2015年9月21・22日 北八ヶ岳(縞枯山-蓼科山)

所属している山岳会の45周年記念山行「八ヶ岳縦走」に参加した。と言っても私は後半の2日だけで縞枯山-蓼科山を歩いてきた。泊まりは双子池にテント泊。
重いザックを背負っての歩きはとにかく疲れた。ザックの重量はいつもの日帰りの倍になってしまった。かつては「ボッカ訓練」というシゴキのようなものがあったらしいが、中高年から山歩きを始めた私はそんなもの経験したことがないし、経験したくもない。荷物の軽量化の前に使わない物を持たないという事を徹底するのが先かもしれない。今回も使わなかった物をいくつも背負って歩いた。水も使用量の倍近くを担いでいた。心配性だから「こんなことがおきたら」と考え余分に荷物を増やしてしまう。しかし、軽量化にも限度があるので多少は訓練しておかないと長距離縦走など夢のまた夢だろう。

ルート数値
(21日)距離 8.2Km 標高差 (+710, -880m) 所要時間 7時間10分(休憩込)
(22日)距離10.4Km 標高差 (+720, -1090m) 所要時間 8時間(休憩込)

行程
(21日)ロープウエイ山頂駅-(20分)-雨池峠-(25分)-縞枯山-(25分)-雨池峠-(20分)-雨池山-(55分)-三ヶ岳(2峰)-(60分)-北横岳ヒュッテ-(20分)-北横岳北峰-(75分)-亀甲池-(40分)-双子池雌池-(15分)-双子池ヒュッテ
(22日)双子池ヒュッテ-(50分)-双子山-(25分)-大河原峠-(105分)-蓼科山荘-(35分)-蓼科山-(30分)-蓼科山荘-(70分)-天祥寺原-(75分)-竜源橋

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
20150921-22-縞枯山・蓼科山

注:双子池から蓼科山荘までの軌跡は、私のミスのため正確でない(GPSの電源入れ忘れ)。同じコースを歩いたネット上のデータをお借りした。

経過(21日)

今回の記念山行は、本隊(4名)が編笠山から蓼科山まで縦走して、他の会員はできる範囲で本隊に合流・離団する形になった。私たち4人組は後半の21,22日に合流するために小山を5:30頃に出発。約3時間で北八ヶ岳ロープウエイ山麓駅に到着した。
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ここに、ザックを下ろして、竜源橋に車をデポするために戻り、約1時間かけて歩いて山麓駅まで戻る予定だった。ところが、駐車場に見慣れた人が居る。家族で今回の山行に参加する予定のNさんだった。ここで遭遇することは念頭になかったので本当にラッキーだった。Nさんの車を借りて竜源橋まで往復(私は待機組)。おかげで1時間近く早く歩き始めることができた。
山頂駅に到着。坪庭は人気スポットでたくさんの行楽客がいる。
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快晴だ。
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雨池峠にザックをデポして縞枯山を往復。軽装なので足も軽い。
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縞枯山山頂に到着。展望無し。山頂も「縞枯現象」の渦中のようだ。
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約1時間かけて縞枯山を往復して雨池峠で休憩。
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雨池山。ここまでは楽勝だった。
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三ヶ岳への登り。かなりの急登で重いザックが堪える。
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三ヶ岳は名前の通り3つの峰からなる。第Ⅰ峰を過ぎた先で休憩。Ⅱ峰、Ⅲ峰が待ち構えている。
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北側には、奇岩が並んでいる。
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Ⅱ峰の登り。クサリ場。
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Ⅱ峰。
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山頂は岩だらけ。ペンキマークでルートを教えてくれる。
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Ⅱ、Ⅲ峰コルでⅡ峰を振り返る。こんなルートだが登山者は多い。中には「何でこんなところに来てしまったのだろう」と当惑しているような方もいたが。
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Ⅲ峰への登り。正面の岩の取付はクサリに頼らざるを得なかった。
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Ⅲ峰からの下りもクサリ場だった。
三ヶ岳は岩だらけだが、大岩でしっかりと固定しているので怖がりの私でもなんとか通過できた。また何100メートルも切れ落ちているような場所はなく高所恐怖症の私が高度感で立ちすくんでしまうような場所もなかった。足場のとりづらい場所にはクサリがある。しかし、岩には隙間も結構あって、重いザックを背負っていると歩幅の調整が思うようにはいかずどうしても慎重になってしまう。それで、アップダウン以上に疲労が蓄積される。ちなみに、ネット情報では大部分の方がⅢ峰からⅠ峰方向に歩いているようだ。

雨池峠から約2時間30分かけて、坪庭から北横岳へのルートに合流した。大いに疲れて大休止。休んで居ると、編笠山から縦走してきた本隊(4名)も到着。私たち以上に重いザックを背負って寡黙に坂を登ってきた。

北横岳ヒュッテを過ぎて北横岳(南峰)に到着。北峰が本来の北横岳の頂上だが、全員疲れているのでここで休憩、集合写真を撮る。
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北峰で休んで居る人は少なかった。みんな疲れて南峰で休んでしまうようだ。
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私たちは蓼科山を見ながら、亀甲池方面に下っていった。少しザレている下りだった。
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下り初めてすぐ、私のガラスの左足が変な兆候を発し始めた。すぐ芍薬甘草を服用。
暗い下りを黙々と進む。
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紅葉が始まっていたが、今年は「見事」とは言えないようだ。
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北峰から1時間以上かかってやっと亀甲池に到着。私はこれを雌池と早ガッテン。「着いた」と思ったが、そこからまだ小さな登り下りがあった(ここは辛かった)。
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雌池に到着。ところが、砂地がない。増水しているようだ。
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すでに16時を過ぎていたので、山側に点在しているテント場は埋まっていた。仕方ないのでヒュッテまで行く。
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ヒュッテの1段下に平地があってそこにもテントがかなり張られていた。雌池の周りが一杯になるとヒュッテ前に張ることが許されるようだ(ただし料金は800円が1000円にアップした)。

