2013年4月28日 六日町坂戸山・六万騎山

所属する会のMさんに誘われてカタクリで有名な六日町の坂戸山・六万騎山へ行ってきました。Mさん、Yさん、Oさんとの4人メンバーです。誘われるまでこの2つの山について知りませんでした。坂戸山はあの有名な直江兼続の居城があった場所なのだそうです(大河ドラマで見たはずなのですがまったく記憶に残っていませんでした)。
スカイツリーと同じ高さ(634m)という説明が各所に見られましたが、地形図では633mとなっています。1mはどうやって増やしたのでしょうか。
カタクリの咲いている規模は三毳山よりずっと大きいですね。六万騎山は小さな山ですが山全体がカタクリという感じでした。
花の最盛期に訪れるというのは難しいです。六万騎山は少し遅く、坂戸山には少し早すぎた訪問でした。
花は後半にまとめました。
しかし、花だけでなく、越後の雪山の眺望もすばらしいものでした。

花の名前の特定は難しいですね。今回の名前不詳のままになっているものもあります。後日判明しましたら更新します。山名は相変わらずカシバードを使いました。時間がかかるのが悩みです。

ルート

(坂戸山)
ルート数値 距離5.3Km 標高差 (+600m, -600m) 所要時間 4時間(休憩込)
行程 登山口(鳥坂神社)-(35分)-分岐-(50分)-桃之木平-(15分)-山頂-(15分)-631P-(15分)-山頂-(60分)-登山口

(六万騎山)
ルート数値 距離約2.3Km 標高差 計測せず 所要時間 1時間10分(休憩込)
行程 登山口(地蔵尊)-(40分)-頂上-(25分)-庚申塔-(5分)-地蔵尊

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)20130428-六日町坂戸山六万騎山はルート図なし。軽装で歩いたのでGPSをザックに入れたままにしていた。

(坂戸山 経過)

8時頃、鳥坂神社境内に到着。すでに10台ぐらいの駐車がありました。手前のスポーツコミュニティセンターにも多くの駐車があったので賑やかな山歩きになりそうです。神社横には綺麗なトイレも完備しています。
神社の右手を尾根に登るコース(薬師尾根コース)と、左手の谷を進むコース(城坂コース)があります。今回は城坂コースから登って、薬師尾根コースで下ることにしました。
昨日の雨で歩道は濡れています。歩き始めてすぐ、カタクリやショウジョバカマが見られるようになりました。 IMGP9802

家臣屋敷跡だそうです。 IMGP9800

ここで上杉景勝・直江兼続が生まれたのだそうです。 IMGP9806
谷の両脇に杉の植林されていない領域がずっと延びています。ここにカタクリの群生が見られました。 IMGP9807
一本杉のある分岐地点にきました。ここから薬師尾根コースへ向かうこともできるようです。私たちは城坂コースを進みました。 IMGP9817

少し登って振り返ると六日町の街並みが見えます。曇っていて雲がかなり低く立ちこめています。この開けた斜面のほぼ全体にカタクリがあるのですが、雨に打たれて元気がなかったり、すでに花の時期を終えているものもあります。晴れていれば良かったのですが、また、1-2時間遅く来れば花は元気を取り戻していたかも知れません。 IMGP9828 IMGP9830

歩道に柔らかくなった雪が残っていました。 IMGP9834

少し雲がとれてきました。 IMGP9842

主水郭方面に行く道は大きく崩れていました。「通行禁止」のカードがぶら下がっていました。ここは戻って、桃之木平へ向かいます。 IMGP9844

桃の木平です。大部分が雪に覆われていますが、斜面側の雪の融けた場所にはカタクリが花を付けていました。 IMGP9845

水場跡の標識を見て、杉林を少し登るとまもなく頂上に着きます。 IMGP9857

神社社殿内に山名板がありました。たしかに、この床の位置なら634mあるかもしれません。 IMGP9860

三角点は神社横にありました。すでに休憩しているハイカーの物置台になっていました。

頂上は賑やかなので南東方向にある631峰へ向かうことにしました。途中の尾根は花の多い尾根でした。 IMGP9867

タムシバ後方の越後駒ヶ岳方面は雲に覆われていました。 IMGP9863

631峰も賑やかでしたがそこで休憩をとりました。そこからの眺めも見事でした。
南東方面の金城山です。その少し左手の真っ白の山はイワキの頭で、晴れていれば、巻機山塊もかすかに見えるようですが、今回は雲に隠れているようです。 IMGP9874

