所属する会のMさんに誘われてカタクリで有名な六日町の坂戸山・六万騎山へ行ってきました。Mさん、Yさん、Oさんとの4人メンバーです。誘われるまでこの2つの山について知りませんでした。坂戸山はあの有名な直江兼続の居城があった場所なのだそうです(大河ドラマで見たはずなのですがまったく記憶に残っていませんでした)。
スカイツリーと同じ高さ(634m)という説明が各所に見られましたが、地形図では633mとなっています。1mはどうやって増やしたのでしょうか。
カタクリの咲いている規模は三毳山よりずっと大きいですね。六万騎山は小さな山ですが山全体がカタクリという感じでした。
花の最盛期に訪れるというのは難しいです。六万騎山は少し遅く、坂戸山には少し早すぎた訪問でした。
花は後半にまとめました。
しかし、花だけでなく、越後の雪山の眺望もすばらしいものでした。
花の名前の特定は難しいですね。今回の名前不詳のままになっているものもあります。後日判明しましたら更新します。山名は相変わらずカシバードを使いました。時間がかかるのが悩みです。
ルート
(坂戸山)
ルート数値 距離5.3Km 標高差 (+600m, -600m) 所要時間 4時間(休憩込)
行程 登山口(鳥坂神社)-(35分)-分岐-(50分)-桃之木平-(15分)-山頂-(15分)-631P-(15分)-山頂-(60分)-登山口
(六万騎山)
ルート数値 距離約2.3Km 標高差 計測せず 所要時間 1時間10分(休憩込)
行程 登山口(地蔵尊)-(40分)-頂上-(25分)-庚申塔-(5分)-地蔵尊
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)六万騎山はルート図なし。軽装で歩いたのでGPSをザックに入れたままにしていた。
(坂戸山 経過)
8時頃、鳥坂神社境内に到着。すでに10台ぐらいの駐車がありました。手前のスポーツコミュニティセンターにも多くの駐車があったので賑やかな山歩きになりそうです。神社横には綺麗なトイレも完備しています。
神社の右手を尾根に登るコース(薬師尾根コース)と、左手の谷を進むコース(城坂コース)があります。今回は城坂コースから登って、薬師尾根コースで下ることにしました。
昨日の雨で歩道は濡れています。歩き始めてすぐ、カタクリやショウジョバカマが見られるようになりました。
ここで上杉景勝・直江兼続が生まれたのだそうです。
谷の両脇に杉の植林されていない領域がずっと延びています。ここにカタクリの群生が見られました。
一本杉のある分岐地点にきました。ここから薬師尾根コースへ向かうこともできるようです。私たちは城坂コースを進みました。
少し登って振り返ると六日町の街並みが見えます。曇っていて雲がかなり低く立ちこめています。この開けた斜面のほぼ全体にカタクリがあるのですが、雨に打たれて元気がなかったり、すでに花の時期を終えているものもあります。晴れていれば良かったのですが、また、1-2時間遅く来れば花は元気を取り戻していたかも知れません。
主水郭方面に行く道は大きく崩れていました。「通行禁止」のカードがぶら下がっていました。ここは戻って、桃之木平へ向かいます。
桃の木平です。大部分が雪に覆われていますが、斜面側の雪の融けた場所にはカタクリが花を付けていました。
水場跡の標識を見て、杉林を少し登るとまもなく頂上に着きます。
神社社殿内に山名板がありました。たしかに、この床の位置なら634mあるかもしれません。
三角点は神社横にありました。すでに休憩しているハイカーの物置台になっていました。
頂上は賑やかなので南東方向にある631峰へ向かうことにしました。途中の尾根は花の多い尾根でした。
631峰も賑やかでしたがそこで休憩をとりました。そこからの眺めも見事でした。
南東方面の金城山です。その少し左手の真っ白の山はイワキの頭で、晴れていれば、巻機山塊もかすかに見えるようですが、今回は雲に隠れているようです。
休憩後、坂戸山に戻って、薬師尾根コースを下りました。このコースは残雪はありませんが、階段が多くて疲れるコースです。ただ、カタクリはなくて、イワウチワの目立つコースです。谷と尾根では植物の様相が大きく異なります。しかし、大勢のハイカーが登ってきました。こちらのルートを使うハイカーが多いようです。残雪がないからでしょうか。
天気は良くなってきました。雲がどんどんとれてきます。中央奧が苗場山のようです。 中央の雪の残っている鉄塔が見える山が桝形山のようです。
かなり下りてきました。桜が見事です。桜の下にはカタクリが咲いています。正面の小丘には四等三角点がありました。
鳥坂神社に戻るとすでに駐車場はいっぱいでした。
(六万騎山 経過)
鳥坂神社から車で約10分で六万騎山登山口につきました。駐車場は地蔵尊の前とその少し先にもあります。ザックを背負うほどのこともないだろうと軽装で歩き始めたのですが、GPSをザックに入れたままにしていたのでトラック情報を採ることができませんでした。
地蔵尊の石段を登ります。
境内の右手を登るとその斜面はカタクリだらけです。しかし、すでに花の時期は終わっていました。しかし、イカリソウ、スミレなどを見ることができました。
頂上近くのカタクリ群生地。ここの最盛期は見事だったでしょうね。
すばらしい眺望でした。
北側。
越後駒ヶ岳方向をアップ。越後駒ヶ岳は後方に隠れていて、見ているのは、八海山の池の峰から薬師岳・入道岳に至る尾根のようです。
庚申塔方向に下りてきました。水道があって、冷たくおいしい水を飲むことができました。
下山後巻機山方向を見ました。中央奧の巻機山は真っ白です、一番右端が先程登った坂戸山です。
(坂戸山の花)
屋敷跡の先で見たショウジョバカマとカタクリ。昨日の雨に打たれて元気がありません。
ミチノクエンゴサク?。葉がちょっと違うようにも思うのですが。
エゾエンゴサク。色が青紫ではないですが。こんなのもあるのでしょう、きっと。
カタクリ群生。もう少しで最盛期でしょうか。曇りでは元気が出ないようです。
分岐から上。
ショウジョバカマの群生。 白いスミレ(よく判らない。これからスミレの名前で悩むのはよそうと思う。)
薄紫のスミレ 陽がでれば一気に開きそうです。
桃之木平から上
カタクリの葉に斑の模様が入っていないものがかなりあります。
ふきのとうとカタクリ。
雪が消えたところからカタクリが顔を出しています。
杉林の中のカタクリとショウジョバカマ
イワウチワも。
631峰への尾根
タムシバ。コブシと似ていますが、コブシは花の下に葉が一枚あるのだそうです。
イワウチワ。葉の色が赤見が強いのと緑が強いのがあります。 ニシキマンサク。ガクが紅色です。
尾根のカタクリは開いているものがありました。晴れてきました。
631峰頂上での山桜
薬師尾根の花
上はイワウチワが多かった。カタクリはかなり下らないと出てこない。
タムシバ イワウチワ 株は少なかったがミツバツツジが咲き始めていた。
下ると桜が見事だった。種類は不明。
桜の下に元気なカタクリ。
(六万騎山の花)
ミスミソウ(雪割草)。花の色違いは多いようです。
スミレ
ナガハシスミレ(テングスミレ)。たしかに、天狗の鼻のよう。
オオタチツボスミレ。
カタクリは最盛期を過ぎていた。しかし、これが満開ならすばらしい光景でしょうね。
日陰で残っていたカタクリ
緑花のカタクリ。調べると病気で花びらが葉化したものだという説明があった。だから綺麗に開くことができないようだ。