栃木市と鹿沼市の境にある大倉山へ行ってきました。先達の報告にあるとおり、岩の多いバリエーション豊かな低山でした。低山の割には景観にも恵まれて、3週間ぶりの山歩きで疲れましたが、大いに楽しむ事ができました。
おなじみKさんとの二人旅です。
ルート数値
距離8.8Km 標高差 (+-925m) 所要時間 6時間10分(休憩込)
行程
八百比丘尼公園-(10分)-尾根取付-(30分)-稜線へ-(60分)-大倉山-(70分)-P478地点-(65分)-P500地点-(15分)-P465手前-(55分)-林道へ-(15分)-八百比丘尼公園
経過
久しぶりの山歩きを大倉山にすることはすぐ決まったのですが、どのようなルートをとるかで悩みました。
最初に考えたのは大宮神社からの周回。これは体力的に無理だと諦め。
次に「おっさん」のルート。これで決まったのですが、たそがれさんのブログを読むと駐車に最適な場所が他にあるらしいということで、八百比丘尼公園開始の「おっさん」ルートで計画書を作成しました。
八百比丘尼公園。「やおびくに」かと思っていたのですが「おびくに」なんですね。
この公園には駐車場があって、私たちには絶好の駐車地です。トイレもありましたが、中は確認していません。すでに1台駐まっていました。この方に尾根で巡り会いました。
谷奧には大倉山西の岩の多い尾根が見えています。大倉山は右手です。快晴です。昨日の強風が収まったのがラッキーでした。
準備を整えると、尾根の開始地点まで戻るのが面倒になって、どこでも取り付ければいいやといういい加減な気持ちになっていました。しかし、駐車地奧は、猪除けのフェンスが張り巡らされていて尾根に届きません。しかたなく、少し車道を戻ることにしました。
10分ほど歩くと絶好の取り付き地点にでました。集会所らしき住宅の左手から取り付きます。
すぐササ藪になりましたが、薄いので難なく登れます。
ところが、すぐに大岩が行く手を遮ります。こんな小さな尾根も岩があるとはさすが栃木の山です。この岩は右寄りを上りました。
久しぶりに見た狸の溜糞。狸は決まった場所で糞をするのだそうです。狸は便所を持つ不思議な動物です。
また、岩。
前から鈴の音が聞こえてきました。ここで会ったのは栃木の方で近々他のメンバーと大倉山へ行くので事前確認に来たとか。私たちより先に公園に駐車していた方でした。70代と思える雰囲気でしたが、この辺りはかなり歩かれているようで少し情報を貰いました。A3に拡大コピーした非常に見やすい地図を持っていました(等高線が黒色でした。今度カシミールの設定を調べてみます。黒色が見やすいですね。)。
公園の奥のフェンスを乗り越えてきたとのことです。この方がピンクテープを持っていました。
谷倉山方面が一気に開けて、下山に使う予定の尾根が左手に見えます。
大宮神社からの尾根が合流する少し手前の地点に石祠がありました。お賽銭が残っていました。
山頂からは日光の山から袈裟丸までが一望できました。また、手前にはこれから進む尾根が綺麗に見えました。(Kさん撮影)
女峰山、男体山をアップ。大真名子・小真名子・太郞も。(Kさん撮影)
白根山。手前のどっしりとした山は横根山。錫ヶ岳は横根山右から少し顔を出しています。
これから進む尾根。かなりアップダウンがあります。左手奥に谷倉山が見えています。
大倉山からの下りはかなり急でした。下りてから振り返った写真です。
振り返ると大倉山が。北西方向が伐採されているので好展望が得られたのです。
その登りの途中にはコルに大岩が。これは大きく左右に巻くことができそうですが、私たちは右にできるだけ小さく回り込みました。
通過後振り返るとこんな感じ。直登したら下りが難しそう。私たちはこの左から回り込んだ事になります。
大岩の先にこんなものが。このあたりはある神社の持ち物だとか。
P478の先で少しルートミス。急斜面を下り、落ち葉の多い谷状の斜面をトラバースしてコースに復帰。
その先の450峰で大休止。疲れた。Kさんに「今日は調子悪いね」と云われてしまった。確かに2週間歩いていないので調子が悪いのは事実なのですが、それ以上に、怖がりでバランスが悪い私は悪場になると途端にペースが落ちてしまうのです。
ただ、最近は低山歩きでも底の固い靴を履くようにしています。低山用に歩き安いトレッキングブーツも買っているのですが、急な斜面や岩稜は底のしっかりした登山靴が歩き安いのでその登山靴の出番が多くなってしまいました。
休憩して腹ごしらえ。P500は先に見えているのだがまだ遠い。
急な斜面を下る。振り返って撮影。いくつ岩を越えたか忘れてしまった。
465Pに向かって植林地内を進むが、先が急に明るくなって採石場に出た。
465P辺りから、歩いてきた尾根が見渡せた。右が大倉山。その左がアップダウンが激しくて疲れた尾根。
急に尾根が切れていた。何かを探して掘ったのだろうか。大小山ではマンガンを採掘した跡がキレットになっていたが。
最後はかなり急斜面でしたが、予定通り沢を渡らない地点で林道に下りる事ができました。
林道にも、猪フェンスがありました。カラビナで止めています。猪はカラビナは外せないでしょうが突進すればフェンスを壊せそうです。
林道約15分で、駐車地へ。
無事山歩き終了しました。疲れましたが、楽しい歩きでした。
おつかれさま。
大分先まで行かれましたね。私なんか、478mのちょい先で下りましたよ。
雨が降ってきたのを口実にはしましたが、500mまでさらに1時間以上ですか。持たなかったでしょうね。それでいて、その時は谷倉山を目指していたわけで、これまたお笑いです。
このルート、やたらと岩場があるのには辟易としたのを覚えております。
みつまんさん、引き続き、この先、谷倉山方面、やってくださいよ。
ところで、昨日は風、強くなかったですか?
おはようございます。ずいぶんと早起きですね。これから近くの山へお出かけですか。
昨日は風はありませんでした。前夜まで強風が吹き荒れていたので心配したのですが、やんで良かったです。たしかに、岩は多かったですね。私はバランスが悪いので悪場ではいつも苦戦します。多少は慣れましたが。