2016年 12月9日 古賀志山・鞍掛山

宇都宮の古賀志山から鞍掛山を周回してきました。先週の裏妙義に引き続いてのクサリ場の多い山歩きです。先週より、距離、累積標高は数値的には大きいのですが、先週ほどは緊張せずに歩くことができました。少しは岩稜に慣れたのかもしれません。好天に恵まれて陽だまりハイクを楽しむことができました。
古賀志山は東南稜から登り、時計回りの周回です。
SGさんとの二人旅です。
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ルート数値
 距離 12.2Km 累積標高 (+1,130m -1,130m) 所要時間 7時間(休憩込)

行程
駐車地7:50 – 8:17登山口 – 9:06東陵見晴9:13 -9:20古賀志山9:35 – 10:22(559峰)10:29 – 12:03(431峰) – 13:09鞍掛山13:15 – 14:00-鞍掛山登山口 – 14:50駐車地

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
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経過
7:30頃森林公園駐車場に到着。駐車場は入ることはできないのでその前の路肩に駐車しました。すでに多くの車がとまっていました。駐車場は8:30に開くようで、それを待ちきれない登山者が前に駐車するようです。
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準備後、歩き始め。赤川ダムからみた古賀志山。右のピークが東陵見晴で、左が古賀志山山頂のようです。
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林道分岐。左に進みました。下山後は右の林道から戻りました。
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芝山橋に着きました。古賀志山北コースは最も一般的なコースですが、現在は途中の橋が崩落して通行不可になっているようです。
しかし、舗装道は通行できませんが、右岸に北コースにつながる細い道がありました。
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芝山橋には、東尾根の末端が伸びてきています。尾根に取り付く山道がありました。しかし、舗装された林道をもう少し西まで行ってみることにしました。林道からはいくつか尾根に取り付く踏跡があります。
私たちが山に入ったのはこの標識の場所からです。マジックで「東陵」と書かれていました。
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作業道が奥に進みます。踏跡は薄いようです。
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倒木を避けると踏跡が薄くなってガレ場を登りました。
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すると、斜面をトラバースしている細い道にでました。後で知ったのですが、この道は岩下道のようです。
小さな尾根を越えて東南稜にでました。
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ここからはクサリ場が連続します。4か所のクサリ場が次々と登場します。
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3つのクサリ場を登ったところで、軽装のおじさんが下りてきて、「最後の岩場が一番厄介だよ」と教えてくれました。たしかに最初の足場が置きにくいのですが、新しいクサリに掴まれば難なく登れました。ここは4か所とも新しいクサリがあるので助かります。
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東陵見晴に到着。こんな説明版がありました。実は、この説明を見るまでは、私たちが登ってきたのが東陵だと思っていました。しかし、東陵は分岐して東陵・東南稜にわかれるようです。
今回私たちが登ってきたのは、最初は「旧道」だったようですすが、途中で別れて、「岩下道」に入って、東南稜に来たようです。いずれにしても、楽しいコースでした。
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見晴からの眺め
南方向
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南東方面。手前に多気山、遠くに筑波山がみえました。
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古賀志山に到着。誰もいませんでした。駐車していた車の主はどの辺りを歩いているのでしょうか。
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腹ごしらえをして、北に向かいました。ここを左に下りて、富士見峠へ向かいます。直進すると東陵見晴です。s-rimg8018

富士見峠。
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峠の西側は植林地なのですが、「宇高学校林」となっていました。あの進学校が山を持っていたとは驚きです。
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峠を登ると、見晴らしの良い場所に出ました。木々が伐採されて、あとの木がまだ育っていないようです。
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白根山は真っ白でした。
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西方向には横根山がどっしりと構えていました。
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南西方向。三つ並んだ右の山が赤岩山です。その右奥に二股山が見えます。
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北に進むと、松の生えた岩稜がみえました。559m地点から西に延びる尾根のようです。
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559m地点南のピークでは中尾根が分岐しています。中尾根はクサリの多い尾根だそうです。次回こちらに来た時には挑戦してみましょう。
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「至る鞍掛」の標識を右に進むと559m地点です。
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そのピークでオジサンが休んでいました。このあたりを色々と歩いているようで、春はカタクリ・アカヤシオがいいですよと言っていました。
温度計が木に縛られていました。少し風がありますが、歩いているとちょうど良い風です。休んでいると寒いですが。
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559m地点からの景色。
北方面。
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北西方面。鞍掛山が見えます。その奥は篠山連峰のようです。
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「至る鞍掛」の標識に戻って、進むとすぐ、大岩にぶつかりました。頼りなさそうなロープとクサリが見えます。
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これを登るのか面倒だなと思っていると。右下に小さな標識があって、巻道がありました。
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大岩を巻いて反対から見ると、下りることはできない岩場で、クサリもありませんでした。もし大岩に登っていたらクサリを戻るしかなかったようです。大岩は先ほどの松の岩稜の付け根でした。
手岡(ちょうか)峠付近。標識は見当りませんでした。
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494地点への分岐付近。
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樹間にシゲト山、鞍掛山が見えてきました。時間の都合で、鞍掛山に寄らずにショートカットする可能性も考えていましたが、どうやら、計画通りに歩けそうです。
シゲト山は鞍槍ともいうそうですが、地形図では、確かに、東西方向から見ると随分と尖って見えそうです。
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猪倉峠に下りてきました。
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峠からは急傾斜を登ります。「リョウブの木」の標識の前で大休止。
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まもなくシゲト山山頂です。岩の間を登っていきます。
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山頂からは日光、高原の山なみを見ることができました。そこから下って、登り返せば鞍掛山です。
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三角点もあります。
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少し尾根道を進むと大岩に着きます。アルミの梯子を登って大岩の上へ。
大岩からの眺め。
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尾根は南に方向を変えますが、そこで谷に下りていきます。ロープが張られていますが、かなりの急傾斜です。こんな、標識が。私たちは尾根コースを歩いてきました。
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少し下るとこんな標識があったので右方向に行ってみました。
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大岩を抉って小さな流れが滝になっていて、そこに鞍掛山神社がまつられていました。
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神社は割れ目の中にあるようです。
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岩だらけの沢を下ります。
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双体神だそうです。
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登山口まで下りてきました。
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ここからは舗装された林道の歩きです。
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この先が中尾根末端。
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壊れている北コースの橋がみえました。水が少ないときは難なく渡渉できそうです。
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約50分の林道歩きで駐車場に戻ってきました。
少し疲れましたが、楽しい尾根歩きでした。

カテゴリー: 前日光・県央 パーマリンク

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