東方向です。 IMGP9875

休憩後、坂戸山に戻って、薬師尾根コースを下りました。このコースは残雪はありませんが、階段が多くて疲れるコースです。ただ、カタクリはなくて、イワウチワの目立つコースです。谷と尾根では植物の様相が大きく異なります。しかし、大勢のハイカーが登ってきました。こちらのルートを使うハイカーが多いようです。残雪がないからでしょうか。 IMGP9888
天気は良くなってきました。雲がどんどんとれてきます。中央奧が苗場山のようです。 IMGP9886中央の雪の残っている鉄塔が見える山が桝形山のようです。 IMGP9887
かなり下りてきました。桜が見事です。桜の下にはカタクリが咲いています。正面の小丘には四等三角点がありました。IMGP9904

鳥坂神社に戻るとすでに駐車場はいっぱいでした。

(六万騎山 経過)

鳥坂神社から車で約10分で六万騎山登山口につきました。駐車場は地蔵尊の前とその少し先にもあります。ザックを背負うほどのこともないだろうと軽装で歩き始めたのですが、GPSをザックに入れたままにしていたのでトラック情報を採ることができませんでした。
地蔵尊の石段を登ります。  IMGP9915

境内の右手を登るとその斜面はカタクリだらけです。しかし、すでに花の時期は終わっていました。しかし、イカリソウ、スミレなどを見ることができました。
頂上近くのカタクリ群生地。ここの最盛期は見事だったでしょうね。 IMGP9940

山頂。 IMGP9944

すばらしい眺望でした。
北側。IMGP9949
越後駒ヶ岳方向をアップ。越後駒ヶ岳は後方に隠れていて、見ているのは、八海山の池の峰から薬師岳・入道岳に至る尾根のようです。 IMGP9952

庚申塔方向に下りてきました。水道があって、冷たくおいしい水を飲むことができました。 IMGP9962

下山後巻機山方向を見ました。中央奧の巻機山は真っ白です、一番右端が先程登った坂戸山です。 IMGP9965

(坂戸山の花)

屋敷跡の先で見たショウジョバカマとカタクリ。昨日の雨に打たれて元気がありません。 IMGP9803 IMGP9804
ミチノクエンゴサク?。葉がちょっと違うようにも思うのですが。 IMGP9810
エゾエンゴサク。色が青紫ではないですが。こんなのもあるのでしょう、きっと。 IMGP9812
カタクリ群生。もう少しで最盛期でしょうか。曇りでは元気が出ないようです。 IMGP9814
分岐から上。

ショウジョバカマの群生。IMGP9823 白いスミレ(よく判らない。これからスミレの名前で悩むのはよそうと思う。)IMGP9826
薄紫のスミレ IMGP9836 IMGP9837陽がでれば一気に開きそうです。 IMGP9831

山桜 IMGP9843

桃之木平から上

カタクリの葉に斑の模様が入っていないものがかなりあります。 IMGP9847
ふきのとうとカタクリ。IMGP9848
雪が消えたところからカタクリが顔を出しています。IMGP9849
杉林の中のカタクリとショウジョバカマ IMGP9850 IMGP9854
イワウチワも。 IMGP9856

631峰への尾根

タムシバ。コブシと似ていますが、コブシは花の下に葉が一枚あるのだそうです。 IMGP9864
イワウチワ。葉の色が赤見が強いのと緑が強いのがあります。 IMGP9868 IMGP9871ニシキマンサク。ガクが紅色です。
IMGP9870
尾根のカタクリは開いているものがありました。晴れてきました。 IMGP9873 IMGP9877
631峰頂上での山桜 IMGP9876

薬師尾根の花
上はイワウチワが多かった。カタクリはかなり下らないと出てこない。
タムシバ IMGP9884イワウチワ IMGP9890株は少なかったがミツバツツジが咲き始めていた。 IMGP9892
下ると桜が見事だった。種類は不明。 IMGP9898 IMGP9905 IMGP9911
桜の下に元気なカタクリ。 IMGP9901
(六万騎山の花)
ミスミソウ(雪割草)。花の色違いは多いようです。 IMGP9918 IMGP9919

スミレ IMGP9926
ナガハシスミレ(テングスミレ)。たしかに、天狗の鼻のよう。 IMGP9928
オオタチツボスミレ。IMGP9930

カタクリは最盛期を過ぎていた。IMGP9925しかし、これが満開ならすばらしい光景でしょうね。IMGP9939
日陰で残っていたカタクリ IMGP9957
緑花のカタクリ。調べると病気で花びらが葉化したものだという説明があった。だから綺麗に開くことができないようだ。 IMGP9961

イカリソウが多かった。 IMGP9932
白花のイカリソウ。 IMGP9933
桜も咲いていた。 IMGP9941 IMGP9942

カテゴリー: 信越 パーマリンク

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