前回に引き続き那須です。沼原から白笹山・南月山・姥が平を周回してきました。山岳会のKさんと二人旅です。 Kさん曰く「このコースなら紅葉時期だな」。それは判っているのですが、いくつかのコースを検討して、20Kmは体力不足、藪こぎ3時間は精神的に持たない、こちらは秋に、などと絞っていき結局このルートが残ったのです。 心配だったのは天候です。直前の那須岳ポイント予報で「朝は曇りだが9時からは晴れ、強風」を信じてスタートしたのですが晴れ以外は正解で、肝心の「晴れ」は雨に変わってしまいました。 5時間、休憩なし。山行機会が減っている私にとっては足腰の良い鍛錬になりました。
ルート
ルート数値 距離10.4Km 標高差 (+888m, -888m) 所要時間 5時間00分(休憩込)
行程 沼原P-(95分)-白笹山-(50分)-南月山-(30分)-日の出平-(20分)-牛ヶ首-(30分)-姥が平-(15分)-三斗小屋分岐-(65分)-沼原P
経過
市役所PでKさんと待ち合わせして出発。沼原Pまでは自動車道を使って1時間35分。「那須もそんなに遠くないな。」2週前とは大きな変わりようです。
沼原Pには1台の車も無し。100台は駐められるのでしょうか、広い駐車場です。紅葉時期には一杯になるそうですが。
きれいなトイレも完備しています。
曇天。白笹山はガスに覆われていましたが、出発。
標識の後には雨量観測所がありました。
駐車場をでて少し北方向に進みます。
涸れ沢を渡り、
壊れかけた橋を渡ります。
シロヤシオに覆われた道もありました。初夏には楽しいルートでしょうね。
白笹山に近づくと、笹が山道に倒れている場所があって、それを踏むと滑りやすくなっていました。
ガスがかかっていて、眺望の良いはずの場所からも視界はありません。しかし、やっと調整池が見える場所がありました。
白笹山の頂上は木に囲まれていて眺望はありません。晴れてくる筈なのにまだ曇ったままです。
白笹山と南月山の間は、笹が歩道に被さってきて、歩きづらいし、濡れるし。私が露払い役を務めました。
一時期、ガスが薄くなってコルからは黒尾谷岳が見えました。右側には那須ハイランドパークが見えます。
南月山はガスに包まれていました。
南月山手前で、調整池が見えました。
南月山頂上です。
南月山神社です。 三角点は気付きませんでした。
南月山からは北側に進みますが、尾根には樹木が無く、強風(感覚的には15mぐらいか。歩く事はできました)が吹き荒れていました。茶臼岳は全く見えません。
日の出平に近くなると木に囲まれて風は弱くなります。歩く人が多いのでしょう、道は歩き安くなります。
日の出平に到着
牛ヶ首への下りは、北側が崩れていますが、歩道はしっかりしています。この下りで本日最初の数人のパーティとすれ違いました。 牛ヶ首では観光客はいませんでした。ロープウエイは動いていないのかも知れません。標識などの施設の修理をしていました。
姥が平へ下るときに雨が降り始めました。誰だ晴れの予報をだしたのは。止む気配もないので雨具を着ます。
姥が平。紅葉時期なら、絶景なのでしょうが。
三斗小屋分岐。振り返って撮影。
雨のなか、花を見つけてもカメラを取り出すのが減ってきます。ただ、ひたすらに駐車場を目指します。
姥が平付近では数組のパーティに会いました。三斗小屋から廻ってきた方が多いようです。夫婦連れの話によると峰の小屋跡では風が強くて非難小屋で90分も待機したそうです。私たちのルートを逆回りに歩く予定だというパーティにも会いました。
湿原へ行くのは中止して、12時少し前に駐車場に到着しました。 最後の1時間は緩い下り坂で、足場も悪い所は少なかったので、脚に程よい運動になったようです。脚の疲れはいつもより少なかったです。
あずまやで少し腹ごしらえして温泉に向かいました。
花
風が強くて、写真がうまく撮れませんでした。いつも以上のピンボケが多いのですがご勘弁。
まず、初めて見る花もあった尾根筋で見た花から。
イワインチン。面白い名前です。南月山の尾根で。
トモエシオガマ。確かに、上から見ると花弁が巴になっています。日の出平で。
ホツツジ。ミヤマホツツジは花柱が曲がるそうです。これは曲がっていないのでホツツジでしょう。
リンドウ。オヤマリンドウ。
エゾリンドウ。
ヤマトリカブト。たくさん見かけました。
トネアザミ?
ウスユキソウ。少ししか株はみつかりませんでした。
オオカメノキ。赤い実を付けています。白笹山中腹。
名前調査中。白笹山中腹。
姥が平で見た花