今回の山歩きで見た花は多いのですが、簡単にまとめておきます。
旭岳まで
姿見平もお花畑がみられるそうなのですが、今回は花の盛りは終わっていました。
チングルマ。すべて羽化していました。この羽毛はオシベなのだそうです。朝日に映えていました。
メアカンキンバイ。花の時期が終わったものが多かった。キジムシロの仲間で、ミヤマキンバイに似ているが、メアカミンバイは小葉が特徴的で、先が粗く3つに分かれている。また花の色も少し薄く、花弁の隙間もミヤマキンバイより広い。
エゾイワツメクサ。葉は細長い。花弁は5枚だが深く裂けているので10枚のように見える。イワツメクサより大型だが、オオイワツメクサより小型。エゾイワツメクサは大雪山固有種。オオイワツメクサは日高山脈・夕張山地に多いそうだ。
北海岳まで
間宮岳への緩やかな登りでいくつか花をみた。
クモマユキノシタ。ダイモンジソウの「大」になっていないタイプのようだ。
白雲岳分岐まで
雪渓が残っていて、チングルマなども花が残っていた。
ヨツバシオガマ
キノコですが、不明。このルート全体でたくさん見ました。エゾノツガザクラに間に生えていました。
雪解けの遅かった場所にはお花畑ができていました。
エゾコザクラ
チングルマ。他の場所では羽毛になっていましたが、ここでは花盛りでした。
白雲岳避難小屋まで
分岐から下ると、小屋まで、トリカブトなどの今まで見なかった花が登場して驚きました。
エゾミヤマツメクサ。白雲岳避難小屋の脇で。エゾタカネツメクサよりも、葉、花弁が広めらしいが。
忠別岳まで
朝早い出発だったので、最初は花を見ることができませんでした。
1時間程歩いて最初にでてきたのはコマクサです。
ハイオトギリ。少し大型の花が見事でした。大雪山にはダイセツヒナオトギリという種があるようなのですが、名前の通り小さな花だといいます。
コバノイチヤクソウ。イチヤクソウはガクの切れ込みが深く、細いガクですが、「コバノ・・」はガクの切れ込みが浅い。この写真ではその中間のような気がするが、生育場所も考慮して「コバノ・・」で問題ないと思われます。
ヒサゴ沼分岐まで(化運岳麓)
湿地帯と草地が広がり、いくつもお花畑が見られた。
エゾコザクラ
ホソバウルップソウ。細葉には見えませんが、本州にあるウルップソウはもっと太い葉をしているらしいです。
そのお花畑を区切るように灌木帯があって、その近くには別の花が見られた。
ミヤマホツツジ
南沼まで(トムラウシ山麓)
岩の多いルートですが、花もしっかり咲いていました。しかし、疲れが溜まってきて次第にシャッターを切れなくなってしまいました。
ニッコウキスゲ。天沼の南で。今回の山歩きではここで初めてみました。
最終日コマドリ分岐まで
下山まで
この間は疲れMaxで余り写真は撮れていません。