奥日光の根名草山へ行ってきました。天気が良かったからかもしれませんが、眺望が楽しめて予想していたよりずっと魅力的な山でした。ただ、紅葉には早すぎたようです。
KRさんとの二人旅です。
ルート数値
距離 10.9Km 累積標高 (+1,020m -1,020m) 所要時間 7時間30分(休憩込)
行程
トンネル入口P7:00 – 7:30金精峠 – 8:35温泉ヶ岳8:55 – 10:00念仏平避難小屋10:20- 11:05根名草山11:30 – 12:15念仏平避難小屋12:25 – 13:55金精峠14:00 – 14:30トンネル入口
経過
早めに小山を出た上に快調に車を走らせることができたので、金精トンネル前の駐車場へは予定より1時間早く着きました。しかし、後2-3台の空きを残すだけでほぼ満杯でした。
金精山を見上げます。最初の目的地の金精峠はその右のコルです。良い天気です。紅葉にはまだ少し早いようです。
金精峠までは急登を30分登ります。この登り下りが今回のルートで一番の難所です。
1カ所ザレ場をトラバースします。危険という程ではありませんが、慎重に歩を進めます。
急登には木段が作られていますが、壊れている箇所もたくさんあります。しかし、壊れていてもスタンスになるので助かります。
コメツガ・シャクナゲの山道を進みます。コケが沢山生えています。
山道は、所々眺望がきく場所がありました。
金精山。堂々としています。
標高があがると、白根山が威容を見せます。金精山は小さく見えてしまいます。
菅沼方面。四郎岳・燕巣山が見えます。今日は最初は四郎岳に登ろうかと考えたのですが、沢に水が多そうなので止めました。
温泉ヶ岳分岐。根名草山の標識は割れて「根」だけになっています。「名草山」は下に落ちていました。
霜柱ができていました。金精峠でも見られましたが、こちらのが立派です。
北側・東側に展望が開けていました。
北方面。根名草山は見えませんが、燧岳、会津駒ヶ岳が見えます。前方のなだらかな山は2325mピークでその頂上右下に白く点に見えているのが念仏平避難小屋です。
大真名子山・太郎山が堂々としています。女峰山・小真名子山は太郎山に少し隠れています。太郎山と小太郎山の間の谷が随分と大きく深く入り組んでいるのが良くわかります。山王帽子山は太郎山の前にあるのですが、目を凝らさないと分かりません。
分岐に戻って、温泉ヶ岳をトラバースするように東に巻いて笹道を進みます。道は一部斜めになっているので、笹を掴んで歩くと安定します。冬は歩けないでしょうね。
切込・刈込湖の左上に於呂倶羅山がこじんまりと見えます。その左の2207m峰が堂々としているように見えます。右下は三岳。
ここで、最初の登山者と行き交いました。朝6時に歩き始めたそうです。それでも、私達よりずっと早い健脚者です。
大きく掘れてしまっている箇所もあります。
水場。避難小屋跡の直ぐ先にありました。新避難小屋までは15分です。水を飲んでみましたが、冷たいですが美味しいとは思いませんでした。
トイレはありません。小屋前に小さめのスコップが置いてあるのですが、私は冬場の雪掻き用かと思ったのですが、KRさんが小屋内のノートを読んできて、便を埋めるためにそのスコップを使うのだと教えてくれました。
休んでいると、女性単独者が下りてきました。6時過ぎに歩き始めたそうです。
私はゆっくりと腹ごしらえしてから歩き始めました。
小屋の直ぐ裏にも水が流れているのですが、そのまま飲むのはためらわれました。すぐ枯れそうな弱い流れでした。なだらかな2325m峰の横を過ぎるまではぬかった道が続きます。
やっと、根名草山が見えてきました。いままでは2325m峰が邪魔して見えなかったようです。左の山が根名草山です。
山頂からは、樹木が邪魔をしているのですが、北側と東側だけは開けていました。
北側。奥に会津駒ヶ岳が見えます。その右前は黒岩山です。
東南東。奥に、男体山・大真名子山・太郎山・女峰山。女峰から左に下ったところのピークは三界山です。その左前は高薙山。手前右から左に大きく伸びる尾根は念仏平から北東に延びる尾根です。
山頂では、太田から来たという3人グループと一緒に休みました。このグループとは、温泉ヶ岳の北で会って、私達が追い越したのですが、小屋で休んでいる内に追い越されたのでした。私達と同様平日登山を楽しむことができる年代のグループでした。
休んでいると、北から、オジサン単独者が登ってきました。女夫淵から手白沢温泉経由で登ってきたそうです。折り返して戻るとか。見事な健脚です。
頂上から下って、振り返りました。
下る途中で西に開けた場所があります。
武尊の右奥に苗場山まで見えました。
金精峠で少し休んでから駐車場へ下りました。やはり急傾斜地は下りが神経を使います。
朝、気になった廃道を見てみました。
無事、駐車場に戻ってきました。
まだ、大半の車が残っています。大部分の方は白根山方向にじっくりと歩いているようです。
下山後は、温泉寺の温泉で汗を流しました。熱い白濁した温泉でした。500円也。
設備は整っていませんが、疲れは取れるような気がします。
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