2016年 2月 13日 男体山

男体山は栃木県民の私にとって非常に親しみのある山ですが、富士山と同様でどちらかというと見て楽しむ山になっています。一度だけ4年前の暑いころに登ったことがあるのですが、下山最後に足が痛くなったのが記憶に残っています。
今回、2回目の男体山です。数日前から暖かくなって天気も悪くなるという予報が出ていたため、雪崩が起きないか心配していたのですが、男体山はすばらしい景観で迎えてくれました。ただ、暖かかったのは事実ですが。
ゆっくりとしたペースで登ったので8時間を超す山旅になりました。
総勢8人のパーティです。今回の歩きでは私たち以外の登山者に全く行き交いませんでした。入山したのは私たちだけのようです。
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ルート数値
距離 9.0Km 累積標高 (+1,300m,-1,300m) 所要時間 8時間20分(休憩込)

行程
駐車場 -(40分)- 4合目 -(25分)-8合目-(140分)-頂上-(40分)-8合目-(30分)-4合目-(30分)-駐車場

経過

小山から2時間弱で中禅寺湖畔の駐車場に到着。この駐車場は有料だが屋根があるので時間の掛かる雪山準備にはありがたい場所です。ただ残念なことにトイレが使えなくなっていました。準備をして歩きはじめ。まず神社近くの公衆トイレに立ち寄ってから山に入りました。毎年冬にも上っているリーダーによると今年はかなり雪が少ないとのことです。
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樹間に中禅寺湖が見えてきました。右手奥は半月山のようです。
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3合目からショートカットコースに入りました。傾斜がありますが、雪を踏みしめて上ります。踏跡は今日のものではありませんがしっかり残っていました。
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4合目の鳥居まできました。ここでアイゼンを装着。
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4合目から見た中禅寺湖。左手に社山が見えます。中禅寺湖にニョキと黒い鼻を突きだしているのは大日崎のようです。
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5合目で小屋に入って大休止。もう、汗びっしょりです。小屋の中の寒暖計では0度だったらしいですが、体感としては信じられません。
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5合目からの景観。黒々とした山が半月山。ちょうど手前に八丁出島が伸びてきています。その上に富士山が見えています。
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富士山をアップ。
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6合目。
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雪が少ないので、地肌を見せている個所もあります。雪山に慣れていない私が歩くにはちょうど手ごろな積雪量かもしれません。
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7合目辺りからの景観。標高2000mを越して、社山・半月山を見下ろすようになりました。阿世潟峠と半月峠の標高差がよくわかります。中善寺山右奥に備前楯山、社山東尾根の奥に白い中倉山。
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8合目下の鳥居。例年ですと積雪のためくぐれないのですが。今日は楽に通過できます。でも全員左に廻っているので私もそれに倣いました。
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8合目。
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8合目からの景観。中央に社山。その奥に袈裟丸連峰。その右に、鋸山・皇海山(少し木が邪魔しています)。
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まもなく頂上。
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左手をみると、白根山が。
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頂上付近は雪が少なくて、火山礫がむき出しになっている場所があります。風下になるのでしょうか。
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山頂に到着。
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二荒山大神。例年ですとエビノシッポが付いているそうなのですが。
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山頂部の剣のピークへ。この鐘はいい音がしました。
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二荒神社奥社。
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頂上のステンレス製の剣の前で
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頂上からの山々。
上る途中何度か見ることができた富士山は山頂では見ることができませんでした。

宇都宮・古賀志山方面
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左手前の緩やかな山は丹勢山。その右手は明智平を経て茶ノ木平。その奥に薬師岳・夕日岳。中央最奥に頂だけを見せているのが筑波山。
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茶ノ木平から阿世潟峠の稜線。茶ノ木平の奥に白く雪を見せる横根山。
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社山・黒檜岳。奥には袈裟丸連峰から皇海山。右端に錫ヶ岳。
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錫ヶ岳・白根山。その右奥に真っ白な至仏山。右端に黒く見えるのは温泉ヶ岳。
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温泉ヶ岳から太郎山。その奥に燧ヶ岳から会津駒ヶ岳。太郎山の山頂右奥に見える白い山は御神楽岳らしい。
中央に黒く見えるのは黒岩山。
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太郎山から大真名子・帝釈山・女峰山。大真名子の左奥に少し頂上を見せるのは小真名子。
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休んでいるうちに少し雲がでてきたのですが、下り始めたことはまた晴れ渡りました。
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7合目辺りを下る。
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途中何度か足を踏み込んでバランスを崩したのですが、一度は深く踏み込んで転倒してしまいました。右足がちょうど足形にカーブした穴に足がすっぽりと入ってしまったようで、抜けなくなってしまいました。周りを少し掘ってやっとぬけました。捻挫しなくてよかった。

2合目辺りは傾斜が緩やかになります。駐車場目指して踏み跡のない雪原を一気に下ります。非常に楽しかったのですが、脚には大いに堪えました。
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無事下山。汗をずいぶんとかきましたが、見事な景観を楽しめて満足な山歩きでした。でも、雪が多いときはもっともっと疲れるんでしょうね。
心配した雪崩はその跡を見ることもありませんでした。

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