2015年5月5日 夕日岳・地蔵岳周回

かねてより歩きたいと思っていた夕日岳新道・地蔵岳南東尾根を歩いてきました。
例年ですと丁度アカヤシオの好期でしょうが今年は開花が早いようなのであまり期待せずにいました。しかし、かなり散った跡でしたが、夕日岳周辺で最後のアカヤシオを楽しむ事ができました。
またミツバツツジ・シロヤシオ・ヤマツツジも見ることができて花巡りとしてはほぼ満足でした。
夕日岳新道は最初の植林地内の急な登りは閉口ですが、1071P辺りからは楽しい前日光の尾根歩きを楽しむ事ができます。岩タアは予想したよりは簡単に下りる事ができました。
地蔵岳南東尾根は歩き安い尾根でした。思わぬ収穫物があったりして時間はたっぷりとかかりましたが、楽しい尾根でした。ただ、最後の下山点に選んだ支尾根が予想を越える急な下りだったのにはほとほと疲れました。ただ、この周回ルート最初と最後が急傾斜に守られているのでハイカーが少ないのかも知れません。夕日岳では大勢のハイカーに会いましたが、新道・南東尾根ではだれにも会いませんでした。
Kさんとの二人旅です。

ルート数値
距離12.8Km 標高差 (+-1,430m) 所要時間 8時間30分(休憩込)

行程
川中島駐車地-(40分)-林道取付点-(70分)-1071P-(40分)-1294P-(80分)-夕日岳-(30分)-地蔵岳-(90分)-三角点(1221.8)-(60分)-821P-(50分)-林道-(20分)-駐車地

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
20150505-夕日岳新道

経過
鹿沼市古峰神社方面へ向かい途中で大滝方面に折れると、東大芦川沿いに進みます。途中から道は狭くなるのですが舗装されているので運転に支障はありません。
川中島の駐車地には7:30頃到着。数台の駐車スペースあり。沢にも簡単に下りられました。
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道沿いにお地蔵様があって、その脇から取付ました。
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お地蔵様のすぐ上にも崩壊寸前の神社があります。こちらが昭文社の地図に載っている蚕影山神社なのかもしれません。
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尾根形にそって急傾斜を登ると林道にでます。少し左に回って尾根に戻るとまた林道にでます。面倒なのでそのまま林道を進みました。
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すぐ尾根への取り付き。これじゃ、最初林道に出たら尾根に戻らずにそのまま林道を進んだ方が良かったかも知れません。いやそれよりも、駐車地そのものをもっと奧の蕗平集落跡にして、最初から林道をここまで上ってきた方が賢明だったのかも知れません(確かめていないので詳細不明)。
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林道の取付からは植林地内の厳しい登りを進みます。微かに踏み跡は見えますが、道形はありません。
主尾根にでて一服。樹間に六郎地山が見えています。
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三角点(905.5)に到着。
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植林地と自然林の境界を登ります。
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良い雰囲気になってきました。
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1071Pに到着。親切な方がいるものです。これは判りやすい。しかし「余計なお節介だ」という人も居るのでしょうね。
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傾斜が緩やかになって、尾根幅も広くなりました。この辺りが「ヒラッ平」だろうと標識を探したがなかなかみつかりません。
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数分進んだ先にありました。
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ヒラッ平はいいところです。
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次第に傾斜がでてきて、
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右側から小さな尾根が迫ってくると「オオボッチ」。「オオホノチ」に親近感を抱く方もいらっしゃたようですが、「オオボッチ」で決着ですか。
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少し下ると急に前が無くなって、木や岩に掴まって下りる。こんな場所が数カ所ありました(岩タアもその内の一つ)。
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下ると次のピークが登場。
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本沢林道分岐。この分岐から本沢林道までも歩いて見たいが最後に徒渉があるらしいので。
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前方に夕日岳が見えてきました。尾根も狭くなります。
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岩タアへの登り。
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下りたところに標識。
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ここを下りてきました。振り返って撮る。掴み所たくさんで怖がりの私にも恐怖感はありませんでした。
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夕日岳に到着。栃木県百名山のプレートが壊れていました。
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三角点
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日光の山々は曇に隠れ気味です。
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少し休んでいると、10名以上のグループがやってきました。明智平から来たとか。そこへの登り返しはないでしょうから、車をチャーターしてきたのでしょうね。
地蔵岳への快適な道。
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日光の山が見えてきました。晴れてきました。
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地蔵岳。
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お地蔵様。地蔵岳ですから。
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山頂からの下り。南東方向です。コンパスで方向を確認しました。上から見てもかなりの傾斜です。ゆっくりと下りました。
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10数分下ると尾根は南向きに方向を変えます。再度方向確認。
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見事な新緑。
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私は少しでも早く下山したいので早足になります。するとKさんから「もっとゆっくり歩こうよ」の声が。Kさんはコシアブラを探しているようです。私は山菜には興味はないのですが、Kさんは熱心に講義を始めます。コシアブラはあっても手の届く高さの手頃なものは少ないようです。しかし、数本手の届くものを見つけることができました。よいお土産になりました。

