2013年2月9日 越床峠・寺久保山

越床峠から寺久保山をぐるりと歩いてきました。予想していたよりずっと楽しい尾根歩きでした。歩きづらいのは越床峠近辺と寺久保集落に下りる部分だけ。少し距離とアップダウンが大きかったので脚はガクガクになりましたが。
風が強くて最初は寒い思いをしましたが、その分、遠くの山並みを楽しむことができました。花(マンサク・ツツジ)の時期に歩くともっと楽しいかもしれません。

ルート

ルート数値 距離16.6Km  標高差 (+1,538m, -1,538m)  所要時間 7時間20分(休憩込)

私の行程
駐車場-(15分)-越床峠-(8分)-越床峠標識(大坊・大小山ルート)-(1分)-越床峠-(60分)-255.5m峰-(35分)-鳩の峰-(20分)-塩坂峠-(70分)-山王山への分岐-(30分)-寺久保山-(40分)-寺久保集落-(15分)-熊野神社-(25分)-塩坂峠-(20分)-鳩の峰-(30分)-255.5m峰-(30分)-ハイキングコース分岐-(15分)-駐車場

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

赤:往きルート  青:戻りルート
2万5千分の1の地形図では北関東自動車道路が載っていないので電子国土の地図を使いました。2万5千分の1の地形図は更新をやめるという情報もありますが、そうなると何時までも地形図には北関東自動車道路は載らないのでしょうか。少し寂しいですね。

経過

越床トンネルを佐野から足利へ抜けてすぐ左に大きく折れると旧道は行き止まりになります。

この右側が駐車場です。資材置き場のような感じですが、駐車場の看板があるので大丈夫なのでしょう。念の為にハイキングコースの案内板の前に駐車しました。 冷たい北風がかなり強く吹いています。7:30 いつもより暖かい格好で歩き始めました。
旧道はこの先でヘアピンカーブになりますがそのカーブから赤城・袈裟丸・皇海山が見えました。尾根からの展望が楽しみです。

鳩の峰への尾根に至る近道です。帰りはここへ下りてきました。

越床峠の市境も交通が遮断されていました。

かつて、大坊山・大小山のコースを歩いたときに越床峠のすぐ近くまで来ているのでその地点まで行って、歩いたルートを連続させたいと思っていました。市境を少し佐野寄りに進むと南斜面に踏み跡があったので、その斜面に取り付き這い上がりました。10分足らずで尾根にたどり着いたのですが、そこは越床峠分岐の少し上のコル状になった場所でした。またしてもミスルートです。分岐まで下りてきました。実はこの標識のすぐ先を見下ろすと旧道が見えました。1分で旧道に下りるができました。先程の取り付き地点からもう少し先に行った所にしっかりとした道があったのです。多分、踏み跡は私同様のおっちょこちょいがかなりいることを証明するものでしょう。旧道から大小山方面への分岐を示す標識。鳩の峰方面へは大小山への分岐の少し佐野寄り反対斜面に壊れた標識があります。そこは急斜面ですがテープと踏み跡が招いてくれます。木に捕まって登りました。数分で尾根に到着します。
旧道からの近道と合流します。帰りはこの近道を利用しました。誰かが、足利最悪と言った光景が左後ろに広がります。確かに良い景色とは言えません。しかし、遠くには赤城がすばらしい山容を見せています。前方にはひだまりハイクに最適な尾根が続いています。ちなみに、この辺りは眺望が開けていますが、この左手は山火事の跡のようです。越床トンネル上のピークの先のコルに祠がありました。最近は祀られていないようです。次の小ピークにも祠が。壊れ掛かっていますが、ご神体が残っていました。逆光ですが、大小山が見えます。楽しくなる尾根道です。255.3m峰に着きました。ここで位置確認しているときに、後から来た4人のグループに抜かれました。「私以外にもいるのだ。」と嬉しくなりました。255.3m峰は三角点があるのですが、頂はルートから少しずれています。標識の城山方向に少し進むと三角点がありました。
この先に見えているのは鳩の峰のようです。この先のコルは少し掘った跡がありました。かつて峠として使われていたのでしょうか。鳩の峰手前の急登です。約60mあり、滑りやすい斜面ですが、トラロープがあるので助かります。帰りにはかなり疲れていましたが、このロープのおかげで安全に下りる事ができました。ここを登り切った所に「ゴルフ場」と書いた標識が落ちていました。どうやらゴルフ場から鳩の峰に至るコースもあるようです(踏み跡はありました)。鳩の峰頂上に到着です。先程の4人連れが休んでいました。カシオのプロトレックを買って、今回初めて山へ持ってきたのですが、この山頂で説明書を見ながら高度を登録しました(家で何度か練習していたのですがいざやろうとするとどのボタンを押すのか判りません。ボケが始まりつつあります。)。高度は5m単位でしか登録できないので標高317mなので315で登録しました。

