルをダウンロードしました。
15日はバンガローの鍵を返却して8時過ぎに出発。「みずほの里ロード」から入角沢の林道に入っていきます。林道はかなりの悪路ですが、奥で工事があるのかハッキリしたタイヤ痕があるので、少し安心して進めます。数カ所で路肩が崩れていました。最後は草木が道にせり出して車の脇をこすります。
登山口に到着。

駐車場に咲いていた花。

登山口。

10分も歩くと早速倒木にぶつかりました。逆方向から。

しかし、大きな倒木はそこだけでした。
杉の植林地内の登山道を進みます。歩きやすい道でした。

強風の後は緑の小枝がたくさん落ちているはずなのですがそれ程ありません。風はあまり強くなかったようです。あの倒木は弱っていたのかもしれません。
歩きやすい道でピンクテープも随所に見られます。この辺りで、参考にしているルートから随分と離れていることに気付きました。参考ルートは地形図の破線道を忠実に歩いたものですが、そのような踏跡の分岐は気付きませんでした。戻って確認するとその踏跡は藪化しています。ピンクテープを信じて進むことにしました。その方向は確実に白岩岳に向かっているように見えるし、一番緩やかな傾斜を追っているようにも見えます。
登山道は小さな尾根を進んでいます。

676地点をすぎてすぐ、壊れた標識が落ちていました。そこは道杉沢コースとの分岐になっているようです。でもどこが道杉沢コースなのか分かりませんでした。

稜線に乗った辺りにこんな標識が落ちていました。

そこはすこし広くなっていたのでそこがシシ小屋跡だと思いました。そこで少し休みました。帰宅後調べるとその小屋跡はもっと西の稜線上にあるとの記載がありました。詳細は不明です。
ブナ林の楽しい登山道です。

少し傾斜が強くなりました。

標高1000mあたりでは尾根の右下にトラバース道が付けられているのですが、この道が細くて不安定で非常に歩き疲れました。また所々で羽後アザミがチクチクと襲ってきました。写真は下山時に振返って撮ったものです。

紅葉。今年は鮮やかさが足りないように思います。茶色に変色した葉が多いからでしょう。でもこの辺りはきれいでした。

少し歩きやすくなりました。

山頂間近になると北側の眺望が開ける場所がありました。
山頂に到着。この山名板がないと気付かれないかもしれません。

少し戻って、好展望地で休みました。北側の山々がハッキリと見えました。
北東に朝日岳。

岩手山。

秋田駒ヶ岳。

秋田駒の左奥に八幡平。

その左

そのまた左。奥に森吉山が見えます。

休憩後は一気に下山しました。
今回の山では花はあまり見ませんでしたが、いくつかキノコを見ることができました。特にこのナメコは見事でした。

下山後は、予約しておいた旅館で宿泊。
16日に真昼岳を目指したのですが、登山道に向かう林道の入口で通行止めになっていました。
致し方ないので、周辺を少し観光して、稲庭うどんを賞味してから帰路につきました。

カテゴリー: 尾瀬・東北 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です