2022年01月05日 寺久保山(越床峠から往復)

越床峠から寺久保山を往復しました。久しぶりの一人度です。山でも誰に会うこともなく静かな尾根歩きを楽しめました。このルートは大きなピークはないのですが、小刻みに小ピークが繰り返します。急な斜面には落葉も多く、かなり疲れました。塩坂峠を過ぎてからは、寺久保山まで行くか、途中で折り返すか葛藤しながらの歩きでした。以前でしたら迷うことなく目的地に向かったのでしょうが、情けない限りです。
1人旅です。

かつてゴルフ場だった所がソーラー発電所になっていました。

ルート数値
距離 16.2Km(車道歩き3km含む) 累積標高 +1,420m,-1,420m 所要時間 7時間00分 (休憩込) 

行程
越床峠登山者駐車場7:50 – 馬坂山(255.5m)8:48 – 9:25鳩の峰9:40 – 9:55塩坂峠 – 藤平山(301.5m)10:20 – 山王山分岐11:00 – 寺久保山11:30 -(休憩20分) – 山王山分岐12:18 -塩坂峠13:12 – 雷電神社分岐13:28 – 雷電神社13:38 – (休憩10分) – 下山14:10 – 14:50駐車地

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
青色が今回歩いたルート

経過
今年最初の山歩きに大小山へ行こうと考えましたが、少しでも距離のある方が怠けた体には良いのではないかと、越床峠から寺久保山往復を計画しました。その後、雷電神社があるらしいので、復路でそちらに寄る事にしました。
家を6:40頃にでて約1時間で駐車場に着きました。GoogleMapに「越床ハイキングコース登山口駐車場」と表記されている場所です。

駐車場前の旧道は閉鎖されていますが、歩行者は通行できました。

その先はヘアピンカーブで標高を上げるのですが、ショートカットコースができていました。

旧道にでて少し進むと左側に小さな標識があります。

鳩の峰コースに進みます。
広い作業道なのですが、荒れてカヤの道になっています。踏み跡はしっかり付いていました。

尾根に乗りました。

振り返ると、番屋が見えました。

トラロープが付いていますが、ここはそれほど急ではありません。

越床トンネルの真上のピークを下ると峠が横断していました。そこには小さな石祠が祀られていました。

その先の小ピークにも祠がありました。数年前に寺久保山から大小山に縦走した時にここで休憩したのを思い出しました。

しばらく進むと小ピークで右に方向を変えるのですが、そこには古い標識がありました。左に尾根を降りると城山経由で樺崎に降りられるようです。

少し左に行って、三角点を確認しました。「馬坂山」というのだそうです。地名にちなんだ名前のようです。

前方に鳩の峰が見えました。右下はゴルフ場です。

また峠が横断しています。道形が見えるので最近まで使われていたのでしょうか。

鳩の峰への登りは急です。トラロープもあります。

鳩の峰に到着。山頂には神社があったそうですが、今は残骸と階段と基壇しか残っていません。祠が祀られていました。神社の再建ができないので祠にしたのでしょうか。

小さな通し穴が上と下に1個づつある石柱がありました。何でしょう。字が彫られていたのですがよく読めませんでした。

大きな石碑があります。寄進者の名前が沢山彫られていました。神社建立の時の寄進なのでしょうが、神社は無くなって、寄進者の石碑が残っているとは。

ここは足利百名山なのだそうです。

石碑の前で少し休んでエネルギー補給しました。
峰から少し下ると寺久保への分岐があります。峠ではないので寺久保から鳩の峰への道なのでしょう。

もう少し下に雷電神社への分岐があります。

右に寺久保山が見えました。まだまだ遠そうです。帰りが遅くならないか心配になってきました。

塩坂峠に到着。ハイキングコースなのでベンチで休むこともできます。

峠にタヌキの溜糞がありました。たくさんのギンナンが残っていました。イチョウの実を食べて消化されずに排出されたようです。タヌキの歯でもギンナンは潰せないのですね。それじゃあ、吐き出せば良いのにと思います。でも、あの実を食べたとは、臭くはなかったのでしょうか。
溜糞はその先でもいくつか見ましたが、ギンナンが混ざっていないものもありました。あの匂いが苦手なタヌキもいるのでしょうか。

