2016年 5月 12日 袈裟丸山南東尾根

袈裟丸山へアカヤシオを見に行きました。5年前にここを訪れてその見事さに圧倒された経験がありますが、今回のアカヤシオはそれ以上ではないかと思います。南東尾根では標高1500m以上からアカヤシオが目立つようになり、1600m以上では見事な演出で私たち観客をうならせました。また一般登山道でも小丸山周辺・雨量観測所でも見事な花を見る事ができました。
平日登山できるのは私たちの特権だと思っていたのですが、その特権を持つのは私たち以外にも大勢いるようで、登山道は多くのハイカーで賑わっていました。
総勢5名の賑やかで、花を楽しむゆっくりとした山歩きでした。
花の写真は後日追加します。
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ルート数値
距離 9.9Km 累積標高 (+920m,-920m) 所要時間 7時間50分(休憩込)

行程
折場口(7:10)-折場橋(7:20)-林道へ(8:35-8:45) – 林道終了(8:55)- 山道終了(9:15) – P1701(10:15) – 一般登山道へ(11:45)-小丸山(12:40)-賽の河原(13:45)-折場口(15:05)

ルート図省略

経過

7時頃折場口に到着。平日なので駐車場は空いていると思ったのですがすでに満杯。すこし先の路肩に駐車しました。そこから折場橋方向へ林道を下りました。
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山の新緑は麓よりは薄く、萌葱色です。
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折場橋から小さな沢を渉って、右側の尾根に入りました。賽の河原あたりから伸びてくる尾根です。
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少し登ると大岩を見る絶好のポイントに到着します。大岩のアカヤシオも楽しみにしていたのですが、すでに終わってしまったようです。「一本松」を確認。いつまでもその姿を見せてほしいと思います。
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この尾根にしっかりとした道形があるのに驚きました。
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ミツバツツジ・シロヤシオを見ながら進みます。
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尾根を外れて笹の斜面を下ることにしました。正面の尾根。良い景色です。
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この谷の奥の景色。右奥は雨量観測所があるはずです。
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笹の斜面を下ります。シロヤシオが一本。満開でした。
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沢を渉って、向かいの尾根に取り付きました。雨量観測所から南西に延びる尾根です。笹尾根で見晴らしがすばらかった。
富士山が見えました。左端に薄く見えるのは大山と丹沢です。見えている町並みは伊勢崎市周辺です。
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赤城。その左手奥に見えているのが八ヶ岳で、その左に見えている雪山は南アルプスです。
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眺望を楽しんでその尾根から笹の急傾斜地を下ります。笹を掴めるので安心して下れました。
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正面の尾根が林道がある尾根です。網で囲われた隅丸方形の場所があります。鹿の食害を調査しているのでしょうか。
沢を渉って、調査地の脇を登って林道に到着しました。
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林道の木陰で大休止。ここからしばらく林道を進みます。林道は多分しばらく使っていないでしょう。
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林道は途中から一般車では絶対に通行できない状態になります。作られた時もキャタピラ車でないと通れなかったのではないでしょうか。
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谷は良い雰囲気です。
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ヤマザクラ・ダケカンバの尾根もいいですね。いつまでも残ってほしい景観です。
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その山道もまもなく終了です。
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道がなくなりました。しかし、笹の下には踏跡が隠れています。Hさんが数年前に来たときはマーキングテープがあったそうですが、あまり残っていません。
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標高1500mを過ぎた辺りからアカヤシオがでてきました。ミツバツツジの株もたくさんあって一杯蕾をつけていました。
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隣の尾根(北側)も花盛りのようです。
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この先の木の下で花を見ながらの大休止。
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標高1701m地点辺りからは花の密度が高くなり、色も鮮やかになってきました。
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アカヤシオの先に富士山。
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花の競演は続きます。
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アカヤシオの先に赤城。
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雪山が見えました。中央は浅間山です。その右側に見える雪山はどこだろうと話題になり、多分、北アルプスのどこかだろうということで決着したのですが、帰宅後調べるとズバリその通りで、燕岳~槍ヶ岳あたりが見えていたようです。
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アカヤシオの先に前袈裟丸山。
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まだまだ続きます。
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標高を上げると日光の山が見えてきました。アカヤシオの先に男体山。
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標高1750mに近くなりました。
皇海山・奥白根山。
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アカヤシオは蕾が増えて、シャクナゲが現れてきました。
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男体山
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小丸山もアカヤシオに染まっています。
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1750mピークへの登り。そのピークで花を見ながら大休止。
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そのピークから北へ下り、コルでこの尾根最後のアカヤシオを楽しみました。
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アカヤシオでピンクに染まった尾根南斜面と赤城
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尾根北斜面もピンクに染まっています。
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そのコルから頂上を目指さずに、右に大きく迂回して登山道に出ることにしました。
笹の斜面をトラバース。斜面はかなりの急斜面ですが、笹に掴まって進みます。
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約30分の笹漕ぎで登山道に合流。登山道脇で休んでいると何組かの登山者が通り過ぎていきます。折場橋からここまで、他のパーティには遭遇していません。あの見事なアカヤシオを私たちだけで一時的ではありますが独占できたことに大きな幸福感を覚えました。避難小屋のあるコルまで進んで大休止。以前は使用できなかったトイレも使用できるようになっていました。
小丸山への登り開始。
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小丸山周辺でもアカヤシオが見事に咲き誇っていました。山頂から振り返って。前・後の袈裟丸山を背景にピンクがさえます。
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小丸山
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男体山
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皇海山から袈裟丸連峰。
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小丸山からの下りでも、西側はアカヤシオが満開でした。
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雨量観測所。
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観測所の周りもアカヤシオが見頃でした。大勢のハイカーが満喫しています。
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緑のなかのアカヤシオ。
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5年前は「賽の河原」の北側はアカヤシオが満開だったのですが、すでに時期を過ぎたのかあまり花をみませんでした。
賽の河原。
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ミツバツツジが次の用意をしていました。
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展望台と袈裟丸山。
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弓の手コースを下ります。
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右手に今朝歩いた尾根と林道が見えます。
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登山道を下ると、ミツバツツジ・シロヤシオが迎えてくれました。満開は数日先のようです。
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折場口に着いて、水場で水をのみました。あまり冷たくありません。かなり上の沢から引いているようなので、温まってしまうようです。朝満車だった駐車場も半分以上空いていました。
花を満喫した山歩きでした。
帰りの湯は「やしおの湯」が休館日だったので、初めての「日光小倉山温泉」で汗を流しました。こじんまりとした良い湯でした。

カテゴリー: 足尾 パーマリンク

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