2016年 7月2日 女峰山

霧降高原から女峰山を往復してきました。5年前にほぼ同じ時期に同じコースをあるいています。そのときには雨で難儀したのですが、今回は雨に降られることもなく歩き通すことができました。もちろん、久しぶりのハードなコースだったのでかなり疲れました。でも、充実した山歩きとなりました。
「天空回廊」を利用しました。1,445段の階段は歩き堪えがあるのですが、傾斜が工夫されているのでしょうか、割と歩きやすいと思いました。
花も沢山楽しむことができて、満足。
単独です。
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ルート数値
距離 13.9Km 累積標高 (+-1,670m) 所要時間 9時間30分(休憩込)

行程
 霧降第3P(6:35)- レストハウス(6:37)-小丸山展望台(7:15) – 焼石金剛(7:56) – 赤薙山(8:21-8:27) – 奥社跡(9:15-9:25) – ヤハズ(9:44) – 一里ヶ曽根(10:10-10:18)-水場(10:27-10:30)- 女峰山(11:30-11:50)-水場(12:40-12:46)-一里ヶ曽根(12:58)-ヤハズ(13:26)-奥社跡(13:48-13:54)-焼石金剛(15:08)-小丸山展望台(15:40-15:45)-レストハウス(16:07-16:11)-霧降第3P(16:13)

