2016年 4月 10日 村山葉山

山形県の村山葉山へ行ってきました。山スキー隊8人に、つぼ足隊4人が混ざっての山行です。当然、私はつぼ足隊です。葉山は月山の東に位置する山で、いくつかコースがあるようですが今回私たちが歩いたのは畑コースです。主稜線に入ってのアップダウンはスキー隊にはかなり厳しかったようですが、つぼ足でもこのコースは疲れます。
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ルート数値
距離 11.0Km 累積標高 (+1,030m,-1,030m) 所要時間 6時間50分(休憩込 休憩はいつもより多い)

行程
畑 駐車場(7:40)-P1243(9:48)-小僧森P1407(10:50)-葉山(11:46-12:12)-小僧森P1407(12:56)
-P1243(13:40)-駐車場(14:30)

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
20160410-村山葉山

経過

前夜出発してサービスエリアで仮眠。畑の葉山市民荘前の駐車場には7時過ぎに到着しました。駐車場までは除雪されていてノーマルタイヤでも問題なさそうです。雪山装備して出発ですが、今日はかなり暖かいようなので上はいつもの低山の装備と変わりません。ただ、下は雪山靴にスパッツですが。
駐車場前の案内板。その左には水が飲めるようになっていて、「長命水」という有名な水らしく、下山後飲んでみましたが本当においしい水でした。
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スキー隊8名とつぼ足隊4名です。この先を左に入りました。
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除雪されていない林道を進むとキャンプ場や山荘があります。地形図の三角点(実際は確認していません)近くに登山口の標識があります。そこから山道ということでしょうか。
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谷を進むと前方にP1021東のコルが見えてきます。コルの直前はかなりの傾斜でした。つぼ足隊はワカンを背負っていますが最後まで使いませんでした。
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コルから尾根を登っていきます。登りではスキーよりつぼ足が快適なようです。
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樹間から月山方面が見えました。
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傾斜の緩やかになった場所で小休止。スキー隊の新人がなかなかたどり着かないのでリーダーが待つことになり、他のメンバーだけで葉山を目指すことになりました。
緩やかな尾根を進みます。きれいなブナ林です。樹間が広くなりました。多分、積雪が多くなって藪は雪の下なのでしょう。
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標高1243m地点です。前方に見えているのが葉山から南東に延びている尾根です。その尾根を目指します。
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この先を右に回り込んで主稜線にのぼります。前方に見えているのが小僧森(地形図の標高1407m地点)です。
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主稜線手前の南東に展望が開けた地点で休憩。晴れているのですが霞で展望は良くありません。この先は雪庇で、大きく切れ落ちています。
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これから向かう小僧森。急傾斜を登っている2人組が見えました。途中で私たちを追い越したスノーシュー隊のようです。
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主稜線に到達。
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スキー隊は左にトラバースしてから頂上に向かいました。私たちにはトラバースは危険なので、急傾斜でも安定感のある直登を選択します。強い風が吹いていました。
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踏み跡はあるのですが、急傾斜なので油断できません。キックステップでゆっくりと登りますが、どうしてもストックを持つ手に力が入ります。私は、強風で帽子を飛ばされそうになりました。暖かいので途中からニット帽をキャップに交換していました。

小僧森に到着。帽子をニット帽に交換しました。頂上はなだらかです。振り返ると、主稜線までの緩やかな尾根が見えていました。
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大僧森(標高1428m地点)方向です。
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小僧森からの下りは急傾斜でした。藪もあります。その下りをスキー隊はかなり苦労していました。私たちもストックでバランスをとりながら下りていきましたが、最後に尻スキーになってしまったメンバーも。

小僧森下のコルです。スキー隊の大部分はここにスキーをデポしてつぼ足で葉山へ向かいました。
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大僧森に到着。月山方向。中央の三角形になっているのが三合山らしいです。月山の稜線は三合山の右後ろですがよく見えません。
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振り返って小僧森。
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葉山から烏帽子岩に至る稜線。その稜線をゆく山之内コースというルートがあるようです。
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私はこの辺で折り返しても良いやという気持ちになっていましたが、他のメンバーは葉山まで行く気になっています。中央が葉山で、その右は葉山神社のあるピークです。
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大僧森からの下り。北東方向に積雪が崩れかかっています。右には絶対に近寄らないようにという指示が出ましたが、稜線上は雪が薄く藪が飛び出していて踏み込みそうな穴もいくつか開いています。少し左に回り込むように藪周辺を進んでなだらかな頂上に向かいました。
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葉山頂上。
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頂上で大休止しました。
戻りで、小僧森で別に行動していたリーダーと山スキー新人に合流しました。その先は一番の難所、小僧森からの下りで、メンバーの一人が足を踏み込んで抜けなくなるトラブルがありましたがなんとか切り抜けることができました。山スキー隊は起用にトラバースルートを滑ってきました。見ているだけでもハラハラします。
傾斜が緩やかな尾根を下ります。この辺は山スキーにかないません。
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無事下山。
登りでは、待ち時間もかなりあったので4時間かかりましたが、下りは2時間15分で下りてきました。
下山後の風呂は「ひなの湯」です。入浴料は250円という安さにびっくり。湯は天然温泉です。
久しぶりの雪山でしたが、こわがりの私としてはできるだけクラックのない雪山がいいですね。とはいえ、久しぶりの雪の感触を楽しんできました。もう少し遠望がきけば良かったのですが。そして、もう少し近いと良いのですが。帰宅は9時を過ぎていました。
疲れたと思ったら11Kmもあったんですね。累積標高も+-とも1000mを超して、雪山でこの数値だと疲れます。ただ、積雪の少ないこの冬でも、東北まで来ればしっかりと雪があるという事を知りました。ただただ、遠すぎる。

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