2014年1月12日 不動岳・唐沢山(田沼)

今年最初の山歩きは、田沼・葛生境界の不動岳・唐沢山です。Mさん,Kさんが同行してくれました。
御神楽農村公園を起点に、反時計回りに御神楽の谷を周回する予定でしたが、カシミールで測定したルート値以上に距離・アップダウンがあり、時間切れで途中から林道に下りてしまいました。
しかし、風が弱く陽だまりハイクの様相で尾根歩きを楽しむことができました。

ルート

ルート数値 距離11.8Km 標高差 (+1,100m, -1,100m) 所要時間 7時間(休憩込)

行程
御神楽農村公園-(5分)-取付点-(10分)-最初の石祠-(25分)-P298-(45分)-380P(主尾根に合流)-(10分)-P377.8-(10分)-不動岳-(25分)-石尊山-(10分)-浅間山-(10分)-石尊山-(20分)-P458-(25分)-P468-(15分)-唐沢山-(分)-P428-(分)-P351-(25分)-林道-(45分)-御神楽農村公園

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)20140112-不動岳唐沢山

経過

御神楽農村公園は宇都宮神社の北側にありました。8時少し前に着きました。山歩きの歩きはじめとしては少し遅いのですが、これが近くの低山歩きの良さでしょう。
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尾根への取り付きはたそがれさんが突入した地点です。もっと簡単に入れるとことはないかと付近を見たのですが、結局たそがれさんの後追いになってしまいました。急傾斜で落葉・ササが邪魔しますが10分で完了。石祠のある小ピークに到着。
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北東方向にこれから進む山を望みます。
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P298への上り。良い雰囲気です。ところで、ハンターとの遭遇を心配していたのですが、遭遇はありませんでした。また鉄砲の音も聞こえませんでした。
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P298です。石祠が散乱しています。嘉永年間に作られたもののようです。今回歩いたコースには嘉永年間に作られた祠が多かったのですが、たまたまなのか、その時期に信仰を篤くする出来事があったのかは不明です。
Mさんが記録をとっています。私は「後でGPSログや写真を見ればいいや」と記録をとりません。しかし、山中で即役に立つのはその記録なのですが、判っていても続けられないのが私のいいかげんな所です。
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北北東側には古越路峠に続く主尾根への合流点(380P)が見えています。
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北北西には石尊山と浅間山が見えています(帰宅後調べるまで唐沢山が見えていたと勘違いしていました)。
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380Pへの上りです。
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380Pの石祠。
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ここを東に進むと、スバルのテストコース脇を通って古越路峠に至ります。烏ヶ森の住人さんもうんざりする藪だそうです。尾根歩きを徹底するなら歩くべきなのでしょうが、そこは「いいかげん」な私ですから。

樹林帯を進むと
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三角点のあるP377.8に着きました。RKさんの山名板。
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不動岳に到着。2枚の山名板があります。不動岳はなだらかな山頂です(だから不動なのでしょうか)。少し休憩。IMGP2080 IMGP2081

石尊山周辺から尾根に岩がでてきました。石尊山への登りはじめの岩。
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石尊山は暗い山頂でした。ここにも石祠がいくつかあるのですが、壊れたものが多いのが残念です。
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石尊山から北の浅間山へ向かいますが、最初は足下の悪い急傾斜です。その先も痩せ尾根がありますが、10数分で浅間山へ到着。
神社は荒れていて、強風があれば飛ばされそうです。
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神社の周りの石祠も崩れたものが多く、最近は少し信仰が薄れているのか人が減っているのか。両方なのでしょうね。
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石尊山へ戻って唐沢山へ向かいます。
下って
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登って
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樹間から女峰・男体山をみることができました。
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P458からは丁度、白根山をのぞき見ることができました。
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途中の小ピーク(450P)で長めの休憩をとりました。
P468は注意しないと東への尾根に引きずりこまれそうな場所です。注意して北への下り口を探します。ここで、3人パーティに会いました。岳ノ山から来たそうで、不動岳南まで行って秋山川方向に下りるそうです。かなりの健脚そうでした。

