2016年 7月31日 金城山(新潟)

南魚沼市の金城山へ行ってきました。春にカタクリ見物で2度坂戸山へ行ってますが、その時その勇姿を見ていつか登ってみたいと思っていました。しかし、かなりハードな山歩きとなりました。
まず、この時期に低山を歩くのは堪えます。好天の日差しが照りつけました。そしてこの山、とにかく急な直登の連続です。ロープ・クサリ場が多く、崩壊寸前の細尾根もあります。汗だくでヘトヘトになって下山しました。
4人旅です。
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ルート数値
  距離 8.4Km 累積標高 (+1,150 -1,150m) 所要時間 9時間05分(休憩込)

行程
登山口(5:00) – 5合目(7:30-7:40) – 避難小屋(9:45) – 山頂標識(10:09) – 滝入分岐(11:23) – 登山口(14:05)

ルート図
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経過

前夜に小山を出て、登山口近くで仮眠。早めに下山するために朝5時前に登山口の駐車場に入りました。駐車場は7-8台は駐まれそうでした。
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登山口の注意情報。
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登山届ポストがありました。鍵がかかるようになっていました。個人情報の保護のために非常にうれしい対応だと思います。
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しばらく舗装された道なのですが、非常に滑りやすくなっていました。注意しながら歩を進めました。
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水無コースと滝入コース分岐。情報では水無コースは下山には使用しない方が良いという事なので、水無コースで登って、滝入コースで下山することにしました。
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杉林を抜けると、渡渉地点です。水量が少なく簡単に渉れました。
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2つめの渡渉。今回のルートには、赤ペンキの印が随所に付けられていました。
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途中、2又に分かれる場所がありましたが、ピンクテープに従って左の道を選択しました。
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すると、急な斜面にぶつかります。クサリがあります。
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クサリ場を登っても急な斜面が続きます。
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尾根にでるとそこは2合目でした。
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尾根道を進みます。日差しが厳しくなりました。
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振り返ると南魚沼の田園風景です。雲海もまだ切れていません。
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このコースは崩落場所が数カ所あります。両方が切れ落ちた幅30cmぐらいの尾根もあります。バランスの悪い私にとって嫌な場所でした。
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5合目は大岩の下でした(写真を撮り忘れたので振り返って撮りました)。ブルーシートが置いてあったのですが、非常の場合に使ってくださいということなのでしょうか。
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5合目の直ぐ先に岩をまく場所があります。一瞬道が無くなったように思われますが、転落しないようにクサリを使って回り込んで岩の横をよじ上ります。
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6合目の先に岩棚部分を進む箇所があります。クサリがあるのですが、濡れた落ち葉や苔で滑りやすくなっていました。勿論、落ちたら...
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やっと避難小屋に到着。中にトイレもありました。
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避難小屋を過ぎると直ぐこれから進む岩峰が見えてきます。
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岩峰入口に石仏が祀られていました。私達の安全を願ってくれているのでしょう。
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中央に石碑が見えています。左上が山頂のようです。右の大岩を右に回り込んでチムニー状になった場所を登ると石碑の横の平らな岩にでます。
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岩の上は眺望満点です。
六日町方面。
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坂戸山方面
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東方向。巨岩の間に顔を出している緑のピークが本来の金城山のピークなのかもしれません。立ち寄りませんでした。
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巻機山方向。ちょうど雲に隠れてしまいました。
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4体の石碑。
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展望の岩を降りて絶壁上の山道を数分進むと、金城山の山頂標識があります。
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振り返ると、怖々歩いてきた絶壁上の道が見えます。先ほど登った眺望岩は中央の少し低い平らな岩です。
確かに向こうのピークが今私のいるピークより高く見えます。
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山頂標識ピークからクサリで降ります。
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下りは一気に降りたいところですが、クサリ・ロープの急降下が有ってなかなか勧めません。
標高1190m付近の分岐。南西へ伸びる尾根は高棚コース・北之入コースへの下り口ですが、テープで通行禁止になっていました。
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水場へ60mの標識が落ちていました。水場に立ち寄るかどうか、メンバー全員、「パス」でした。
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八合目を過ぎて、坂戸山を見ての下りは次第に急になってきました。
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滝入コースへの分岐。五十沢コースというのが滝入コースの別名のようです。混乱の元ですね。雲洞コースは現在通行禁止です。しかし、雲洞コースから途中に分かれる観音山コースは歩けるようです。大月が赤くなっていますが、大月コースは廃道になっているようです。
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坂戸山が見えます。地図で見る限りでは六合目付近から尾根伝いに歩けるように思いますが、実際はかなり難しいようです。
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六合目を過ぎて東を見ると、急傾斜の尾根が見えました。私達が登った水無コースの尾根のようです。
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5合目と4合目の間で小さな沢を渉ります。そこで休んでたっぷりと水を補給しました。写真は撮り漏れ。
このあたりから濡れていたり苔むしている岩が増えてきてうっかり足を置くと滑りそうです。ゆっくりと歩を勧めます。また、山道も狭くて谷方向に斜めになっているので滑り落ちそうになります。
3合目の標識が有ったかどうかは不明ですが、2合目近くで滝の横を通過します。
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その滝の下で沢を渉ると2合目でした。
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その下に、下りでの最難関がありました。ハシゴがあるのですが壊れています。何本かのロープ・クサリを順番に掴んで岩場を降りていくのですが、濡れている箇所があって要注意です。
やっと、落ち着いて歩ける場所になりました。
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最後の渡渉地点。
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無事、駐車場に戻ることができました。駐車場には私達の車以外は止まっていません。山中でも他の登山者に会いませんでした。金城山は気楽に山歩きを楽しめる山ではありません。
まして、夏場に歩く山ではなさそうです。今日は悪場通過と耐暑の訓練でした。他に誰もいなくて当然かもしれません。
でも、有意義な山歩きでした。

下山後、近くの温泉で汗を流して外に出ると雨が降ってきました。早めに下山できて良かった。山中で雨にあっていたらきっとひどい目に遭っていたと思います。

今回はあまり花の写真を撮っていませんが、花がこの時期の低山としては多く見かけました。
クズの花。多分、私のブログでは初出。
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コメツツジ
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ネジリバナ
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?。ピンボケですが、頂上の岩峰で。
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ヤマセリのように見えます。山頂標識のピークに咲いていました。
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カテゴリー: 信越 パーマリンク

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