2011年1月8日 筑波山

今年最初の山歩きは筑波山にしました。遅くなりましたが初詣になります。また、日本百名山を歩くのも初めてです。
御幸ヶ原コースから男体山山頂、自然研究路を巡って、女体山山頂、数々の巨石を見て、つつじが丘へ、迎場コースで戻るルートです。筑波山がこんなに歩きづらいルートだとは思いませんでした。岩だらけです。しかし、すばらしい眺望を堪能できた楽しい山歩きでした。

ルート

ルート数値(カシミール3Dより)
距離 10.9Km  標高差 0m(累積 +1479m, -1479m)
        所要時間 6時間(休憩込み)

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

(2017.3.28ルート表示不可を修正。)
実際のGPS実績トラックデータと地図のルートがかなりずれているのが気になります。特に迎場ルートが大きく南にずれています。

経過

9時頃、市営第3駐車場に到着。8割以上はすでに駐車済みだった。市営第3駐車場へは大きな鳥居の左側を大きく左に折れて進入する(写真入りで説明してくれているサイトがあったので参考になった)。
9:14筑波山神社到着。遅い初詣になる。今年も良い年でありますように。
神社境内を左に回ると、ケーブルカー駅・登山口がある。最初から岩の多い、木の根が張り出したルートだ。筑波山には複数のルートがあるがこれは「御幸ヶ原ルート」になる。また、山中にはかなりのルート図が掲示されているので参考になる。ルートで迷うことはなさそうだ。
随分と大勢の人が歩いている。学童野球のメンバーたちが大勢で山歩きに挑戦していた。また、地元の高校の野球部が練習でこのルートを使っているらしく、かなりの人数が上ったり、下ったりしている。全員が元気よく「こんにちわ」と声をかけてくれる。
9:56、ケーブルカーが行き交うために複線になっている箇所があってその近くが休憩場所になっていた。
ここからは岩の突出が多くなる。ケーブルカーの線路を渡るのを楽しみにしていたのだが、そこはトンネルになっているようで線路を渡ることはできなかった。
10:12、男女川源流に到着。ごくわずかに水のながれがあるがきれいな水ではない。
10:35、ケーブルカー山頂駅(御幸ヶ原)に到着。ここから男体山へ向かう。
こんな道を上っていく。この先に少し岩の突出がある。「凍結注意」の看板がある。
10:50、男体山山頂到着。神社を後ろから。
神社前からの眺望はすばらしいものがあります。
富士山がみえました。すこしズームします。
少しもやがかかっていますが、富士山、秩父山系、上毛山系、日光・那須連山が見えます。秩父連山の右側に雪に覆われた結構大きく見える山があったのですが、名前はわかりません。
男体山を下りて自然研究路にむかいます。
11:14、こんなルートを進みます。ハイキングには最適です。
11:20、立身岩に到着。左側から上ることができます。
岩の上からの眺めです。数人、眺望を楽しんでいました。間宮林蔵がここで立身出世を祈ったので「立身岩」という名前が付いたそうです。
立身岩を反対からみるとこんな岩です。
11:32、展望台に到着。ここでも数人の眺望者がいました。日光連山が見えます。関東平野が一望できます。きっと私の住んでいる町もかなたにみえているはずですが、当然判別できません。11:46、大石かさねに到着。説明掲示によると、「昔から小石をもって登山すれば、つかれずにのぼれるし、罪やあやまちも消えるといわれています。男体山・女体山の石を拾って神だなにあげておいのりすれば、子宝をさずかると信じられています。・・・」という事らしいです。あたらしく重ねられた石も随分とありました。

こんな道を歩いて御幸ヶ原まで戻ります。
12:00、御幸が原へ戻る。そこからは筑波山の北側の眺望が開けます。
石切場がみえます。
日光連山も見えます。
ここで、昼食休憩をとりました。「筑波うどん」を食べました。「筑波うどん」の定義があるらしく乱雑に説明が貼ってありました。妻も筑波うどんをたのんだのですが、そばがでてきました。一味をたっぷりと振りかけた後で気がついたので、そのままおいしくいただきました。
 女体山へ向かいます。
12:35、ガマ石です。見えなくもないです。
12:41、女体山山頂です。日本百名山の標識です。山歩きを始めて最初の日本百名山です。
山頂は、ラッシュアワーです。
筑波山の南側のすばらしい眺望が開けます。北浦・霞ヶ浦・東京都心のビル群(今話題のスカイツリーもしっかりとみることができました)・富士山などなど。

ここからは、つつじヶ丘へ向かいます。巨岩の多い魅力的なルートですが、観光客には厳しいルートだと思います。
女体山からは岩の間を注意して下っていきます。下りてから振り返りました。小学生低学年でしょうか、楽しそうに上っていきました。
12:57、大仏岩です。確かにそう見えます。高さは15mもあるそうです。
12:59、屏風岩到着。
しかし、岩は見えません。行き止まりになっています。よく見るとこの左側に岩らしきものが見えます。きっと、危ない箇所があるのでしょう。
13:06、北斗岩です。
13.08、この先でみごとな樹木(くぬぎ?)を見ました。いつまでもこの自然を残したいものです。
13:10、裏面大黒です。うまく名前を付けたものです。
13:11、出船入船です。右と左どちらが出船なのでしょうか。
13:12、国割り石です。石の上に線を引いたような筋があるのがこの名前の由来です。
筋の部分のアップです。この石のすぐ先に岩を下りる場所があるのですが、そこの岩にも同じような筋がたくさんありました。
13:17、陰陽石です。
13:20、母の胎内くぐりです。記念にくぐってきました。多少若返ったかもしれません。
13:21、高天原です。天照大神を祀る稲村神社が鎮座しています。
ルートは歩きやすい部分もたまにはあるのですが、こんな岩に手を添えて下りていく下り坂が続きます。あかちゃんを背負ったおかあさんが上っていきました。若い父親に手を引かれて上っていく幼稚園児ぐらいの女の子もいました。皆さん、気をつけて上ってください。おじさんも、おっかなびっくり下りていきます。
13:24、弁慶七戻りです。岩がおちてこないか心配になります。
13:27、ベンチがあったので小休止。
13:49、つつじが丘の上に到着。全面に筑波の南山塊が見渡せる。その先に霞ヶ浦。
14:00、つつじが丘の駐車場に到着。小休止。
ここからは、迎場ルートで筑波山神社へ戻る。杉林のなかの歩きやすい道を進む。眺望なし。
途中、白雲橋ルートと合流。
14:49、迎場ルート・白雲橋ルートの入り口に着く。
筑波神社の横を通って駐車場へ戻る。神社横では、ガマの油売りの口上が拡声器越しに聞こえてきた。15:05、駐車場に戻る。駐車場には、上るときに出会った学童野球の児童たちが帰るところだった。みんな無事下りてきたようだ。

今回のルートはかなりの岩道を上り下りしたのだが、割と疲れなかった。翌日の足の痛みも少なかった。少しは鍛えられてきたのだとうれしいのだが。足利のルートのように、上り下りが繰り返すのではなくて、まとめて上ってまとめて下ったからかもしれない。

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2 Responses to 2011年1月8日 筑波山

  1. 匿名 のコメント:

    お世話になります。とても良い記事ですね

    • mituman のコメント:

      コメントありがとうございます。今度は時季を変えて筑波山に行こうと考えています。4月初旬の筑波山はカタクリが良いそうです。

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