2019年9月28日 高陽山

西会津の高陽山へ行ってきました。今の時期に登る人はあまりいないようで、一部藪化している場所もありました。5人旅です。
山名板は4-5m上に架かっていました。積雪期仕様です。

ルート数値
距離 7.0Km 累積標高 +770m,-770m 所要時間 5時間50分 (休憩込)

行程
登山口7:05 – 十五夜の沢標識 8:02 – 8:45 急登開始地点 9:00 – 10:15 高陽山山頂 10:45 – 11:35 急登開始地点 11:45- 十五夜の沢標識 12:13 – 12:55 登山口

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過

Hさんから西会津の高陽山への誘いを受けて行ってきました。ネットで調べると残雪期の登山が大半で、無雪期に歩く人は少ないようです。でも山頂北側には飯豊を展望できる場所があるということでそれを楽しみに出かけました。
前日に出発して西会津で仮眠をとってから登山口のある中ノ沢集落へ向かいました。集落に入ると集会所辺から「高陽山」の看板に導かれ細い道を奥に入って行ったのですが、私が運転手なら絶対に入っていかないような狭い道でした。Hさんの運転で集会所前から数分で登山口駐車場に到着しました。上手く駐めれば4-5台は駐車できるでしょう。

登山道は草に覆われていました。歩く人がすくないのでしょう。秋の花がたくさん咲いていました。特にツリフネソウの嫌らしいピンクが目立ちました。

大きな堰堤の横を通過。ススキの季節になりました。

何度か渡渉。

登山道を耕す輩がいるようです。この先には山道の真ん中を掘り返してヌタ場が出来ていました。

高陽根(かやね)簡水水源地。

ここから取水しているのでしょうか。

静かな山道。

熊の糞。ふわーとカビが生えています。この先にはカビの生えていない新鮮な(?)糞もありました。

また渡渉しました。この先で少し休憩。取水できる場所があって美味しい水を味わいました。

「十五夜の沢」の標識。この辺りは数本の沢があるのでどの沢が「十五夜の沢」なのか分かりません。ただ、その辺りは沢の合流地点になっていて広くなっています。昔、十五夜になにか集落の催しがあったのかもしれません。

なだらかな沢地形を進みます。

伐採地跡に到着しました。高陽山は写真中央の奥です。

伐採地跡を迂回。そこに熊の爪痕がありました(下山時に気付いたのですが)。この辺りは糞以外にも熊の気配が濃厚です。見上げると熊棚ではありませんが、熊が折ったと推察される枝だが横に架かっていました。

「清水あり」の標識から小尾根に取付きます。

少し登った所で、とんでもない急登になります。その前で休みました。
急登に挑みます。トラロープがありました。

このあたりはブナ林が見事なのですが、それを楽しむ余裕はありません。

紅葉が始りかけています。少し離れた場所ではツタウルシがきれいに紅葉していました。

山頂に到着。

山頂から少し北に進んだ場所が飯豊の眺望が素晴らしいときいていたのですが、北側はこんな状態です。これでは進む気になれません。

山名板があるのではと探すと4-5m上にありました。この山頂は積雪期の方が人気があるのでしょう。山名板も積雪期仕様です。

山頂でたっぷり休んで下山開始。秋の味覚を少し探して下山しました。ナラタケを少し見つけました。
急登場所はストックでバランスをとりながら下りましたが、誰も尻餅をつかなかったのはさすがです。
でも、みんな、足首が疲れたとぼやいていました。
無事下山。下山すると少し雨が降り始めました。
期待した眺望を見ることはできませんでしたが、静かな秋の西会津の山の雰囲気を楽しむ事はできました。紅葉にはあと半月ぐらい遅いほうが良いかもしれません。
下山後は、さゆり公園のロータスインで汗を流しました。野沢駅前の焼き肉屋で食べた味噌ラーメンはピリ辛で味は良いのですが、私たち年配者にはボリュームがありすぎました。

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