昨年もこの時季に訪れた生瀬富士・月居山に行ってきました。見事な紅葉を楽しむ事ができました。 山岳会のメンバーで総勢10人のにぎやかな山行でした。 コースは昨年とほぼ同じですが、違うのは生瀬富士の岩稜を往復したこと、月居山からの下山でルートを変えたことです。 ルートの説明はかなり省略していますので、よろしければ、昨年のブログも参照してください。
ルート
ルート数値 距離7.9Km 標高差 (+904m, -904m) 所要時間 7時間(休憩込)
行程
駐車場-(35分)-枝尾根に登る-(30分)-生瀬富士-(17分)-立神山-(30分)-かずま-(10分)-滝上-(10分)-徒渉点-(15分)-国道下-(20分)-観音堂下-(10分)-月居山-(10分)-観音堂下-(25分)-登山口-(25分)-滝見物・駐車場
生瀬富士から北側の岩稜を往復したのですが、GPSの入ったザックをデポしてしまったので軌跡には残りませんでした。
経過
前夜に駐車場に到着。相変わらずの賑やかなテント泊でした。多少酒量オーバー。モンベルの#3にカバーを付けた寝袋では少し寒くて早々に目覚めてしまいました。テントには霜がこびりついていました。 出発前の生瀬富士方向。かなり靄がかかっています。今日は良い天気になりそうです。
薄暗い谷筋を北に30分ほど進むとジグザグに登って枝尾根にでます。しかし、その尾根は昨年とは大きく様変わりしていました。重機で作業道を作って伐採が進んでいました。伐採跡はどうなるのでしょうか。
ここからは紅葉の山道を登ります。
振り返ると雲海が見えました。こんな低山なのに。
次第に傾斜は急になって、トラロープもでてきます。
紅葉は昨年より良いように思います。
生瀬富士への最後の急登です。
約1時間で生瀬富士に着きました。緑と紅葉と白と青の配色が見事です。
残念な事に富士山は見えませんでした。
昨年は北に延びる岩稜へは行かなかったのですが、今年は行くことになりました。昨夜の酒宴の際に私が行きましょうと言ってしまったようです。口は災いの元です。北に延びる岩稜。
思ったより足場がしっかりしていたので助かりました。最後のピークに上ります。10人全員が登れるスペースがありました。
ピークから生瀬富士を振り返ります(Kさんの写真です)。私も同様の写真を撮ったのですが、私の写真にはこの写真を撮っているKさんの後姿が大きく写っていました。怖がりの私には撮る位置を移動したりアングルを工夫する余裕が無かったようです。
私はそのような所には長居はできないので数枚の写真を撮ると早々に退却しました。 生瀬富士からは急傾斜を下ります。紅葉が見事です。
立神山に着いて小休止。岩稜を遠望します。ピークに2人いるのが見えます。
立神山からも紅葉が見頃のコースを進みます。
かずまに到着。もし、生瀬滝上で徒渉できないときはここに戻ってエスケープします。
かずま近くの紅葉。
袋田の滝の上に到着。勇敢なる人は前に進んで写真を撮りますが、私は山道から進むことができません。でも何とか滝は見えました。
ちなみに、この位置は滝の下から見るとガケの上です。まさに絶壁の上なのです。先に進んで悠然と景色をみる人の気が知れません。今、ブログを書いている今も想像するだけで怖くなります。
この後、徒渉地点に下りて行きます。今回も写真を取り忘れました。Kさんの写真を頂きました。 写真左下を渡ります。私は少し靴を濡らしてしまいました。昨年より少し水が多かったようです。ちなみに木がかかっていますが使えません。
徒渉後、振り返っている私。後から来た二人の山ガールが徒渉をためらっていました。多少濡れても渡れるだろうと薄情にも声も掛けずに先を急ぎました。
徒渉後、月居山へ向かいます。 月居山の紅葉は見頃でした。昨年以上の景観です。
下山は、昨年は前山経由で滝方向に下りたのですが、階段の多さに辟易。今年は別ルートで下山することになりました。杉の植林地を歩く面白みのないルートですが、時間は20分近く短縮でき、疲れも少ないルートでした。 下りてきた登山口です。
袋田の滝は、紅葉時期とあって多くの観光客で賑わっていました。その中に、徒渉をためらっていた二人連れがいました。無事徒渉できたそうですが、月居山には寄らずに下山してしまったそうです。
りんごの浮かんだ温泉で汗を流して、帰路につきました。紅葉を堪能できた山歩きでした。
この付近はまだまだ多くのルートがあり、バリエーションルートもかなり楽しめそうです。しかし、遠いのが難点です。