2013年5月3日 北八ヶ岳周回1日目

所属する会の山行に参加して北八ヶ岳の雪山を2日間歩きました。総勢9名のパーティです。前夜に麦草峠まで移動しました。
初日は、麦草峠・雨池・縞枯山・茶臼山・麦草峠のルートです。雪はありますが凍結が少ないので、アイゼンなしで歩き通しました。 残雪は歩き安かったですね。昨年、縞枯山・茶臼山は歩いていますが、結構上り下りで石があって歩きにくかった記憶があります。しかし、それらはすべて雪に覆われて歩き安くなっていました。縞枯山への上りではルートも多少変わっているようです。多少ルートを外しても残雪が大地を守ってくれそうで、少し開放感を味わえる歩きでした。 そして、何よりもすばらしかったのは、天候に恵まれて透き通った眺望を楽しむことでした。

ルート

ルート数値
距離8.9Km 標高差 (+630m, -630m) 所要時間 6時間(休憩込)
行程
麦草峠-(50分)-大河原峠林道合流-(10分)-雨池へ-(15分)-雨池-(15分)-林道合流-(10分)-雨池峠分岐-(30分)-雨池峠-(35分)-縞枯山-(10分)-展望台分岐-(30分)-茶臼山-(45分)-大石峠-(15分)-麦草峠

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)20130503-北八ヶ岳1

注:縞枯展望地への往復は帰宅後データ修正(手前の分岐にGPSの入ったザックをデポした為)

経過

前夜の内に麦草峠に到着。多少酒宴、仮眠。
7:40、歩きはじめました。シラビソ樹林内の起伏の少ない冬道を進みます。大河原峠林道に合流して約10分林道歩き後、雨池を目指してまたシラビソ樹林内を歩きました。
雨池到着。休憩。 IMGP9972

雨池の淵を5分ほど進んでから樹林帯に入りました。(写真はUさん撮影)Y_IMGP2425

約10分ほど歩けば林道に合流。林道の周りはダケバンバが多く見られます。青空が映えて良い景色です。 IMGP9980

雨池峠への分岐です。林道はこの先は通行止めになっていました。 IMGP9985雨池峠へは多少登ります。振り返ると浅間山が見えました。雪が少なくなりました。 IMGP9987雨池峠で休憩後、縞枯山へ向かいます。昨年登ったときは少し石の多い道を直登したような気がしたのですが、今回は多少ルートがずれているようです。歩き安い道でした。帰宅後確認すると夏道は地図の破線ですが、今回はその東寄りを多少ジグザグしながら登ったようです。 稜線にでると、すばらしい光景が私たちを待っていました。 南八ヶ岳です。 IMGP9988南アルプス。 IMGP9989中央アルプス IMGP9991御岳山。IMGP9992北アルプス IMGP9993

縞枯山展望地の分岐にザックをデポして展望地へ向かいました。そこからもすばらしい眺望を楽しむことができました。 IMGP9998岩に埋め込まれた三角点標識 IMGP0011

南八ヶ岳。手前右はこれから向かう茶臼山。 IMGP9999

南八ヶ岳の山麓の稜線と奧に秩父の山々IMGP0001

西上州の山々。中央に荒船山。 IMGP0003

浅間山 IMGP0004

分岐で休憩後、茶臼山へ向かいます。茶臼山は樹林帯の中の頂上ですが、すこし西へ進むと展望地があります。 三角点(四等だそうです)もあります。IMGP0016

茶臼山展望地からの眺めは最高でした。今日は空気が澄んでいるのでしょうか、遠くまで綺麗に見渡せます。 北方向。北横岳、蓼科山(北横岳の左奧の冠雪した山)。 IMGP0017

北アルプス。 IMGP0020IMGP0026IMGP0021

昨年の茶臼山からの下りは石ごろごろだったのですが、今回は雪に覆われて石は見えません。ただ、所々急傾斜の場所もあって、アイゼンなしでは滑りそうでしたが、腰が引けながらも何とかカカトからの蹴り込みとストックの支えで滑ることなく下りる事ができました。 途中の小ピーク(中小場)です。IMGP0029

大石峠に下りてきました。 IMGP0030

大石峠から約15分で麦草峠に戻ってきました。 まだ、14時前で早いのですが、今日は、白駒池のテン場に野営の準備をしなくてはなりません。一番近い駐車場に移動して、パッキングをやり直しました。そして、両手にも荷物を持ってテント場まで移動します。多分25Kgぐらいの荷物を持っていたと思います。約20分の行程ですが、何度も手の荷物を降ろして休みながらでないと進めませんでした。一番重いのはもちろん飲み物です。 私はテン場での野営は初めてでした。夕食はすき焼き。リーダーの飯炊き理論に感心しました(芯のあるご飯を回復させたのは驚きです)。美味しかった。しかし、いつもより酒量は多かったのですが、夜はなかなか眠れませんでした。

こうして、一日目の山行は終わりました。

 

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