裏磐梯の東側の西大巓へ行ってきました。この時期モンスターといわれる樹氷が見えるはずなのですが、残念ながら頂上付近でわずかにそれらしきものが見えただけでした。西吾妻まで足を延ばせばもっと見られたのかもしれませんが、スノーシュー・ワカンでは難しそうです。今日は天候の崩れが心配されていたのですが、なんとか山中では雨に会わずにすみました。
雪は、パウダースノーで見事。こんなにふわふわした雪をみたのは初めてかもしれません。スノーシューでも10-15cm沈みました。山頂では強風・視界不良ですぐ下山開始しましたが、下山中に一時雲がとれて見事な磐梯山を見ることができました。
距離は短く標高差も少ないのですが雪山は疲れます。体力も神経も。
ルート数値
距離 4.5Km 累積標高 (+480m,-660m) 所要時間 3時間20分(休憩込)
行程
第4クワッド -(90分)- 標高1900m -(20分)-山頂-(10分)-標高1900m-(30分)-第3クワッド-(20分)-ゴンドラ
経過
天気予報では午後から崩れて雨になるという。予報Aでは飯豊の予報なのだが午後は雪から雨。雪崩注意。予報Bは西吾妻の予報で午後は曇りから雪。ともに風は20mの予報。天候の悪化が心配でした。
小山を5時にでて、8時過ぎにグランデコに着きました。スキー場までの道は乾いていました。2週間前に来た人の話では路上に雪があったらしいのですが。
雪山準備をして、ゴンドラ・リフト(ここではクワッドというらしい)を乗り継いで第4クワッド上まで到着。ここで、スノーシュー・ワカンを装着。総勢9名ですがスノーシュー5人、ワカン4人。
西大巓へ登り開始。山スキー跡を追います。パウダースノーというのでしょう、雪はさらさらして気持ちいい。
曇ってはいたが、最初は樹間に向かいの山をみることができました。気温は測ってはいないが高いようで、汗をかき始めたので1枚脱ぎます。
頂上に近くなると樹木が少なくなり、風が強くなります。ガスも濃くなりました。
モンスター。雪と強風の創作らしい。頂上付近で少し見られた。このあたりは雪が飛ばされて凍結した雪がでているのでスノーシューでは歩きづらい。
頂上から少し下ると風は止みました。南斜面だからなのでしょう。1900mで付近で大休止。休んでいると雲が切れてきました。
右に磐梯山。中央が白布山、左に川桁山。白布山の向こうに猪苗代湖が見えますがその向こうに見えるはずの那須の山は隠れている。
樹林の先に黒く見えるのが二十日平に続く尾根。中央の山が東吾妻・中吾妻。右奥が箕輪山・安達太良山。
下りは、雪を蹴りながら一気に下ります。登りの倍以上のスピードで下れます。
しかし、着いたところは、第3クワッド。樹間にスキー場を見ながら下ったのですが、予定より西側に進んでしまったようです。どうせゴンドラ駅まで歩かなくてはならないので大した違いはないのですが。ひそかに反省。反省。毎度のことで、真剣さが足りませんが。
ゲレンデ脇を下ります。
ゴンドラ駅まで降りてきました。ゲレンデの状態。きっとスキー客は少ないのでしょうね。
ここからゴンドラに乗りました。駐車場に戻った時に雨が降り始めました。山中で降られなかったので、多少のガス・強風は良しとせざるを得ません。
ホテルの湯(タオル付きで1000円)で汗を流し、18時過ぎに小山に戻りました。