2016年 11月12日 鳴神山・岳山周回

久しぶりに安蘇の尾根を歩いてきました。紅葉は期待外れでしたが、静かな尾根歩きを楽しむことができました。
鳴神山から座間峠まではマーキングテープがたくさんあるのですが、岳山からの南に延びる尾根では、踏み跡はありますが、テープは少ししか見られません。毎度のミスルートをやっちまいました。尾根の下りはボケーッと歩いてはいけません。
847.7m三角点峰からの下りの最後では枯れた倒木の間を無理やり林道に下りました。上着とズボンがゴミだらけになりました。
単独旅です。
s-rimg7565

ルート数値
 距離 16.0Km 累積標高 (+1,530m -1,530m) 所要時間 8時間00分(休憩込)

行程
駐車地7:25 – 8:45鳴神山9:00 – 10:40鍋足沢の頭 – 12:20座間峠 – 13:45岳山 – 14:10三角点峰- 14:40林道へ-15:25駐車地

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
s-20161112-%e9%b3%b4%e7%a5%9e%e5%b1%b1%e3%83%bb%e5%b2%b3%e5%b1%b1%e5%91%a8%e5%9b%9e

経過

木品登山口横に駐車しようと思っていたのですが、そこには工事用のプレハブが建って、土木工事機械がおいてありました。工事の邪魔になっては申し訳ないので、少し戻った路肩に駐車しました。
s-rimg7510

この登山口から登るのは初めてです。
大滝がありました。
s-rimg7511

登山道は広いのですが、昨日の雨で岩や木橋の上は滑ります。
s-rimg7513

便意を催してきました。私は、山では便秘ぎみになることが多いのですが、たまには山中で催すことがあります。誰も来ないだろうと道端で用を済ませて、ズボンを整えているところで、男性登山者が通りかかりました。まずいところを見られてしまったものです。そこでは軽く挨拶をしただけですが、その登山者にはこのあと何度か言葉を交わすことになります。
一部分、コンクリートで固められた道もありました。荷物を運びあげることがあるのでしょうか。
s-rimg7516

大岩の前を通過します。
s-rimg7517

峠近くまで登ってくると、カッコウソウの群生地がありました。今春、駒形口から訪れたときは大勢の登山者がいましたが、今は何の形跡もありません。人もいません。
s-rimg7518

鳴神山山頂に到着。こんな立派な鳥居あったかなあ。
s-rimg7520

先ほどの登山者が休んでいました。熊谷からきたそうです(熊谷のXさんと呼びます。iwanobさんのようです。ヤマレコにレポがありました。)。
山頂からは多くの山を眺望できました。
袈裟丸・皇海山。
s-rimg7521

日光の山々。少し冠雪しています。左手のなだらかな山容は大平山です。
s-rimg7522

中央の山がこれから向かう岳山です。
s-rimg7525

西側には浅間山が見えました。もう真っ白です。
s-rimg7530

富士山も。
s-rimg7533

これから歩く山々。袈裟丸方向に鍋足沢の頭まで向かってから、東に折れて岳山まで、そこで南に尾根を下ってきます。
s-rimg7534

Xさんより先に、椚田峠方向へ下り始めました。
すぐ第一展望台と呼ばれる西方向が開けた場所につきます。
赤城が正面に見えました。
s-rimg7538

遠くに、奥秩父の山々。
s-rimg7539

椚田峠に到着。祠に新しい鳥居と賽銭箱が寄進されていました。
s-rimg7540

峠から少し登って、この看板のある場所で休んでいると、Xさんに追い越されました。「やまの町桐生」によるとこの看板のある場所が973m地点で子繋山となっていますが、この看板は973m地点より少し南側にありました。
s-rimg7541

子繋山近くからの展望。岳山まではまだまだです。
s-rimg7544

その北側の小ピークで腹ごしらえ。今日はカップヌードルと大きなおにぎり。最近山でよく食べるようになりました。
s-rimg7545

この辺りまでは2年前に歩いています。ここから尾根を西に下りました。そのとき、座間峠方面への下り口を確認しておきました。この下りはわかりづらいです。
北へ延びる尾根を進みます。このあたりは、桐生市側は檜の植林地、みどり市側は自然林です。
s-rimg7548

アンテナがあるので、なんだろうと近づいてみると雨量観測所でした。
s-rimg7550
s-rimg7551

鍋足沢の頭の少し南に桐生市基準点No135がありました。
s-rimg7554

鍋足沢の頭に到着。
s-rimg7558
s-rimg7557

この先で東に延びる尾根に方向を変えますが、地形図では随分とわかりづらそうでした。右側を凝視しながら歩いて行ったのですが、下る地点はテープやら標識が一杯あって拍子抜けしてしまいました。この標識を東に下っていきます。
s-rimg7559