唐沢山に到着。狭い山頂です。標高はぞろ目の555m。
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唐沢山から西に進んで御神楽谷の西尾根を下ります。山頂から少し西に進んでから南に方向を変えるのですが、まっすぐ進みすぎると旗川方面に下りてしまいます。しかし、それを意識しすぎて早めに南に下ってしまいました。それに気付いて右側の尾根にのぼり返すと、P428の北側で計画ルートに復帰することができました。
御神楽谷の西尾根も狭い尾根でした。
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P428から唐沢山を振り返ります。
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風が無く、楽しい尾根歩きなのですが、次第に疲れが溜まってきています。
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いくつかの岩が尾根に鎮座していましたが、いずれも左に巻いて登ることができました。
次第に疲れが増幅してきました。そしてついにしばらくおとなしくしていた脚のケイレンの前兆が現れてきたのです。
P351で久しぶりに芍薬甘草をのみました。

ルートを計画通りに進むと下山は4時過ぎになりそうです。P351の南側から林道に下りる事にしました。コルから滑るように植林地を下って、倒木を跨いで、約10分で林道に到着しました。
林道脇に「馬頭観音」がありました。台座が新しいので、林道工事で移設したのかも知れません。しかし、馬頭観音があるとは、この谷が交易のルートだったとは考えにくいので、林業で使役していた馬の供養に建立したのかもしれません。
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約45分の林道歩きで駐車地に戻りました。御神楽の集落は落ち着いた集落でした。倉のある家が多かったのはかつては、林業で栄えていた証拠かも知れません。
脚のケイレンは前兆だけで収まってくれたのであらためて芍薬甘草に感謝です。
今回のルートは、計画時には10Km,+-800mだったので、アップダウンの少ないルートと考えていたのですが、結構起伏があって疲れるコースでした。計画通りの歩きはできなかったのですが、予想以上に魅力あるコースでした。

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2014年1月12日 不動岳・唐沢山(田沼) への2件のフィードバック

  1. たそがれオヤジ のコメント:

    みつまんさん、こんにちは。
    あのコース、歩かれたのですね。それも、唐沢山まで行って、西尾根を下るなんて、さぞ、歩きごたえもあったのでしないでしょうか。
    「予想以上に魅力あるコース」とは、私の文句タラタラの歩きに比較してということでしょうか。
    みつまんさんの記事を拝見して、一年前の記憶が怒涛のようによみがえりましたよ。あの時は、まさに、みつまんさんの今回ルートが予定でしたが、何だか途中で疲れて、さっさと林道に下りました。面白味を感じないコースに嫌気がさしたかのような理由にしてしまいましたけど、何を隠そう、体力が続かなかっただけのことです。
    私の下山箇所から先の様子を拝見すると、唐沢山はともかく、西尾根、おもしろそうですね。距離がもっとあれば、さらにかなぁ。
    みつまんさんも、芍薬甘草含みとはいえ、結構、健脚ですね。感心しますよ。
    蛇足ですが、毎週のように歩いていると、ケイレンする機会も少なくなって、私は、ここのところ、芍薬甘草からは解放されていますよ。

    遅ればせながら、みつまんさんのお歩き、今年も楽しみにしております。
    また、どこかでお会いすることになるかもしれませんね。お互い、面も割れていますから、その節は…ということで。

    • mituman のコメント:

      たそがれさん、お久しぶりです。毎週あるいていれば芍薬甘草の厄介になることはないのでしょうが。今は仕事及び諸事情で月2回が良いところです。そうなると日頃の訓練なんてできませんから、毎回貯金ゼロでやり直しになります。たそがれさんが毎週のように山へ行くのが不思議でなりません。家庭内教育が行き届いているのでしょうね。では、山で会える日を楽しみに。

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