市民ハイキングで、福島の吾妻連峰の一切経山へ行ってきました。事前より雨の予想でしたがなんとか歩く事はできました。しかし、半分ぐらいは雨に降られてしまうし、下山道は小さな沢状態になっているしで、大いに疲れた山歩きでした。
多分ルートとしてはそれなりに魅力あるものだと思います。良い天気なら花を楽みながらゆっくりと歩くのも良いでしょうし、紅葉時期は特に見事な紅葉も楽しめそうです。しかし、今回は天気が悪すぎました。
疲れましたが、私は、雨の山歩きはそれほど嫌いではありません。雨もまた楽し。もちろん、豪雨・雷でなければの話ですが。
大勢での歩きなので、写真はあまり撮れませんでした。
ルート
ルート数値
距離9.1Km 累積標高 (+460m , -830m) 所要時間 6時間00分(休憩込)
行程
浄土平ビジターセンター-(60分)-酢ガ平小屋-(40分)-一切経山-(40分)-五色沼西岸-(60分)-慶応山荘分岐-(70分)-賽河原-(45分)-不動沢駐車場
経過
浄土平に到着したときは霧雨状態でした。広い駐車場は休日とは思えないほどのガラガラ状態。ビジターセンターの屋根下を利用して準備をします。歩きはじめには薄いガスに覆われていて景色は見えません。
雨が止んできたので、カッパの上だけ脱ぎました。ハイマツの実でしょうか。
マルバシモツケ
シャクナゲが少しですが咲いていました。種類は不明。
少しガスも取れて、浄土平が見下ろせます。吾妻小富士の火口縁も見えます。
山方向を見ると頂上付近は隠れていますが、残雪が見えます。
酢ガ平までの上りではたくさんの花を見ることができました。
ハクサンチドリ。私のブログで初めての登場かもしれません。
ツマトリソウ。
マイズルソウ
沢に残雪が残っています。
酢ガ平小屋に着きました(写真は撮り漏れ)。トイレもある避難小屋でした。ここで、少し休憩。エネルギーを補給します。
また、雨が降ってきたので雨具を着こんで出発。
何の若枝なのでしょう。
まもなく頂上なのですが、雨と霧で見えません。
頂上に着きました。名前からも推察できますが信仰の山なんですね。頂上は広く、視界を遮るものもないので吾妻連峰の山々を楽しめるのでしょうが、今日はまったく見えません。
記念撮影をして、三角点にタッチして、即、下山です。
山頂から五色沼がかすかに見えました。
五色沼の西岸まで下りてきても沼はうっすらとしか見えませんでした。
雨が止んでくれないので、軽く腹ごしらえをして出発。
家形山への分岐近くで少しガスが晴れました。
下山道は、傾斜のあるところは深く掘れていてそこを泥水が流れています。傾斜の緩やかな所は水が溜まっていています。
脇の笹やシャクナゲに掴まってできるだけ靴を水に入れないようにするのですが、時々、ボチャとなってしまいます。また、滑りやすい箇所が多くて神経を集中しているので余計に疲れます。
ただ、途中に1箇所、駐車場直前に1箇所、徒渉する場所があります。水量がすくなければ大股で渡れるのでしょうが、多いときは多少濡れることも覚悟しなくてはなりません。
下山時の花
ゴゼンタチバナ。多かった。
ツマトリソウ
マイズルソウ。これも多かった。
ミツバオウレン
アカモノ。これも多かった。私のブログで花は初めての登場です。今までは赤い実でした。
ギンリョウソウ
これが吾妻山ヤエハクサンシャクナゲなのでしょうか。帰宅後調べると吾妻のネモトシャクナゲを「吾妻山ヤエハクサンシャクナゲ」というのだそうです。Webで見たものと似ているので多分そうなのでしょう。賽河原付近で、ごくわずか咲いていました。少し時期が早かったようです。(7月が花期のようです)
他にも、花の種類は多かったのですが、写真を撮ることができませんでした。歩きはじめで見た小さなシャクナゲはなんだったのでしょうか。ヒメシャクナゲのようでしたが花が違う(調べるとイソツツジだそうです。「浄土平にゅ~す」というサイトに載っていました)。写真にトル事ができなかったのが無念。
滑ったり転んだりした方はいたようですが、ケガをすることもなく全員無事下山。たいしたものです。
ところで、翌朝目覚めると左頬にしこりがありました。触ると虫さされのような跡。鏡を見て驚き。左頬がかなり腫れています。目蓋も上下が。前日は何の違和感も無かったのですが。皮膚科で診察して貰うと虫さされ。腫れを治める飲み薬と塗り薬(2種)をもらってきました。
1ヶ月前には袈裟丸で太ももに刺されました。どちらも、気付くのは翌日。どうしてでしょう。
ハッカ油で作成した虫除けは昨年はおもしろがって作ったが、今年はまだ作っていません。今後は持参することにしようと思う。飽きっぽいのは駄目ですね。