2016年 10月10日 妙義山(白雲山ルート)

初めて妙義山に行ってきました。白雲山ルートです。
高所恐怖症の私にとって一番の心配は高度感だったのですが、立派なクサリがあったのとロープで確保されていた事で、なんとか許容範囲内で治まりました。最近岩場を歩く事に多少慣れてきて、高所恐怖症も多少やわらいできたのかも知れません。
主な岩場ではロープで確保しながらの歩きだったので、大幅に時間を要しています。
リーダーに2人のへっぴり腰が引き連れられての3人旅です。
途中、カメラをザックにしまったので写真のないポイントがあります。訓練なので致し方ありません。
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ルート数値
  距離 7.0Km 累積標高 (+970m -970m) 所要時間 7時間25分(休憩込)

行程
  駐車場7:40 – 8:50大の字8:55 – 9:20奥の院 – 10:18見晴 – 10:45玉石11:05- 11:45大のぞき – 12:40天狗岩 – 13:20タルワキ沢上 – 14:15タルワキ沢下 – 15:05駐車場

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

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経過

Wさんの訓練に交ぜてもらって、妙義山(白雲山コース)へ行ってきました。事前に情報を集めるとそのコースはかなりの難コースのようですが、しっかりしたクサリが有るようなので、大丈夫だろうと参加を依頼しました。写真ではなかなか高度感が伝わりません。その後YouTubeで動画を見るとかなりの高度感です。「早まったか」と思いましたが、いまさら取消するのも格好悪いので度胸を決めて行ってきました。
妙義神社前の駐車場には自動車道を使って約90分で着きました。すぐ前に道の駅があってトイレはそこを借りることができました。もっと遠いという印象だったのですが、これでは奥日光へ行くより早く着きます。これからは西上州に行くことが増えるかもしれません。
道の駅から岩峰を見上げました。白い「大」の字から奥に進んで「奥の院」、右上に登って「見晴」、そこからは稜線に沿って左へ進むルートのようです。
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本殿に安全登山を祈願して、右に進んで登山開始です。
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鷹戻しは通行できないようです。今日はそちらまで行く予定はありませんが。
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白雲山妙義大神。信仰の山に足を踏み入れます。後ろの砂防ダムは古風なものでした。
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岩の多い山道を登ります。最近、雨が多かったので滑りやすい岩が心配でしたが、昨日はやんだので、湿っていましたが濡れてはいませんでした。
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クサリ登場。まだ、クサリに頼らなくとも登れます。
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クサリ場を登ってT字路になった小尾根にザックをおいて左に進むと大岩があります。その岩にクサリに頼って登ると「大の字」です。
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絶景です。赤城・榛名、
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これから向かう稜線。
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「大の字」からの下り。
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少し休んで、樹林帯を登っていくとすぐ「辻」に着きます。ここで、中間道・奥の院に分岐します。私達は右に進んで、「キケン 上級」とペンキ書きされた岩の後方を登っていきます。
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ロープはありませんが、ステップの刻まれた岩を登るとすぐ「奥の院」です。
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奥の院の右手のクサリ場からがこのコースの本番です。ヘルメット・ハーネスを準備しました。その間も私達を不思議そうに眺めてどんどんクサリに取り付いていく人たち4-5人がいました。
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ここでカメラをザックにしまったのでしばらく写真はありません。
リーダーが先に登って上からロープで確保しながらゆっくりと登っていきます。岩が濡れていなかったのが幸いでした。上でクサリに掴まってトラバースして奥の院のクサリ場は終わりました。
そこからも2カ所のクサリ場を経由して断崖の上にでました。
「見晴」です。
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「見晴」からの眺望。
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裏妙義と浅間山。
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見晴からは、稜線沿いに進みます。
狭い岩の割れ目を登りました。途中から左の岩に登ることもできますが、私は無理矢理通過してみました。太っていたり、ザックが大きいと通れないようです。
次にビビリ岩です。ここもロープで確保しながら登りました。私は途中からクサリを離れて右手を登りました。右には掴まれる木があります。
ビビリ岩の上にでると、岩を左に巻く場所があります。わずかな距離で、岩にも掴まれるのですが、クサリはありません。左は切れています。私は崖を見ないようにして回り込みました。その先に玉石があって、穴の空いた岩の先の絶壁の上で大休止。もちろん、低い樹木で囲まれているので私でも腰を下ろすことができます。
休憩地からの眺め。
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カメラをウエストポーチに入れました。
稜線を少し外れて樹林帯を進みます。左は大きく切れています。
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稜線にでて、絶壁の淵を歩きます。私の嫌いな場所です。振り返ると、先ほど休憩した玉石の絶壁が見えました。先ほどはその頂きで休憩しました。
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こんな写真を撮るときも膝を地面について姿勢を低くします。このような場所では絶対に棒立ちで写真を撮ることはしませんし、できません。
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背ビレ岩。この岩は狭くて両端が切れています。リーダーが先に登って2本のロープで2人を確保します。もちろん、クサリがあってホールド・スタンスもしっかりしていますから転落することはまずないでしょうが、万一のことを考えて確保します。
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この岩は下りるのが厄介でした。最後の1歩が大股になります。
大のぞき。
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大のぞきからの眺望。
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断崖の上が天狗岩
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大のぞきからは3ヶ所クサリを下ってキレットと云われるコルに下ります。
最初のクサリは、最後に木が邪魔してそれを越えるのが厄介でした。次のクサリは簡単。
最後は「滑り台状3連50度30m」のクサリです。私は、しっかりクサリに両手でクサリを掴んで一気に下りました。
下りてからの写真。
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天狗岩への登り。北側に巻いて登ります。
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天狗岩。
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天狗岩の先の標高1084m地点に岩があってそこで景観を楽しみながら休憩しました。今年西穂から奥穂へ縦走したという男性が休んでいて少し会話しました。この男性は先ほどのクサリ場でロープを使っている私達を興味深げに見ていました。

その岩からの景観。
榛名方面
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裏妙義。烏帽子岩と赤岩の先に浅間山が見えます。
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相馬岳。今日は相馬岳まで行く予定だったのですが、時間の都合で行くのを止めました。
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タルワキ沢下り口
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急な岩だらけの道を下ります。かなり険しい下りでした。
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約55分の下りで中間道に到着。
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大黒の滝。チョロチョロ。
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中間道を40分で妙義神社。
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無事駐車場まで戻ることができました。
もみじの湯で汗を流しました。その駐車場からも表妙義の姿を仰ぎ見ることができました。
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充実の山歩きでした。次回はロープ確保なしで歩けるかな。
それにしても西上州は楽しそうです。

少し気になるのは、先日の根名草山でも症状がでたのですが、疲れてくると下りで左膝(皿の裏あたり)に嫌な感触があります。時々なのですが鈍痛のような感じです。今日もタルワキ沢の下りからででました。注意して観察することにします。

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