この尾根で見た石祠。3基みつかりましたがいずれも新しいものでした。昭和に寄進されたものでした。
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適当な場所があれば左に下ろうと思っていたのですが、適当な尾根がありません。左は植林地が多いのですが下りられるような傾斜ではありません。821Pで東北東に延びる尾根に入りました。GPSで現在位置を確認(邪道ですが重要ポイントで地形だけで位置が特定しづらい時はつい頼ってしまいます)、コンパスで方向を確認して進みます。
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この尾根は最初はまずまず歩き安いのですが、途中から急傾斜のみになってしまいます。足裏にマメができそうになります。やっと、右側に林道が見えたので尾根を外れて急傾斜の植林地を下りました。
林道にでると、その林道はジグザグにかなり高所まで延びているようでした。もしかすると、821Pから尾根に沿って東に進みコルからその林道に下りるともう少し楽だったかも知れません(確認はしていませんが)。
林道を駐車地に向かう。
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蕗平集落跡地。正面の木に隠れて鳥居が残っていました。この集落跡の前に数台の駐車スペースがあります。また、ここから林道が北に延びていました。次回もし歩く事があればこの林道を使うと思います。
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16:30駐車地に到着。沢に下りて体を拭きました。少し谷水を飲んでみました。味は普通かな。

フモトスミレ。小さな花ですが、至る所で見ることができました。
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ヤマツツジ。標高の低いところはすでに花開いていました。上ではまだツボミでした。
これは登り初めてまもなく。
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林道取付前で。名前は?
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今回わずかに見られたチゴユリ。
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ミツバツツジ。低いところではすでに終わっていましたが、標高が高くなると満開、咲き始めのものもありました。
1071P辺りで。
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ヒラッ平周辺で。山ツツジは咲き始め。
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オオボッチへの登りでは早いシロヤシオが咲いていました。
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オオボッチを過ぎるとわずかに残ったアカヤシオが見られました。
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標高を上げていくとアカヤシオの散った花びらが目立ちます。4-5日前は見事だったようです。
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残ったアカヤシオ。
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夕日岳でのアカヤシオ。綺麗に残っていました。
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オオカメノキ
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地蔵岳南東尾根でみたミツバツツジ。この尾根では多く見られました。
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シロヤシオも。
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下山後の蕗平集落跡のウツギ。
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2015年5月5日 夕日岳・地蔵岳周回 への2件のフィードバック

  1. たそがれオヤジ のコメント:

    こんにちは。
    夕日、地蔵に行かれましたか。
    みつまんさんに夕日岳で最初にお会いした時、私、そのルートを辿っておりましたよ。
    昨日、薬師と夕日に行かれた方のブログを拝見いたしましたが(これまた小山の方ですが)、どうも散った後で、写真そのものはツツジの賑わいはないようでしたね。
    でも、みつまんさんが歩かれた側は、終わりかけとはいっても、まだまだ見ごたえがあったようで。まぁ、間に合って良かったですねぇ。
    でも、今年はどこも開花が早いような気がいたします。
    本沢林道に下るコース、コースと言えるほどのものではないのですが、沢の渡渉というほどのものではありません。尾根筋は明瞭ですが、最後に冷静さを欠くと、急斜面に迷い込んでしまいますので、そこだけは要注意ですね。参考まで。

    • mituman のコメント:

      こんばんは、たそがれさん。
      ことしは、アカヤシオは見ずに終わるかなと思っていたのですが、程よく見られてよかったです。
      「最後に冷静さを欠くと」、そうなんです、私は時々ポカをやってしまうんです。もちろん、致命的なものはありませんが。
      本沢林道へのコースはどのようにマッチングするかが悩みです。たそがれさんのように大小松尾根とミックスできれば良いのですが、距離が長くなると「冷静さを欠く」局面に至る可能性が出てきます。自転車を使ってコンパクトに周回するのも有りかなと思います。

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