2014年11月9日 高原読図訓練

矢板の高原での読図訓練に参加しました。
桜沢から遡行して尾根上の指定の場所に向かう訓練です。正午前には雨が降ってきましたが、それなりに楽しめた訓練でした。
写真はわずかです。

ルート数値
距離6.0Km 累積標高 (+-510m) 所要時間 4時間20分(休憩込)

行程
小間々P-(45分)-出合1-(40分)-出合2-(20分)-1363P-(15分)-目的地-(75分)-小間々P

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
20141109-高原読図訓練
経過

小間々Pで地図を受け取り訓練の簡単な説明を受けました。3斑に分かれてそれぞれ別の目的地を指定されましたが、私たちの斑(総勢5人)のルートが一番簡単なようでした。「出合」ですぐ尾根に取り付いてしまえば迷うこともなく簡単に着けるねと話していると責任者からできるだけ沢を詰めてくださいと注文がきました。
桜沢右俣を過ぎてから登山道を離れ、出合1を目指したつもりが一般登山道の徒渉地点上に着いてしまいました。コンパスに方向はきちんとセットしてもその方向に歩かないのですから私の歩きはいい加減です。そこから沢に下りられる地点を探して南に移動して安全に下りられる場所を探して沢に下りました。
沢は少し水流はありますが、ほぼ涸れ沢のようです。苔の付いた岩が昨夜の雨で滑りやすくなっていて、できるだけ岸を歩くようにしました。
出合1に到着。
IMGP4321
そこから出合2までは、左右の小さな谷と地図を照合しながらほぼ完璧に現在位置を把握しながら歩けました。沢は岩が多少滑る以外は危険が少なかったのでずっと地図を手に持ったまま歩きました。こんなに細かく地図を見ながら歩いたのは初めてです。出合2を左に入ると、後はツメるだけなので沢を離れて左のやや急な斜面を疎らな低いササを掴んで1363地点に向かいました。
1363地点で休んでいると雨が降り出してきたので、雨具を着けて出発。
IMGP4323
そこから目的地までは、今回のルートで一番面倒な笹藪でした。1363地点から目的地を見る。
IMGP4324
ササ丈は肩まで。密藪まではいきませんがやや濃い藪をこぎました。傾斜が急でなくササを踏んでも滑らなかったのであまり藪こぎになれていないメンバーも難なく漕げたようでした。約15分の藪こぎで目的地に到着。責任者が待っていました。
小雨のなか、のんびりと昼食をとって小間々へ戻りました。他の斑はかなり苦労して目的地に着いたようす。
城の湯で汗を流しました。

はじめて、1万分の1の地図を使いましたが、小さな谷まで表現されていて日頃使用しているものとは精度が違いました。私が日頃使用している地図はカシミールから印刷したもので、1万2千分の1のデータらしいのですが、縮尺は近いですが精度は2万5千分の1とほぼ同じです。精度の細かい地図での訓練は、実際見ている小さな谷が、地図上でわずかなへこみとして表現されているのを見ることができて楽しむ事ができました。距離感覚・規模感覚に乏しい私でも現在位置をほぼ確実に把握しながら歩くことができました。
しかし、通常使用する地図ではそのような小さい地形は表現されていませんから、もう少し大まかに読図しなくてはなりません。それが難しいのですが。

カテゴリー: 那須 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です