2015年10月31日 那須 塩沢山・西ボッチ

所属する山岳会の飲み会が那須であり、その前に3つのグループに別れて山行を楽しみました。A:朝日岳東南稜、B:白笹山~姥が平周回、C:塩沢山~西ボッチ往復の3グループで、Cグループは藪ありという訳でMさんと私の二人だけの静かな山歩きとなりました。
事前情報ではかなり濃い竹藪という事だったのですが、実際は刈り込みがされていて藪こぎになったのは、鬼が面山の南から塩沢山への稜線の一部だけでした。

ルート数値
距離 10.6Km 標高差 (+-800m) 所要時間 5時間50分(休憩込)

行程
沼原駐車場-(15分)-西ボッチ取付-(45分)-鬼が面山-(6分)-深山湖分岐-(50分)-塩沢山-(40分)-深山湖分岐-(10分)-1262m三角点-(6分)-鬼が面山-(40分)-西ボッチ取付-(30分)-西ボッチ-(20分)-西ボッチ取付-(17分)-沼原駐車場-(12分)-東ボッチ-(10分)-沼原駐車場

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
20151031-那須_塩沢山・西ボッチ

経過

7時30分頃、沼原駐車場に到着。今回は東北道を使わず一般道だけを使いましたが早朝なので所要時間はあまり変わらないようです。
紅葉時期を過ぎた割にはハイカーが多いように思います。
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沼原の展望台から西ボッチを見ると左手に月が残っていた。
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流石・大倉山方面。昨夜雪が降ったようだ。稜線付近が白くなっていた。
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調整池西側の山道。綺麗に笹刈りがされている。
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山道は南西方向に山を登っていく。途中振り返ると、白笹山・日の出平が見えた。こちらも山頂付近は白くなっている。
(Bグループの話では気温は零下だったが、木々に「エビのしっぽ」状に氷がついてとても綺麗だったらしい。)
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稜線にでました。
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所々にこんな標識があります。この標識は鉄板なのですが、怪力で折り曲げられているものがありました。
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西ボッチ方向。廃林道のようなものが無残に残っている。帰宅後調べるとYoshiさんが2009年にこの地を歩いていました。そして、「貯水池工事の採石跡でないか」と推測していました。確かに林道では終点に意味がなさ過ぎます。
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稜線には数カ所、鉄網で補強されている箇所がありました。左手は笹の急傾斜ですが、右手は荒れていて崩壊が進んでいるように見えました。
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那須野が原の別荘地帯が見えました。晴れていましたが、次第に曇ってきました。
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塩沢山へは、沼原駐車場から向かうと下りになります。駐車場標高1270mですが、塩沢山の標高は1127mです。
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樹間に深山湖が見えます。
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鬼が面山。山頂という雰囲気はありません。山道の横に山名板がありました。木に食い込んでいます。往きでは気がつきませんでした。復路で撮影。
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1262三角点方向を見る。とても入り込むような場所はありませんでした。左寄りに九十九折りで下ります。
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深山湖への分岐に到着。この標識は折り曲がっていたのを復元したようです。
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地形図の小さな水色表示へ少し登りました。その途中に見た小さな花。
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丸い構造物。これが小さな水色表示の正体でした。この裏に鬼が面山南の三角点があるようなのですが、復路に立ち寄ることにして分岐まで戻りました。
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分岐から塩沢山方面を見ると山道はありません。
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藪の薄い箇所を探しながら進みます。竹藪は2m程ありますが、藪の範囲は広くはありませんでした。
西側は背丈の低い笹になりました。鎌を持ったMさんがつまらなそうです。
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また藪に突入。塩沢山へはもう少しです。
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藪には薄い踏み跡らしき(獣道かもしれません)ものもあります。写真は復路。
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塩沢山への登り。右に笹を避けました。
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塩沢山に到着。腹ごしらえをしました。途中水分補給することなくここまできました。約1.5リットルの水を持ってきましたが今日は0.5リットルで十分なようです(怪我したときの洗い水としていつも余分に持っているのですが使った事はありません)。
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戻りは、往きと同じルートを戻っていると思ったのですが、気付くと少しずれていて、藪で同じルートを戻るのは結構難しいです。涸れ沢に着いてこの先どう進もうかと探している内に沢を登ってみるとそこが深山湖への分岐でした。もう少しで行きすぎところでした。

分岐からタンクまで林道を行き、タンクを左に廻り込んで三角点ピークに到着。「鬼が面山」の山名板がありましたが、異なる場所に同じ山名があるのは困った物です(そんな場所は結構ありますが)。
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三角点
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この廻りは濃密な竹藪です。戻るか直進するか。結局直進しました。しかし、2分ぐらいで山道にでました。出てきた場所の5mぐらい北にこんな標識が藪に隠れていました。ここが三角点への入口だったのかもしれませんがここを進入する輩はごく一部の人種ではないでしょうか。
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貯水池西側まで戻ってきました。貯水池の周りにはいくつかこんな木が。名前は後で調べます。(「マユミ」だそうです。日光自然博物館のカレンダーの11月をめくったら出てきたのに驚きました。)
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北ボッチへの進入口は判りづらいですが、用途不明のコンクリート構造物がある場所の近くです。少し入ると、刈り込みがされています。
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刈り込みした笹がそのままに放置されているので結構滑って歩きづらいですが、藪漕ぎするよりはましです。
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尾根に出ると、先程歩いた鬼が面山が見えました。塩沢山は隠れています。
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西ボッチに到着。すると、北側のピークでザザーという音がしました。目を懲らすと50mぐらい先で枝が揺れています。何者かが木から下りて逃げていったようです。Mさんが笛を取り出して威嚇しましたがもう音はしませんでした。単独歩きの時で寂しい場所では熊鈴を付けて歩きますが、今日は二人なので鳴らしていませんでした。
山名板。
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三角点。
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沼原駐車場に戻って少し休んでから、東ボッチに向かいました。いくつかネットに紹介されているので西ボッチに行ったのだから東にも行ってみようということになりました。GPSで場所を確認して遊歩道から東に入り込みます。笹は濃密ですが細い笹なので漕ぎやすい。しかし、ピークらしいものがありません。ネット情報で岩があるという事を読んでいたので岩を探しました。探し当てた岩。
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岩の上から。
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これを西ボッチに相対する東ボッチとするにはかなり無理があるようです。

駐車場に戻ると、雪混じりの小雨が降ってきました。すぐ止みましたが、尾根ではかなり寒そうです。
まだ14時前でしたが、宿泊場所に入りました。

翌日は、ロープワークの講習会。乙女の滝周辺で、懸垂下降の練習をしている私たちを観光客が不思議そうなまなざしで見ていました。
講習会終了後、Mさんが鴫内山の登山口を確認したいというので向かいましたが、県道30号線のどこから入るかで苦労しました。スマホで検索してなんとか巻川林道入口まで到達できましたが便利な世の中になったものです。林道を随分と奧まで進みました。登山口まで後わずかという場所で林道中央に笹が見えてきたのでそこでストップ。帰宅後調べると後300mぐらいだったので徒歩で登山口まで行けば良かったと思いましたが、時すでに遅しです。

カテゴリー: 那須 パーマリンク

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