峠からすぐ先に富士見山があります。

復路で撮った富士見山。山というより岩の上の展望台です。

富士山は見えました。

八ヶ岳は真っ白です。赤岳の辺りが見えているようです。右手前に荒船山の特徴的な山容が見えていました。

このルートでは途中、西に、樺崎方向に下る踏み跡がかなりありました。2つの峠、馬坂山、雷電神社尾根、塩坂峠です。でも峠から北では三王山への分岐まで分岐はありません。標高249m地点から西に延びている尾根では枯木で通せんぼしていました。

地上デジタル受信アンテナ。どこに送っているのでしょうか。

三角点ピーク(301.4m)に立ち寄りました。藤平山というそうです。地形図に藤平という地名は出ていないので藤平さんが命名したのかもしれません。

小さな岩場。左に踏み跡がありましたが、直登しました。

ここからも南西にきれいに尾根が派生しているのですが、ロープが張られていました。

落葉たっぷりの急な登りです。

朝日山に到着。下にソーラー発電所が見えます。

前方左に山王山が見えました。

前寺久保山に到着。だれが名付けたのでしょう。GoogleMapに載っていますが、適切な名前とは思えません。どこから見ると「前」なのでしょう。
山名板は無く、この標識に追加で小さく書かれていました。写真は復路で撮影しました。

少し進むと眺望が開けました。
やっと浅間山が顔を見せてくれました。真っ白です。右手前に榛名が見えました。

やっと、山王山分岐に到着。写真は復路のもの。

右下にはソーラー発電所が広がっています。数年前まではゴルフ場でしたが、グリーン上はすべてソーラー発電板に覆われていました。

少し岩場を通過します。

分岐から約30分で寺久保山に到着。3等三角点があります。

少し戻って、風を避けて陽だまりで休憩。
南側にはソーラー発電所。ここまで詰まっていると見事です。

先程の岩場を逆から撮影。直登します。

先程、浅間山を見た地点では、もう少し右側に赤城も見えるようになっていました。

尾根が東に方向を変えた地点で左に男体山が見えます。

塩坂峠を過ぎて、雷電神社尾根分岐まで戻ってきました。その尾根を下ることにしました。
途中でサカキが増えてきます

雷電神社までは歩きやすい尾根でした。
雷電神社には注連縄の代わりに使ったロープが残っていました。嘉永年間建立のようです。

神社の少し下で小休止してエネルギー補給。その時、マスクを持参していないことに気づきました。最近はザックにもマスクを入れっぱなしにしていたはずなのですが見当たりません。麓で人に会ったらタオルをマスク代わりにするしかありません。
そこからはその尾根を忠実に下って無量寺に下るのが最良と思われます。しかし、疲れていたので少しでも早く麓に下りるルートを採りました。
急斜面をジグザグに下ります。とにかく落葉が深く、滑らないように慎重に歩を進めました。本日一番の難所でした。

何とか転倒することなく谷まで下りてきました。少し進むと、動物避けの柵が有りました。出入口があり、それを開けて集落に出ることができました。そこからは樺崎八幡宮に立ち寄るのが普通なのでしょうが、少しでも早く駐車場に戻る事しか考えていなかったので八幡宮には寄りませんでした。
樺崎の谷の奥には山王山が見えていました。

駐車場へは約3Kmの車道歩きです。足裏が痛くなりました。
駐車場に到着して、帰り支度をしていると、オジサンが戻ってきました。大小山へ行ってきたようです。それなりに利用者のいる駐車場のようです。

今日は風呂に寄ることなく家へ直帰。山ではかなり汗をかいていたので、時々汗を拭いていたのですが、手が届く範囲だけなので上手く拭きとれません。帰宅後は乾布摩擦をしてから着換えました。おかげで風邪をひくことはありませんでした。
今回のコースは結構厳しいコースでしたが、何とか予定通り寺久保山まで往復出来て満足の山歩きでした。途中で引き返さなくて良かった。本当に。

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