2016年 9月5日 大嵐山(南会津)

南会津の大嵐山(おおあれやま)へ行ってきました。沢沿いの山道、湯ノ倉山への尾根道の周辺はすばらしい林相でした。おかげで紅葉前の中途半端な時期の山歩きでしたが、十分に歩きを楽しむことができました。今回は天気の良さそうな場所ということで南会津を選択したのですが、ずばり的中。山頂からの眺望も楽しむ事ができました。ただ、ガイドブックにあるように「360°の大展望」とは言えませんでしたが。
他に誰にも会わない静かな2人旅です。
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ルート数値
  距離 7.2Km 累積標高 (+1,020 -1,020m) 所要時間 5時間15分(休憩込)

行程
  林道終点P7:40 – 下の分岐7:50 – 9:10 上の分岐 9:20 – 10:05 大嵐山 10:35 – 11:15 上の分岐 – 11:45 湯ノ倉山 11:55 – 12:45 下の分岐 – 12:55 林道終点P

ルート図
20160905-大嵐山

経過

最近の私は山歩き日和に恵まれていないようです。良い天気の時は他に用件があって行かれず、行こうとするときには天気に恵まれません。カッパを着て歩く根性があればどこでも行けるのですが、せっかく山にいくのだから少しは眺望も楽しみたいと思ってしまう。先週は何とか大小山でお茶を濁したのですが今週はもう少し標高の高いところへ行きたいと思っていました。
最初に日光太郎山を予定したのですがどうも天気が曇りがちでパッとしません。尾瀬なら多少晴れが見込めそうなのですが、今回は日帰りにしたい。ということで、次に三岩岳を予定しました。しかし、朝の5時に自宅をでても下山時刻は15時を過ぎてしまいます。もう少し簡単に歩ける山ということで、大嵐山に決まりました。
北アルプスから戻って2日しかたっていないKRさんとの二人旅です。

小山を5時少し前に出発して、湯ノ花温泉には7:30頃に着きました。弘法の湯の少し先を左に入ると、駐車場と案内板があります。そこからすぐ林道に入れました。林道は左右から伸びた草に覆われてきますが舗装されているので難なく終点まで数分でたどり着きます。勿論私達の車だけです。標識・登山ポストなどが整備されています。
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登山口から数分で別の林道に合流します。
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10分ぐらいこの林道を進むと、湯ノ倉山への分岐に到着です。写真は下山時撮影。ここは渡渉、直進して大嵐山へ向かいます。ここに至るまでに植林地は消えて自然林になりました。
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山道は沢沿いに進みます。すばらしい林相です。木の名前は良くわかりませんが、サワグルミ・トチノキ・ブナなどが見られるようです。
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5-6回渡渉します。水量が多いと足を濡らすことになりそうですが、今回は無事渉れました。
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次第に流れが細くなり、やがて流れはなくなりました。このルートにはしっかりとピンクテープがついています。古いテープが見当たらないので、テープについても整備されているのかもしれません。多分、登山初心者も多く登る山なのでしょう。
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美しい木々。
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山道は沢から離れて急な斜面をジグザグに登っていきます。谷筋ではありますが風が程よく吹いていて汗は出ていますが、暑さをそれほど感じません。
分岐に到着。大嵐山へは直進。湯ノ倉山へは右に進みます。その分岐で小休止。
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急斜面の登りにはトラロープもありましたが、使わずとも登れます。
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分岐から約15分で稜線にでました。稜線では少し林相が変わります。笹・シャクナゲが増えてきます。
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スキー場が見えました。
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稜線は所々東側が崩落しています。
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稜線にでてから約30分で頂上に到着。標識の右奥から登ってきました。そうなのです。この標識は登山者におしりを向けているのです。
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別の山名板。
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尾瀬方面。燧ヶ岳が目に入ります。
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中央に田代山。その右のとがっているのが帝釈山。田代山の左奥は根名草山です。男体山は雲に隠れていました。
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東方面。中央の雲がかかっているのが荒海山です。
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北方面。左手の上部が平らな山は真名板倉山のようです。舘岩川に沿って集落が見えています。
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西方面。木が邪魔してよく見えませんが、中央が窓明山。その左が三岩岳のようです。
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会津駒ヶ岳方面。なだらかな稜線です。
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エネルギー補給後下山しました。分岐から湯ノ倉山へ向かいます。その尾根はなだらかで見事な森でした。
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湯ノ倉山。
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南東方面に先ほど登った大嵐山が見えます。
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湯ノ倉山からの下りではいくつかきれいなきのこを見つけて写真を撮る事ができました。もちろん、食用になるかどうかは不明です。(タマゴタケ?)
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山道が尾根から谷に下りると次第に沢の流れが聞こえるようになって、下の分岐に到着しました。
林道終点に戻ると、そこには私達の車だけでした。やはり今日の登山者は私達だけだったようです。
紅葉時期にはまだ早いので静かな山歩きになりました。そして、清々しい気分になれた山歩きでした。
時期を変えてまた訪れてみたいですが、もう少し近いと良いのですが。

下山後は、弘法の湯で汗を流しました。200円なり。
KRさんが今市でたまり漬けの素を買いたいというので鬼怒川経由で帰りました。

帰宅後、地図をよく見ると、大嵐山は密藪で有名な枯木山に続く尾根上にあります。「それがどうした」と言われても何の返答もできないのですが、しばらくボケーッと地図を眺めていました。
歩きの翌日、脚が筋肉痛になっています。飯豊から帰ったときでも筋肉痛にはならなかったのに。やはり、「ひさしぶりの山歩き」になるとこうなってしまいます。

カテゴリー: 尾瀬・東北 パーマリンク

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