寺久保への下り口です。地形図の破線道なのでしょう。赤いテープが見えますが、踏み跡はよく判りませんでした。(写真は帰りに撮ったものです)

雷電山方面への分岐です。

塩坂峠です。寺久保方面、樺崎方面への分岐なのですが、地形図とはかなり場所がずれています。一つ南側のコルに移動したようです。(写真は帰りに撮ったものです)

301.3峰手前の標識です。道はここで西に折れます。

この標識をまっすぐ北に進むと三角点がありました。ここで休憩する人が多いのかも知れません。広場になっていました。ここでプロトレックで高度を確認しました。300m。まあこんなものかと納得しました。

道に戻って尾根を進むと山王山が見えてきました。次回は山王山へ行く予定です。樹間に冠雪した山々がよく見えるようになりました。男体山です。

袈裟丸です。右端の雪山は皇海山です。

山王山への分岐が近づいてきました。この辺りも山火事の跡です。景色が良いのでこの先で昼食にしました。

このような山脈を見ながらの休憩です。正面に浅間山が見えています。

アップします。真っ白です。

赤城。南西方面に富士山も見えたのですが写真には撮れませんでした。

山王山への分岐、大網林道への下り口です。ここを東に寺久保山へ向かいます。この先のひだまりで7-8人のグループが休憩していました。
道は植林地を進んで、竹藪に入ります。道は刈り込みができています。私は刈り込んだ竹林が苦手です。転ぶと痛い目に会うぞと言う恐怖を覚えるからです。私の育ったとことは竹の多いところで、竹にはすごく愛着もありますが、怖い話も良く聞いているのです。日陰にはかなり雪が残っていました。寺久保山に到着しました。本日3個目の三角点です。寺久保山からは南の尾根を下りました。最初多少藪っぽくなっていますがすぐ歩き安い尾根になります。こんな岩があって多少脚色されますが、歩き安い尾根です。雷電神社への分岐では東方向に進まずに南へ向かいました。最初は薄い踏み跡があって歩き安かったのですが。下っていくと次第に榊の藪が濃くなってきたので藪と杉の植林地との境を下っていきました。最後に畑の真ん中に出たらどうしよう、イノシシ除けの柵があったら大回りしなくてはならないぞ、と心配になってきました。しかし、運良く空き地に飛び出しました。人家の横の小道を行くと小さな遊具のある公園にでました。

北関東自動車道路北側を塩坂峠に向かいました。塩坂トンネルが見えます。

熊野神社です。熊野信仰はこの地にも広がっていたのですね。驚きです。熊野古道を歩きたいと資料を集めた時期もあったのですがまだ実現していないことを思い出します。熊野神社の「だっこ杉」。説明板によると、だっこされているのはソネの木なんだそうです。樹齢300年だそうです。塩坂トンネル入口上を横断します。こういう風景好きです。飽きません。塩坂峠の山道です。時代劇の箱根の山道として登場しそうなシーンです。

まもなく塩坂峠という地点に「塩の井戸」がありました。ここには弘法大師伝説があるとか。弘法大師も大変ですね、全国行脚でこの地までくるとは。

塩坂峠に戻りました。ここから一気に戻りました。途中、袈裟丸がよく見えたので近くの岩の上に登って写真を撮りました。袈裟丸・皇海山・錫ヶ岳(右側の白峰)が見えます。

駐車場への近道の分岐です。

無事、駐車場に着きました。脚はパンパンです。しかし、充実の歩きでした。ところで、高度の確認は一度やったきりでその後は全く..GPSも持っているし..谷筋で現在地が判らなくなったときの補助には使えるかも知れません。そのためには、標高のはっきりした所で高度を登録しておかないと..まあ腕時計として毎日使うでしょうが。

 

 

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