いい感じの尾根が東方向に続きます。
s-rimg7563

樹間に草木湖・男体山が見えました。
s-rimg7565

少し岩があったりして、いい尾根です。
s-rimg7568

949地点の東側のピークへの上りはかなりの急傾斜でした。しっかりと木に掴まって登るとそこからは座間峠までなだらかな尾根でした。
座間峠に到着。
s-rimg7571

鍋足方面。
s-rimg7572

熊谷のXさんはここから鍋足へ下るといっていましたが、すでにいません。速いなあ、それとも私が遅くなってしまったのかと思いながら歩を進めると、西に展望のきく場所で休憩しているXさんがいました。
少し会話して岳山へ向かいました。
上ると、残間山への分岐にでました。右に進むとすぐ岳山に到着です。
名前が違います。「白萩山」ですって。帰宅後調べると「岳山は誤称」なのだそうです。「しらはぎやま」です。間違いは正さなくてはなりませんが、一度間違うとその間違いが拡散する場合もあるのでそれを正すのはとてつもなく大変です。
s-rimg7577

「岳山」の山名板が落ちていました。
s-rimg7578

ここからは南に延びる尾根を下ります。さあ、南へ出発と歩き始めたのですが、気が付くと太陽が右側にあります。まだ、13時ころなので明らかにおかしいので立ち止まりました。どうやら東に延びる尾根に入ってしまったようです。それで、右側の尾根に移ったのですが、その右側にさらに立派な尾根がありました。このミスルート、時間にして約10分で修正できたのですが、下りのルートファインディングの難しさを再認識させられました。以前にあったのですが、私は熊鈴の単調なリズムを聞いていると方向感覚がマヒすることが良くあります。注意しなくては。
この尾根も歩きやすい尾根です。右手には鍋足沢の頭が見えていました。
s-rimg7579
s-rimg7580

標高約930m峰(赤粉山と云うそうです)への上り。かなり急です。
s-rimg7581

赤粉山を南に下るとすぐ大岩の上にでます。私には下れません。
s-rimg7582

少し戻って西から見てみました。こちらからも進めそうにありません。大岩の右は大きな崖になっていて大きく迂回することもできません。
s-rimg7583

しかし、よく見るとこの岩は2つに割れていて、その割れ目部分が楽に歩けるようになっていました。
s-rimg7584

通過後、大岩を見上げました。帰宅後調べると、割れた西側の岩に上るとよい眺望だそうです。
s-rimg7586
s-rimg7587

三角点峰北側のピークの大岩。西に巻道があります。
s-rimg7588

三角点峰847.7m。「火打石山」という山名板があったようなのですが、見つかりませんでした。
s-rimg7590

三等三角点です。
s-rimg7591

この尾根の主稜線はここから東に進んでから南に延びていきます。東への下りはかなりの急傾斜らしいです。山頂から見る範囲ではその険しさはわかりません。黄色テープがありますから歩いている人はいるようです。
s-rimg7592

三角点峰からは主稜線を離れて南西に下りました。植林地内の尾根で方向を間違えそうなので、GPSに地図を表示させて、コンパスで方向を確認しながら下りました。
20分ほど下ったところで、単独の登山者に遭遇しました。かなりびっくり。林道から作業道を登ってきたそうです。どこまで行けるかわからないが行けるところまで行って戻るといっていました。
その男性が登ってきた作業道。
s-rimg7593

計画では、尾根を直進して大岩を巻いて林道に下りる予定でした。その方向。
s-rimg7594

でも、作業道を下れば林道に下りやすいだろうという判断でその作業道を下りました。その判断は間違っていたかもしれません。
ジグザグに作られた作業道を下ると林道の法面の上にでました。その作業道は使われていなかったようです。今更ロープを出すのもはばかられたので、枯れた倒木に掴まって林道に下りました。
s-rimg7596

最後の下り方は選択ミスだったようです。上着からズボンまで埃だらけになってしまいました。
舗装された林道を右に進みました。次第に高度は下げているのですが、谷の奥に入っていきます。左に進んでトンネルの方に行けば山道で鍋足集落へ行けたのかもしれません。
途中、作業道への分岐がありました。三角点峰から西に延びる尾根を下ってこの道にでれば楽だったかもしれません。
s-rimg7597

この林道は見事な橋の先で行き止まりになっていました。
s-rimg7598
s-rimg7599

高沢林道、県道343号の舗装された道を駐車地まで進みました。
s-rimg7600

紅葉。
s-rimg7601
s-rimg7603

コツナギ登山口
s-rimg7604

県道わきの岩場に庚申塔がありました。
s-rimg7605

何故か頭が欠けた石仏。
s-rimg7606

その上は大きな岩でした。落石防止のためのネットが大掛かりです。
s-rimg7607

この先の路肩にホンダ車が止まっていました。尾根で出会ったXさんでした。無事、下山したようです。
無事駐車地に到着。舗装された林道県道を3.1Km40分。気は楽ですが、足は尾根歩き以上につかれます。

カテゴリー: 安蘇 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です