2016年 12月15日 熊鷹山・丸岩岳

久しぶりに熊鷹山へ行ってきました。約4年前に奈良部山経由や根本山経由で登っています。一番変わったことは稜線から笹が消えたことでしょうか。4年前は丸岩岳周辺は低い笹に覆われていたのですが、その笹は消えていました。よく見ると小さな株が多少残っています。春になれば新芽がでてくるのでしょうか。それともシカに食べられてしまったのでしょうか。
いい天気でした。稜線では風花が舞っていました。積雪した八ヶ岳まではっきりと見えたのは初めてのような気がします。4人旅です。

丸岩岳。笹がありません。
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ルート数値
 距離 7.1Km 累積標高 (+770m -770m) 所要時間 4時間15分(休憩込)

行程
駐車地9:40 – 10:06新道分岐(沢) – 10:28熊鷹山12:04 -12:42丸岩岳 – 12:50新道分岐(尾根)- 13:32新道分岐(沢)- 13:55駐車地

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
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経過
今日はゆっくりスタートです。8:00に小山を出発、SKさん宅に寄って小戸登山口に9:20頃に着きました。それにしても小戸林道は荒れています。こんな所でタイヤパンクなど考えたくもありません。タイヤに強い刺激を与えないようにスピードを落として慎重に進みました。角の尖った岩がいくつか転がっていました。それに乗り上げたら絶対パンクしそうです。
登山準備をしていると、プリウスがやってみました。オジサンが小さなザックを背負って、私たちより先に歩き始めました。かなり山慣れしているようです。このオジサンと山で会うことはありませんでした。
私はこの辺りは何度か歩いていますが、小戸口-熊鷹山間は下った事はありますが登りは初めてです。

登山道は荒れていますが、倒木は歩きの邪魔にならないような程度には片付けられていました。沢内も片付けてもらえると嬉しいのですが、無理でしょうね。
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まな板の滝
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登山道には何か所か木橋が掛かっていますが、縦の丸太はまだしっかりしていそうですが、横木がかなり朽ちてきています。注意しながら一人ずつ通りました。
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いくつか滝を通り過ぎると「十一本杉」に到着。数えると11本の杉がきれいに並んでいます。
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右岸に渡るとすぐ「いちろう新道」の取付地点です。かつては小さな標識があったような気がするのですが、なくなっていました。切株に石が置かれていました。写真は下山時のものです。
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夫婦杉
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沢にはワサビ田跡がたくさん残っていました。
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登山道は上部で、本流から東にそれて涸れ沢を登っていきます。
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途中から落葉で踏跡がわからなくなります。テープを頼りに、急な斜面を一気に登りました。
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するとはっきりした登山道にでました。登山道は小さな尾根を越えて、本流の谷をトラバースぎみに尾根に向かいます。
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尾根にでました。
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壊れそうな鳥居はまだ健在でした。
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きれいな石祠。
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まもなく山頂です。霜柱がきれいに残っていました。
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熊鷹山山頂。
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展望台からの風景。
西方面。浅間山から赤城。浅間山・黒檜山は真っ白です。手前に三境山がどっしりと構えています。
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その左手。鳴神山の先に真っ白に冠雪した山なみがみえました。八ヶ岳です。熊鷹山から八ヶ岳を確認したのは初めてのような気がします。今朝、50号線を西に向かっているときも浅間山の左手に雪山をはっきりとみました。それも八ヶ岳だったのでしょうね。
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南西方面。丸岩岳。その右奥は野峰。丸岩岳の向こうに富士山がみえています。
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南東方面。筑波山。目を凝らすとスカイツリーが見えたのですが、写真では無理でしょう。
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東方面。石裂山方面です。
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北東方面。横根山から地蔵岳へのきれいな稜線が見えます。
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男体山、女峰。白根山は雪雲に隠れていました。風花は日光から飛んできたのでしょうか。
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袈裟丸方向。雲に隠れています。
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山頂の南東側で風をよけて大休止。

休憩後、丸岩岳へ向かいました。この尾根はかつては背の低い笹で覆われていたはずです。枯れたのなら枝の部分がたくさん残っているはずです。鹿に食べられてしまったのかもしれません。
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この先で大失敗。落葉の下りで滑ってしまったのですが、その時に、ストックに横方向の力を掛けてしまったようです。アルミのストックは見事に曲がって、元に戻そうとしたら折れてしまいました。5年以上使っているものなので、一部劣化が進んでいたのかもしれません。最近は、一本だけで使うことが多いのですが、劣化を考えると新しいものに買い替えた方が無難かもしれません。

丁目石。二十三と二十一を見ました。
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振り返ると熊鷹山がそびえています。
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丸岩岳に到着。ここにも笹はありません。記憶では笹原の山頂というイメージだったのですが。
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丸岩岳から少し下ると、いちろう新道の分岐です。分岐近くの石祠。まもなく壊れそうです。
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新道は最初は急な下りです。落葉たっぷりで不安定な下りでした。そこからは踏跡がわからない地点が増えますが、テープがしっかりと沢まで誘導してくれます。
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沢近くまで下り来ると、根本が黄色い木が目立ちました。黄色いのは樹皮の内側の色で、どうやら、鹿か熊に食べられたようです。その近くに、落葉が丸く凹んだ場所がありました。熊がどっこいしょと座ったのでしょうか。そうだとするとかなり生々しい現場です。
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沢が見えてきました。
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すぐいちろう新道の終点、沢道との合流地点に着きました。
駐車地に戻ると、オジサンのプリウスはありませんでした。

好天の中、楽しく歩くことができましたが、このコースはやはり春の花の時期が一番です。ヤシオ、ツツジの時期に来ることにします。冬はもういいかな。

カテゴリー: 安蘇 パーマリンク

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