水場は雄池。「双子池」の標識の先に水が湧いている。丁度汲みやすいように石が置かれている。写真は翌朝のもの。
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私たち4名のテントは、簡易テント(ポットラック)。通常のテントよりは軽い。
できるだけザックを軽くしたい為の判断だが、ビールに豪華食事(豚肉の味噌漬け・大ベテランS氏作成のペミカン入り味噌うどん)なのだからその判断に矛盾があることは確か。しかし、ビールは痛快だし食事も美味い。これ無くして何のテント泊という考えに私も一票。8時には寝袋にもぐった。
ポットラックは少し寒いかなと予想していたが快適だった。風がほぼ無風状態だったのが良かったのかもしれない。しかし、私はあまり眠ることができなかった(毎度の事なのだが)。

経過(22日)

3:30起床、5:00出発の予定だったが、私たちのグループは手間取り、本隊に約30分遅れて出発した。
ヒュッテの左側から双子山への登山道が始まる。山道は両脇を1m程のササに覆われているが、すでに何組か露払いが進んでいるので私たちが濡れる事はなかった。ザックの重量は昨日より多分2Kgぐらい軽くなった筈なのだが、昨日の疲れが残っていて辛い登りだった。30分ほどで稜線にでると歩き安くなった。山頂近くでは木々も消えた。標高は2200m程なのだがもう森林限界なのだろうか。周りの山はその高さでは樹林帯になっている。よく判らない。
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山頂は小さな双耳峰になっていて、手前の南峰に祠があるが、山頂標識は北峰にあった。
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蓼科山がくっきりと映えている。
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北・東方向には雲海が見られた。
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大河原峠へ下る。
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大河原峠には広い駐車場もある。ここから、蓼科山・双子池へ向かう人も多いのだろう。たっぷり休憩して歩き始めた。
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30分ほど進むと笹が消えた。石の多い山道である。
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しばらく進むと傾斜が和らぎ、所々ぬかった場所もある。前掛山かと思ったら、「佐久市最高地点」という。前掛山は少しコース北側に外れているようだ。
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縞枯があった。蓼科山が見える。
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赤谷分岐で休憩。日陰で休んで居ると少し肌寒くなった。
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大河原峠から2時間弱で蓼科山荘のある将軍平に到着。急に登山者が増える。子供連れが多い。
山荘前にザックをデポして蓼科山へ向かう。岩が多いが、子供達も楽しそうに元気に登っていく。
30分強で山頂到着。
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私はこの山は2度目だが、不思議な山頂だ。少し雲に隠れているが北アルプスを眺望できた。
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穂高・大キレット・槍ヶ岳方面。
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その北側。
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浅間山方面。
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北横岳ははっきりと見えるが、南八ヶ岳は雲に隠れている。
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蓼科山荘に戻って大休憩。山荘のコーヒーが美味しかった。山荘前の木に鳥小屋が架けてありそこに鳥がやってきた。山荘のオジサンの話では「ウソ」だという。こんな近くで山鳥の写真を撮ったのは初めてだ。
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将軍平から天祥寺原へ下る。この道は歩きづらかった。最初は傾斜のあるザレ石の道。
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半分ほど進むと水流のない谷にでた。そこで休憩。
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しばらく谷を進む。ロープを張ってある場所で右岸に道ができるが、すぐ谷に出てしまう。またロープが張ってありそこで左岸に入った。しばらく沢沿いの樹林帯を進むと、広いササ原に出た。
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天祥寺原の分岐に到着。休憩。
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将軍平から天祥寺原への道は歩きづらいルートだが、7-8人に会った。北横岳・亀甲池・天祥寺原・蓼科山というルートをとる登山者がいるようだ。しかし、中には「この道は蓼科山へ行く道ですよね」などと自信無さそうに聞いてくる軽装のハイカーもいた。
休んで居ると、亀甲池方面から若者3人がやってきた。女性も含まれているのだが重そうなザックを背負っている。編笠から縦走してきたという。学生だろうか。

天祥寺原から竜源橋までは比較的歩き安い山道だった。
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蓼科山の山容が見事だった。
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北横岳方面。
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滝ノ湯川は最初は綺麗な流れがあったが、途中で伏流してしまった。
笹が消えると、苔の樹林帯になった。
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竜源橋に到着。ここで、重いザックに悩まされた山歩きを終了。
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立科町の温泉で汗を流す。上信越道で少し渋滞があったが、19時頃に小山に戻った。

坪庭にて、アザミ。
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坪庭にて、ハクサンフウロ。
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縞枯山にて、木イチゴ?
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雨池山登りにて。アキノキリンソウ。赤いのはゴゼンタチバナの実。
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三ヶ岳への登りで、。コイワカガミ。どうして今頃?
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三ヶ岳への登りで。シラタマノキ。
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双子山にて。ママハハコ。
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カテゴリー: 信越 パーマリンク

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