ルート図
20160702-女峰山

花へ

経過

霧降第3駐車場へは6:20頃に着きました。すでに10台近くの車が駐まっています。レストハウス前の駐車場もかなりの台数駐まっています。大部分はキスゲ目当ての観光客です。第3駐車場のトイレは24時間開いていてトイレットペーパーも揃っています。
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レストハウス。標高1,335mだそうです。女峰山は2,483mですから約1,150mの標高差です。キスゲの時期なのですが、斜面は黄色一面とは言えないようです。
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天空回廊1,445段を上っていきます。キスゲはまばらです。
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天空回廊は樹林帯に入っていきます。晴天の時は良い日陰になりそうです。
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天空回廊から外れて遊歩道を歩いてみました。キスゲはこんな状態でした。
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天空回廊に戻りました。回廊は草地を上ります。
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振り返れば、月山・高原山が雲海に浮かんでいます。
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天空回廊はまっすぐ小丸山まで登っていきます。
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まだ、半分を少し過ぎただけ。
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天空回廊には途中いくつか展望台があります。
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天空回廊を上から。
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天空回廊の終点には小丸山展望台があります(写真は撮り忘れ)。
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小丸山展望台から。
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シカ進入防止策を越えて赤薙山方面へ登っていきます。丸山分岐。
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登山道は深く掘れていて、脇道もたくさんあります。5年前より脇道が増えているような気がしました。歩きやすい方を歩いてしまいます。
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丸山を少し下に見るような高さまで登ってきました。
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焼石金剛。右奥の標識には「焼石」と書いてありました。
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赤薙山が大きく見えます。笹原は急傾斜です。どうして笹原になっているのでしょうか。大規模な崩落の跡なのかもしれません。
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赤薙山のコメツガの樹林帯を登ります。登山道は浸食が進んでいるので沢山の脇道ができているのですが、左手の笹道が歩きやすそうでした。登りは従来の登山道を使ったのですが、下りでは安直に歩きやすい道を選んでしまいました。
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巻道分岐
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赤薙山。小休止しました。
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女峰山が見えました。
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赤薙山頂からわずかで巻道と合流。
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奥社跡への細尾根の始まり。
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こんな登りもあります(ピンボケになってしまいました)
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見晴の良い尾根に出ました。正面が奥社跡のピークです。左に女峰山。
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右端が女峰山で、中央奥に男体山も見えます。
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男体山の左手に沢山の山々が雲海に頂きを出しています。
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細尾根でも5年前とは多少ルートが変わっていました。尾根の右下にあった道が一部尾根上を通るようになったようです。新しいテープ・踏み跡を追って進みます。
5年前はこの下から岩に這い上がったのですが、
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今回はこの先の岩をまたいで、這い上がった岩の上にやってきました。
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奥社跡。また小休止。
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奥社跡北のコル。前回より枯れ木が増えているように思えるのは気のせいでしょうか。
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コルから急斜面を上って、尾根に上がると、変な場所にピンクテープがあるのに気付きました。どうやら2209地点から東にのびる尾根への分岐を示しているようです。その尾根を歩いた記録はたそがれオヤジさんなど複数読んだように思いますが、マーキングまであるとは。実は、もし山中で大地震に遭遇したら、細尾根は歩きたくないのでその尾根を下ろうと思っていました。それで、どこから入れば良いかなと気にしていたからそのテープに気付きました。
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しばらく歩きやすい尾根道になります。ヤハズです。
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多少、岩もありますが。
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一里ヶ曽根に着きました。5年前の印象として広いガレ場というものだったのですが、それほど広くはありませんでした。印象など当てになりません。
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壊れた祠。帰宅後、5年前の写真をみると変わっていました。どうやら、真ん中の石を横にしてしまったようです。
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前回も気になった岩。
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一里ヶ曽根からの北側の展望。
左側。中央奥に会津駒ヶ岳。中央やや右の上が平らな山が田代山。
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その右。中央やや左に荒海山、
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その右。中央奥に那須岳。その右に高原。
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一里ヶ曽根からの下り。途中で振り返る。
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水場標識。
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標識から1分で水場。しっかりと水量がありました。たっぷりと飲んで顔を洗ってすっきりしました。今日は、水の摂取が多かったので、ここまでにラーケン1本分(600ml)消費してしまいました。ここで水の補給もしました。
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前回は、この辺で雲行きがおかしくなったのですが、今日は雲は最初からあったので変化はありません。
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こんな尾根も歩きました。
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三界岳尾根への分岐あたり。三界岳へは右の樹林帯に入っていきます。女峰山へは直進です。左には行けません。
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そこにはささくれた白いテープがありました。これを目当てに三界岳に向かう人は絶対にいないと思いますが。
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崩落地近くを上ります。このあたりの崩落も進んでいます。
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このあたりから、5年前にも見たイワベンケイ・ミヤマダイコンソウなどの花を見ることができました。うれしくなります。
左の頂上が女峰山です。山道は岩場を通過して尾根に戻ります。
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もろい岩を上ります。
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上から。
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三角点ピーク。女峰山の北西約100mのピークに三角点があります。
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女峰山の山頂標識が見えました。
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女峰山に到着。男2人が休んでいました。
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山頂標識。
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山頂から、男体山、大真名子山。
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小真名子山、帝釈山。
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北側の三界岳。多分、私が訪れることはないでしょう。
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北側遠方の山々。
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表歩いた尾根と高原遠景。崩落地の上のピークが奥社跡。赤薙山は右端。
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山頂祠横で大休止して折り返しました。荒れた地点や岩場では気を遣いましたが、登りよりは下りが楽です。また、登りでは花の写真に時間が取られますが、下りではあまり写真も撮らないのでその分早いはずなのですが、今回は疲れて休憩が増えたのであまり早くはありませんでした。
小丸山展望台からみると、高原山系がぽっかりと浮かんでいます。中央が鶏頂山、その右が釈迦ヶ岳です。標高1300mより下は分厚い雲に覆われています。今日は下界では猛暑だったそうですが、この雲が境になって、山ではさわやかな風が吹いていました。
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今日は、途中で巡り会った登山者を数えると10名以上が霧降・女峰を往復したようです。また数名が唐沢小屋に泊まったようです。予想以上に人気のルートなのですね。早い人は4:30頃に歩き始めたようです。最初に巡り会った登山者に霧降へ戻ると伝えると「随分と遅い出発だね」と言われました。確かに天候の事を考えると遅い出発なのですが、今日はあまり早く下山したくなかったので出発を遅らせました。

下山後、温泉で汗を流して、夜、山岳会の清掃登山の前夜組に合流。
翌日は、丸山登山道の笹刈りをしました。前日の疲れが残っていて足の重い一日でした。

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キスゲ平で

ニッコウキスゲ
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ヨツバヒヨドリ。写真では5つ葉に見えるのもあるのですが。
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コバギボウシとトンボ(撮影時トンボがいるとは気付いていませんでした)
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カラマツソウ
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アヤメ
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オトギリソウ
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コメツツジ
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オオナルコユリ。枯れる寸前。
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イタドリ
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ヤブキショウマ
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オノエラン
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不明。花は終わっているようです。
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マルバシモツケ
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ウスユキソウ。花はこの1株だけでした。
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ハナニガナ
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シロニガナ
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ヒメシャジン
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赤薙山~一里ヶ曽根で

ベニサラサドウダン
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ナナカマド
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ミヤマニガイチゴ
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マイズルソウ
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ゴゼンタチバナ
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シャクナゲ
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イワカガミ
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ミツバオーレン
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ギンリョウソウ
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ツマトリソウ
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コケモモ
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女峰山近く

イワベンケイ
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ミヤマダイコンソウ
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セントウソウ
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タカネニガナ
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カテゴリー: 日光 パーマリンク

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