秋田花山行2日目は田代岳です。
九合目の湿原では初めてミツガシワを見ました。下山時に雨に降られそうになりましたが、何とか小降りで済んで無事下山できました。でも、タケノコ採りが出来なかったのが残念です。
4人旅です。
ルート数値
距離 9.2Km 累積標高 +600m,-600m 所要時間 5時間15分 (休憩込)
行程
荒沢駐車場9:15 – 荒沢登山口9:20 – 迂回路分岐下9:38 – 迂回路分岐上10:00 – 10:13三合目(844地点)10:20 – 四合目(荒沢分岐)10:34 – 五合目(上荒沢分岐)10:43 – 九合目(湿原入口)11:33 – 11:55田代岳山頂12:25 – 九合目12:43 – 五合目13:23 – 四合目13:37 – 三合目13:48 – 迂回路分岐上13:55 – 迂回路分岐下14:14 – 荒沢登山口14:26 – 14:30駐車場
花へ
経過
前夜泊まった大館のホテルから登山口までは随分と時間が掛かりました。五色湖ロッジまでは舗装されているのですが、大川目川渓谷を右岸に渡ったあたりから舗装は途切れて、車のスピードが一気に落ちました。登山口の少し奥に「ロケット燃焼試験場」があるそうで、未舗装とは言え、整備はされているようです。大広手登山口には沢山の軽トラが駐まっていました。タケノコ採りが大勢山に入っているようです。そこからすぐ荒沢登山口駐車場に着きました。トイレのある広い駐車場ですが、駐車は私達だけでした。準備していると、トラックが試験場の方に入っていきました。今日も作業をしている人がいるようです。
沢沿いの登山道を進みます。この先で橋を渡りますが、その橋は晩秋に撤去されるようです。
二合目。このコースには登山口が一合目で、合目表示があります。地面に落ちているものや読みづらいものはありますが、九合目まで揃っていました。
迂回路分岐点。 標識が折れていました。沢道と尾根道の分岐です。
沢道は沢を右に左に渡りながら進みます。かなり荒れている道ですが、テープがあって渡渉点を知らせてくれます。
途中、少し休憩しましたが約20分で分岐した登山道と合流しました。多分、沢道が荒れてきたので尾根道を作ったのではないでしょうか。
合流地点。山頂へは右に進みます。
五合目。ここから上荒沢登山口に下りられるそうですが、その登山口までの林道は通行止めになっているとか。下りで撮った写真も追加しておきます。
この辺りからタケノコ採りのオジサン達を見かけるようになりました。タケノコを目一杯詰め込んだザックを背負っていました。また、ストックにシャツを掛けた目印を登山道に置いてありました。「ここから入ったよ。万一の時は捜してね」という合図なのでしょうか。
八合目。笹藪からヘルメットを被ったオジサン達が飛び出してきました。
音量を最大に上げたラジオを枝にぶら下げありました。この辺りは藪は濃密ですが良いタケノコが採れそうでした。
九合目。このすぐ上から湿原が始まります。
湿原。ワタスゲ満開。チングルマは花弁を落としているものが多く、まもなく果穂が出てきそうです。
池塘にはミツガシワが咲いていました。多分、私にとって初めての花だと思います。
湿原は周回ルートがあります。その分岐。「神の田」という標識が置かれていますが、高層湿原は神様の田と考えられたのでしょうね。
エネルギー補給して下山開始。頂上からの下り途中では湿原にたくさんの池塘が見えました。
湿原から下るとすぐ雨が降り始めたので、雨具を着たのですが、小止みになったので、30分ぐらいで脱いでしまいました。それから下山まで雨に降られませんでした。
でも、雨のおかげで予定していたタケノコ採りは中止。となるとひたすら下るしかありません。
下りでは沢道はやめて、迂回路を使いました。沢道よりはずっと歩きやすい道です。
途中見た「コブ」
無事下山。駐車場に戻ると拡声器の音が聞こえました。内容は分りませんので「音」です。試験場は動いているようです。
下山後、林道を下っていくと雨が降り始めました。かなりの雨量です。山中で降られなかったことに安堵しました。山でこんなに降られたら滑って転んでとんでもないことになっていたでしょう。。「タケノコ館」に寄ってタケノコを買いました。
今日の宿は湯瀬温泉です。心配になるほど古びた宿でしたが食事は美味く、温泉も良い湯でした。
翌日は、八幡平を散策する予定だったのですが、朝まで雨が続いたので取りやめました。その替り、塩釜に立寄り美味しい寿司を食べて帰路につきました。
花編
タニウツギ。駐車場の廻りに咲いていました。花のピンクが薄いような気がします。
白い花(ハタザオ?)。調べたのですがよく分りません。こんな葉はないのです。
湿原で見た花