細尾峠からヤシオの湯まで縦走してきました。
2012年に細尾峠から三ノ宿山を往復しています。その時から三ノ宿山の先も歩きたいと思っていたのですが延び延びになってやっとその機会が訪れました。
稜線上ではアカヤシオは終わって、シロヤシオがポツリポツリ程度でしたが、三ノ宿からの下りで山ツツジがたくさん見られました。ツツジ以外の花があまり見られなかったのは残念です。尾根はかつて修験道で歩かれた尾根です。少しだけ歴史を感じながら、尾根歩きを楽しむことが出来ました。でも、それほどハードなルートではないはずなのに足に堪えているのが問題です。
5人旅です。
ルート数値
距離 10.4Km 累積標高 +850m,-1,370m 所要時間 7時間(休憩込)
行程
細尾峠8:00 – 8:50 薬師岳 9:00 –(休憩20分) – 10:55 丸山 – 11:30 大木戸山 – 12:10 三ノ宿山 12:30 – 13:15 1158地点 13:30 – 15:00 ヤシオの湯
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
黒色が今回歩いたコース。
経過
小山から新4号、日光自動車道経由で、7:30頃にヤシオの湯に到着。下山後ここで汗を流す予定なので私の車をデポして、Mさんの車で細尾峠に向かう。峠にはすでに10台ぐらいの駐車がありました。アカヤシオが最盛だったと思われる先週はもっと多くの車が駐まっていたことでしょう。足尾方面からやって来た車もあったので、足尾方面にも通行できるようです。
8時頃歩き始めました。良い天気です。
15分ほど歩くと、右後ろに半月山が見えてきました。まだ新緑は山を覆うほどにはなっていないようです。
アカヤシオは終わっていましたが、シロヤシオはまだつぼみ状態です。でもシロヤシオの花も少なそうでした。薬師岳山頂は賑やかでした。男体山の雪もほぼ融けたようです。
少し休んで歩き始めました。ミツバツツジが少し咲いていましたが本数はわずかです。
ヒノキガターへの下りでは夕日岳の勇姿に、みんなの足が止まりました。
丸山手前の岩の多い上り。この稜線には岩場が少ないですが、いくつか岩の多い場所はあります。
シャリバテで、丸山まで持たずに、その手前で大休止しました。今日は気温がかなり上がっているようです。水分だけでなく、エネルギーの消費も大きいようです。丸山に近づくと、右手に大木戸山が見えてきました。
丸山に到着。
尾根の両側にも低い笹が広がっています。写真では分かりづらいですが、かなりの急傾斜です。
大木戸山への下りで左が開けて、女峰山、清滝の工場群が見えました。KRさん撮影。
登ったところは六郎地山への分岐で、その先は少しなだらかになって三ノ宿山の頂上に続きます。
三ノ宿山は大賑わいでした。ヤシオの湯から登ってきたという10名ほどのグループが休んでいました。
私たちも先客に混じって大休止。
三ノ宿山からは、東方向にも踏み跡がありました。きっと林道(河原小屋三の宿林道)からの踏み跡なのでしょう。私たちは北方向に下ります。
1188ピークでは北西に延びる尾根に踏み跡は薄いですがテープがありました。大木戸集落に下りる踏み跡だと思われます。
1188ピークで方向を東に転じて進みます。歩きやすい尾根が続いています。
1158ピークで一休み。このピークからは滝ヶ原峠方向に進む東方向の踏み跡がしっかりと残っています。私たちは北方向に進みました。
三角点ピークからヤシオの湯方面に下る方もいるようです。布テープがありました。しかし、私たちは西のピークに戻って案内板に従って下りました。
そこからの下りはヤマツツジの最盛期でした。
巡視路を下ります。急な下りもあります。落葉が厚く積もっている場所もありました。
沢に下りてくるとこんな朽ちた橋もあります。沢に水はないのでこの橋を渡らなくとも良いのですが。
ヤシオの湯に入る予定だったのですが、駐車場は満車で、バスも止まっています。この湯は洗い場が狭いのです。ヤシオの湯に入るのを諦めて、別に探すことにしました。
細尾峠へ車の回収に行って、そこから小倉山温泉へ向かい汗を流しました。800円。
帰路では、宇都宮で渋滞に巻き込まれましたが、新4号からは順調に戻ることができました。
今日のコースは下り基調で10Km未満。もっと楽に歩けるはずだったのですが、少し足に疲れが残っていました。これでは、この夏に予定している長距離の山行は無理かもしれません。少し心配になってきました。
花
この尾根ではもっと多くの花が見られると思っていたのにツツジ以外はわずかでした。
薬師岳への上り
薬師岳~三ノ宿山
ミツバツツジは咲いていましたが、本数はわずかでした。
KRさん撮影。
山桜。まだ少し残っていました。山道に花びらが落ちていて気づきました。
三ノ宿山~ヤシオの湯
鉄塔の辺りまで下りると、少し最盛期を過ぎているようでした。