昨年この時期に、蕗平から夕日岳・地蔵岳を周回して南尾根から下山しました。そのときに、コシアブラが採れたのでそれに期待してショーカットで周回してきました。今年は花の開花も早めに推移しているようなので、山菜も早めが良いだろうと昨年より一週間早いスケジュールにしたのですが、コシアブラにはまだ早かったようです。尾根ではアカヤシオがきれいに咲いていました。本数は少ないですがミツバツツジも、何故か満開のシロヤシオまでありました。下山時にコシアブラ発見。しかし、帰宅後調べるとコシアブラではなくタカノツメでした。でも食べられるというので一安心。
林道以外は完全なバリエーションルートです。テープは少しありました。
久しぶりにKさんを交えての総勢5人の山歩きでした。
ルート数値
距離 8.2Km 累積標高 (+890m,-890m) 所要時間 6時間10分(休憩込)
行程
駐車地(7:55)-林道終点(8:30)-三角点峰(10:55-11:15)- 標高821m地点(12:40) – 林道へ(13:45) – 駐車場(14:05)
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
青ルートを歩きました。
経過
昨年と同じ川中島の広くなっている路肩に駐車。すでに1台駐まっていました。夕日岳に向かったのでしょうか。山菜採りでしょうか。蕗平へ向かって歩き出します。
蕗平には現在人家はありません。しかし、百葉箱の残っている広場がありましたので、かつては分校が有ったのかもしれません。
林道終点には車が2台止まっていました。男性が山菜採りに行こうとしていました。胸までのゴムの長靴を履いて重装備でした。沢を渉って向こう岸で山菜を採るのだそうです。
林道はその先にも伸びているのですが、崩落地があるので車ではそれ以上進めません。左の急斜面が崩落して礫石が林道を覆っています。歩きで進むことはできます。
左から沢が流れてくる地点がかつての林道の終点です。そこからは沢を渉って山道に入ります。向こう岸からピンクテープが「おいでおいで」と呼んでいます。
渡渉してすぐ左手の尾根に取り付きました。手入れされた植林地でした。
最初は歩きやすかったのですが、岩の多い急な斜面になりました。岩は浮いています。右にトラバース気味に登っていきました。
標高888m地点辺りに満開のシロヤシオが1株ありました。アカヤシオも少しですが見られます。ミツバツツジも咲いていました。
樹間から見られる夕日岳方面も尾根がピンクに染まっていました。写真はうまく撮れていませんが。
標高1080mあたり。植林地は消え、きれいな尾根になりました。ミツバツツジは蕾で、アカヤシオが増えてきました。風が強い。
計画では地蔵岳方面に少し進んでコシアブラ採集する予定でしたが、尾根では木々の芽吹きも進んでいない状況で、これではコシアブラも無理だろうと、進むことを中止しました。少し休んで南東に下っていきます。アカヤシオをたくさん見ることができました。
石祠。飾り物が新しく、野菜の供え物が残っていました。前には米がまかれていました。数日前に供えたのでしょう。
標高点1037m地点の東を北東方向に下ります。植林地と自然林の境の尾根です。
この辺りからコシアブラをいくつか採集しました。今までは堅いつぼみでしたがこのあたりから多少筆状になってきていました。
(帰宅後、調べるとこれはコシアブラではなく、タカノツメでした。これも食用になるらしいので安心しました。)
標高821m地点を東に下ると、左手に林道らしきものが見えたので、植林地の急傾斜を下りました。
林道に下りてきました。現在は使われていないようです。かなり荒れています。
周りは伐採後新しく植林されています。鹿の食害を防止するための金網で巻かれていました。その林道はすぐ終点のようで、松が2本残っていて印象的です。
無事下山できました。あまり汗はかかなかったなかったので、風呂はやめて、蕎麦を食って返ることにして、「まちの駅」の「大越路」に向かいました。
花
花の名前は当てにしないでください。?が多いです。最近、記憶減退が激しいのですぐ忘れてしまいます。調べる気力も薄れてきています。後で気がついたら調べます。
林道脇で
? (2016.6.10 葉の付き方はアカネのようなのですが、アカネはツル性だとか。しっかり独立しているのでミヤマムグラかもしれません。すこし葉柄が長すぎますが。)
伐採地内の林道で。(2016.6.9 ミツバツチグリ)
? (206.6.9 ニガイチゴ。葉の切れ込みが少ないですが、そのような個体もあるようです)