燧ヶ岳に上った翌日、尾瀬沼を周回してから御池にもどりました。尾瀬沼周辺はカメラマンで一杯で、それに加え中学生の自然観察会でしょうか、大勢の生徒が沼山峠から尾瀬沼を目指していました。
ルート数値
距離 10.7Km 累積標高 (+380m -340m) 所要時間 4時間50分(休憩込)
行程
尾瀬沼ヒュッテ(6:50)- 沼尻(8:10-8:25)-三平下(9:40-9:53) – 尾瀬沼ビジターセンター(10:15-10:50) – 沼山峠休憩所(12:10)
花へ
昨日は19時には就寝したのでいつまでも寝ていられないので、4時頃起きて荷物の整理を始めました。5時頃に外に出ると、燧ヶ岳は山頂を雲に隠していました。何人かのグループが外出から戻ってくる。どうやら沼の朝景色を見に行ったらしい。私にはそのようなこだわりがないので、部屋にもどって朝食を待ちました。6時から朝食。一番乗りで食堂へ。朝食はおきまりのパターンだが、塩鮭の替わりにイワナの甘露煮がついているのがここのこだわりでしょうか。
食事後、出発準備をして外に出たのは6:50頃でした。
燧ヶ岳は雲をとってきれいに頂きを見せていました。
木道を沼尻方面に進むと、シカよけの装置がありました。鹿は足が小さいので格子状の金網は通過できないのでしょうか。振り返って撮影。
まもなく沼尻。リンドウの写真を撮っていると、「それはタテヤマリンドウです」と教えてくれる女性がいました。振り返ると尾瀬の指導員のような腕章を付けた女性でした。女性は二人連れで、見晴新道が新しく開通するポスターを沼尻十文字の標識に付けていました。数年前の大雨で崩落していた山道が新しく開通するようです。
その指導員は、ナデッ窪方面に進んでいきました。多分、昨日見た柴安嵓の通行止めロープを撤去して開通ポスターを貼りに行ったのでしょう。
小沼方面へ進むと、急に雰囲気が変わりました。暗い雰囲気で、木道も古くなります。
湾状になった場所に小魚の大群が集まっていました。沢水が流れ込む場所ですが特別な何かがあるのでしょうか。
富士見峠への山道は歩行者は少ないようですがしっかりと道型はあるようです。計画中の尾瀬周回の時はここを下りてくる予定です。
沼西岸の山道は手入れが行き届かないようで、壊れたままの木道もあります。東岸は福島県檜枝岐村ですが、西岸は群馬県片品村です。予算の関係があるのでしょうか。
取水小屋です。ここから尾瀬沼の水を大清水側に取水して発電に使用しているようです。ちなみに、山小屋などの湖岸施設の汚水は浄化してこの取水路に流しているそうです。ビジターセンターの展示物でそのような説明がありました。
尾瀬沼は一級河川なんですね。只見川水系の一級河川なんでしょうね。
休憩所の前は沢山のハイカーで賑わっていました。
三平下からは木道もきれいになります。
ビジターセンターで尾瀬の自然をテーマにしたDVDの放映があるというので見させてもらいました。少し古そうな映像でした。
ビジターセンター前で、尾瀬の水をたっぷりと味わって沼山峠へ向かいました。
左手は燧ヶ岳。
小渕沢分岐。実は計画では小渕沢田代に迂回する予定だったのですが、日和ってしまいました。
大江湿原の先に、鹿よけの装置がありました。ここでは、真ん中に穴があって、網がかかっています。
中学生の自然観察会でしょうか。10人ぐらいがグループになってガイドさんの引率で歩いてきます。10グループぐらいあったでしょうか。ガイドさんが声高に湿原の説明をしていますが、中には声の通らないガイドさんもいて、これじゃ聞こえないじゃないかと思ってしまいます。何事にも当たり外れはあるものだなあ。
沼山峠への登りは緩やかなのですが、気温が上がってきたので堪えます。木陰で休憩。
どんどんと観光客が峠を越えて尾瀬沼へ向かってきます。沼山峠を過ぎたあたりで会ったグループにはハイキングスタイルにもなっていないオジサン・オバサンがいて、革靴じゃ沼まで到達できないよと心配しながら、だまって通り過ぎました。
程なくバスが出発して、御池には12:30頃に到着しました。
駐車場はこんな状態。駐車率は6割ぐらいか。
御池で風呂に入ろうと思ったのですが、日帰り入浴は休みという掲示がありました。尾瀬沼ヒュッテに宿泊したお客は300円で入浴できるという特典を使うことはできませんでした。
風呂に入れば眠くなることがあるので、まあ良いか。そのまま返ることにしました。
途中、かつてより寄ってみたかったモーカケノ滝展望台に立ち寄りました。もっと滝に近づきたかったのですが、登山靴を履かずにきてしまったので退散することにしました。
17時ころに帰宅。眠くなること無しで帰れました。まずはめでたし。