私にとって三度目の佐渡です。前二回は花の多さに感激した歩きでしたが今回は残念ながら前回ほどの感激を味わうことはできませんでした。今年は雪が少なかったようで花の開花時期も早まったようです。いつもの事ながら花の見頃に遭遇するのは難しいものです。
しかし、そうはいっても多くの花を楽しむことができました。
今回は和木からドンデンまでの縦走です。会のメンバー20名参加でマイクロバスをチャーターしての賑やかな山歩きでした。私たちに行き交うことになった登山者の方々には随分と迷惑なことだったことでしょう。
夜は相川の宵の舞を楽しんで、翌日は前回同様大野亀を観光して小山に戻りました。
ルート数値
距離 11.5Km 累積標高 (+1,010m,-950m) 所要時間 5時間15分(休憩込)
行程
和木登山口(9:48)- 金剛山分岐(10:45)-金剛山(11:20) – 金剛山分岐(11:40) – 滑石(12:25-12:40) – 芝尻山(13:30-13:45) – ドンデン池(14:05) – 金北山縦走路入口(14:35)-ドンデン山荘下駐車場(15:03)
花へ
経過
3日19:30に出発。約4時間30分で新潟港に到着。仮眠をとって、6時発のフェリーに乗船しました。まだ新しい「ときわ丸」でした。約2時間30分で両津港に到着。
和木登山口への山道はマイクロバスにとって非常に窮屈な山道でしたが、なんとか9:30頃に到着しました。簡易トイレも設置されていますが、私は利用しなかったので詳細は不明。
歩き始めると、周りにはズダヤクシュ・ホウチャクソウ・ユキザサ・チゴユリがたくさん見られました。これらは最後まで飽きるほど見られました。
本来ですと、石名天然杉遊歩道を一周すれば良かったのですが、時間の都合で遊歩道には入りませんでした。しかし、人手の入っていない見事な形相の杉を尾根上でもたくさんみることができました。
木々はほぼすべて横に曲がっています。雪が多いからでしょうか。やたらに赤テープがあったのですが、積雪時のためでしょうか。
金剛山の分岐から金剛山へ往復です。分岐で会ったパーティの方に「強風に注意してください」とアドバイスを受けました。
樹林帯からでると、すごい強風です。風速20m弱ぐらいでしょうか。
いったん、高さ3mぐらいの樹林帯にはいると木々が強風から守ってくれます。
風が強いのですぐ戻りました。ザレテいる箇所では特に慎重に下りました。
分岐から、「雪畑・ドンデン」方向に進みます。
滑石はコル地形なのですが、なぜか木が生えていません。ヤマオダマキが群生していました。
論天山(三角点872.6m)の北の草地。白い菊が群生していました。外来種のフランス菊のようです。ドンデン山荘近くの林道に「外来種フランス菊」の説明板があったので多分これもフランス菊だと思われます。早く駆除しないと草地はすべて真っ白になってしまいそうです。
「放牧牛注意」。芝尻山あたりから所々に乾いた牛糞が見られました。最近は放牧していないと思われます。
尻立山。ドンデン山荘はこの山の向こうなのですが、私たちは右方向に進んで林道へ向かいました。
10分たらずで林道に出ました。林道脇にも花が沢山見られます。
前回、シラネアオイの群生に感動しました場所に立ち寄りましたが、今回は完全に花は終わっていました。
金北山縦走路入口を通り過ぎ、舗装された林道をドンデン山荘の下の駐車場まで進みました。
無事、山歩きを終えて、七浦の民宿へ向かいました。汗を流して夕食後、もう一つの目的である「宵の舞」を見にでかけました。Kさん撮影。
経過へ
和木登山口~滑石手前
ギンリョウソウ。たくさん見られるかと思ったのですが、今回私が見たのはこの1株だけでした。
ニシキゴロモ。普通もう少し紫っぽいと思うのですが。葉脈もあまりはっきりしていません。今回はこの個体しかみませんでした。
金剛山およびその山道
分岐~ドンデン池
滑石でレンゲツツジ。草原になっている箇所では沢山見られました。
ミズナ。スーパーマーケットで売られている水菜とは随分と異なります。