山岳会のメンバーとシロヤシオを見に矢板高原山へ行ってきました。大入道から剣ヶ峰までのルートは、2回歩いていますが2回ともシロヤシオの清楚な美しさに感動しました。今回は釈迦ヶ岳まで足を伸ばします。釈迦ヶ岳は私にとって初めての訪問です。
シロヤシオは残念ながら少し早すぎたようです。また、花の数が少ない事、花の大きさが小さい事が気になりました。来年に期待しましょう。小間々周辺のヤマツツジは見事でした。
釈迦ヶ岳は地味な山だと思うのですが、登山者の多いこと。さすが日本300名山に登録されているだけの事はあります。
下界では30度を超す暑さだったそうですが、山は尾根では風があってさわやかでした。とはいえ、それなりにアップダウンもあったので、歩きは大いに疲れましたが。
ルート
ルート数値
距離13.4Km 標高差 (+1,120m) 所要時間 7時間40分(休憩込)
行程
小間々駐車場-(40分)-大間々駐車場-(55分)-八海山神社-(25分)-剣ヶ峰分岐-(80分)-釈迦ヶ岳-(70分)-剣ヶ峰-(60分)-大入道-(60分)-小間々駐車場
経過
小間々駐車場へは7時少し前に到着。青空に新緑・ヤマツツジが映えています。
ここから遊歩道に入って、すぐ左に折れます。私のいままでの歩きでは左回りに歩くのですが、今回は右回りです。
大間々には新しい木道ができていました(二年前には無かったと思うのですが)。
見晴らしの良い尾根にでました(見晴コースです)。釈迦ヶ岳が中央にそびえます。ぽこっと突き出しているのは中岳、左は西平岳です。
ここから少しずつヤシオが見られました。まだ、満開とは言えないようです。
剣ヶ峰への分岐を過ぎて釈迦ヶ岳へ向かいます。ここからは私にははじめてのコースです。
細い尾根を過ぎると快適な尾根になります。
樹間から釈迦ヶ岳が見えます。かなり険しい上りがあるようです。
右手には明神岳が見えます。崩落箇所が多いのが気になりますが、多分、逆に向こうから見ても崩落している箇所が多いのでしょうね。歩いている尾根の右手はスッカン沢に急傾斜で落ちていますから。
1543地点あたりの標識(写真は下山時に撮ったもの)。今年は長らく雪に埋もれていたのでしょうね。
急な上りの始まりです。浮いている石が多いので気をつければそれほど危険ではありません。摑み所の少ない場所にはトラロープが張られています。
舌状になった尾根にでると、ダケカンバの美しい林です。まだ雪が残っています。
最後の急登なのですが、下山者もいて賑やかです。トレラン姿の3人組に会いましたが、矢板市内から走ってきたとか。
急登で見つけた小さな花。(2014.6.3 ヒメイチゲでした。日留賀岳でも見ているのですが思い出せませんでした。下の丸いミツバもヒメイチゲのもの)
少し歩くと、釈迦ヶ岳山頂です。大勢の登山者が休んでいました。
南西方面に、西平岳。中岳は雑木に隠れているようです。写真を撮る角度が悪かったですね。
北西方向には会津駒ヶ岳の白い尾根が見えたのですが写真には撮れませんでした。
大休止のあと下山開始。
次第に疲れが出てきました。気温も高くなってきているようです。
剣ヶ峰手前で、南東方面を望む。矢板最高地点あたりが見えているようです。良い景色です。
剣ヶ峰で休憩後、シロヤシオの尾根に突入です。
毎回この地点の写真を撮っているような気がします。北にスッカン沢へ崩れています。ぞっとする光景です。
縄文ヤシオにはわずかの花しか付いていませんでした(Kさん撮影)。
沢筋にでると、ハルゼミが大合唱でした。初めてこれを聞いたとき、沢に蛙を探したのを思い出します。水飲み場があったのでのんでみました。美味。
マイズルソウ。
無事、駐車場に着きました。
それにしても疲れました。この冬に歩きが少なかったので、落ちた体力が戻っていないのかも知れません。水の取り方にも問題があるような気がします。暑くなったのでペットボトルを凍らせて持参しているのですが(下山するまで氷が残っています)、冷たい水を飲み過ぎると体力の消耗が大きいのかも知れません。次回からは氷を減らそうと思っています。
帰りは、城の湯で汗を流しました。