2012年11月3日 奈良部山・野峰

奈良部山は先月歩いていますが、その時にGPSデータがかなり乱れました。それで、GPSのプログラムを最新のものに更新したのですが、その結果どのような軌跡に変わるか確認したくて再訪となりました。また、丸岩岳から野峰につづく尾根を歩きたいと思いましたがそれも合わせて実行することにしました。
今回のGPS軌跡は満足できるものでした。やはりデジタル機器はプログラムの更新をしないとダメですね。実感。
野峰への尾根は私には楽しいものでしたが、変化を楽しみたい方にはつまらない尾根かも知れません。起伏も少なめ、岩なしですから。野峰は本当に何の感動もない頂でした。植林が一層興ざめさせているのかもしれません。
紅葉には少し早めでしたが、先月と比較すると随分と秋らしくなっていました。
距離12Km、累積標高1300mは現在の私には少しきつかったですね。この夏のブランクが堪えます。
どうも、最近は、Wordpressとの相性が悪いようです。今回も、完成したと思ったら、途中の文章がごっそりと消えていました。入力し直したらまた他のところが消えていました。

ルート

ルート数値 距離12.2Km  標高差 (+1302m, -1302m)  所要時間 6時間15分(休憩込)

行程 林道終点-(75分)-奈良部山-(60分)-丸岩岳-(10分)-林道交差-(60分)-野峰-(65分)-林道交差-(12分)-林道経由・いちろう新道分岐-(45分)-小戸川-(20分)-林道終点

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
先月の軌跡と比較すると、明らかに今回のものが正確です。奈良部山北西の大岩を迂回した跡もはっきりしています。

経過

駐車地にはすでに1組の登山者が準備をしていました。そして、私の後にももう1台到着しました。やはり紅葉時期は熊鷹山は人気があるようです。私以外は、熊鷹山直行のようです。尾根に取り付くまでの急勾配を這い上ります。今回は歩く距離が長いのでミドルカットの靴を履いてきたのですが、やはり傾斜の強いザレ場は堅いしっかりした靴が歩き安いですね。
背後の熊鷹山も紅葉が始まっています。尾根にのりました。良い感じです。ずいぶんと秋めいてきました。樹間から丸岩岳が見えています。私が見つけた小さな秋です。紅葉はあと少しで最盛期になりそうです。前回は写真を残せなかった「奈良部山南東尾根」を見下ろしました。南東尾根は奈良部山の東の小ピークから派生しています。この先に岩稜が待っているとは想像できません。奈良部山に到着です。前回より少し早く着きました。奈良部山南西尾根を見下ろします。最初は緩やかに下っていそうです。奈良部山で少し休んで水分補給しました。

奈良部山から少し下ったところで樹間から野峰を見ることができました。山頂近くまで植林されていそうです。熊鷹山方面は良い景色です。秋の山はこうあって欲しいものです。

ヤセ尾根が始まりました。

大岩です。今回も左に迂回しました。迂回した跡がGPS軌跡にきれいに残っています。迂回路はすぐかなり急傾斜に入ります。今回も先月同様、ここから岩に上りました。つかみ所の多い登りやすい岩です。岩を下りて、左後方を振り返ると迂回路が合流してきました。いつか機会があれば迂回路を歩いてみたいと思います。
尾根に笹が見えてきたら、岩は終わりです。約15分間の小さな冒険ですが、もっとたっぷりと歩いたような気がするのが不思議です。
野峰に至る尾根が見えてきました。きれいな尾根です。
先月、漏れた「山部良奈」さんの標識です(ハイトス氏のホームページ参照)。最近は想像もできない読みをすることが多いそうですが「ラナ」なんて読まれたら「いい加減にしろ」と絶叫したくなります。歩き安いですが、踏み跡の薄い笹道を進んで、いちろう新道の分岐に到着。祠の神様にも無事を祈願します。丸岩岳の紅葉です。丸岩岳に着きました。
丸岩岳で少し休憩。

丸岩岳から野峰へ向かいます。最初は西方向に歩きますが、すぐ南西方向へ向きを変えて林道へ下りて行きます。少し寝転んでいたいような笹尾根です(起きたら熊と対面なんてことになったら大変ですが)。林道にでます。赤ペンキで入り口を案内してくれますが、踏み跡はしっかりしていました。この尾根にも岩があるのかと思わせような場面ですが、この先尾根には岩はありませんでした。斜面左に少しおりた場所に大岩が見えました。写真ではよく判りませんが、正面です。木の生え具合がおかしいので気付きました。帰りに寄ってみる事にしました。地形図で、黒沢方面からきた山道が分岐する場所に着きました。斜面を見下ろしてみましたが、踏み跡はわかりませんでした。気持ちのいい笹尾根です。丸岩・野峰の間は、アップダウンも緩やかで歩き安い尾根でした。ただ、一面低い笹尾根だと良かったのですが、笹の無い場所、植林された場所もあります。
野峰手前の上りです。右方向に野峰が少し見えます。
野峰頂上は味気ないものでした。おなじみの山名板もありません。この標識が無かったら頂上とは気付かなかったでしょう。頂上からの展望は悪いですが、北方向に男体山を見ることができました。
この頂上で休む気になれなかったので少し南の小ピークまで行って休みました。風がでてきてゆっくり休んで居ることはできませんでしたが、本日がデビューの山専ボトルのお湯でカップヌードルを食べました。満足。

往きは地図で尾根の派生を確認しながら歩いていましたが、帰りはひたすら歩を進めます。帰りの風景。

大岩を見に立ち寄りました。尾根から少し下ります。7-8mぐらいの高さでしょうか。左右は険しいのですが、正面からは登れそうです(登りませんでしたが)。てっぺんは少し平になっています。

左手(北側)

右手(東側)

私は、白岩山神社には行ったことはないのですが、このような、もう少し規模の大きい岩の上に作られているのだろうと勝手に想像しました。この地域にはこのような大岩が多いのかも知れません。

林道に戻りました。少し疲れてきたので丸岩岳には戻らずに林道を行くことにしました。きれいな林道です。小戸川林道もこのような道なら良いのですが。

林道からいちろう新道の分岐まで笹道を登りました。いちろう新道は急な下りから始まります。

やがて下りはゆるやかになります。

北に方向転換して、しばらく進むと檜のヤセ尾根に突入します。するとすぐ右に折れまず。まっすぐ進むと崖になるそうですが、折れる場所にはトラロープもあるので見過ごすことはないでしょう。谷音が聞こえてきます。

なだらから谷におりてきます。

落ち葉とガレた石に注意しながら下っていき、右の尾根にのります。その尾根は杉の尾根になりますが、その先はすぐ小戸川です。下りてきた地点を振り返ります。
ここからは、先月も歩いたルートです。先月は雨の後だったので石や木橋がすべりやすかったですが、今回は非常に歩き安かったです。約20分で駐車地に着きました。朝、あった2台はすでにありませんでした。新たに4台が駐車していました。みなさん、私と同じように普通の乗用車で来ていました。

 

 

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4 Responses to 2012年11月3日 奈良部山・野峰

  1. たそがれオヤジ のコメント:

    こんばんわ。
    今回はロングコースでしたね。この辺は群馬側から専門に入っていますから、野峰から丸岩山のルートというのは歩いたことがないような気がします。今回の、みつまんさんのコースを歩いてみる価値はありそうですね。
    標高的に、そろそろ紅葉も見頃かなとは思っていましたが、乱舞とまではほど遠いようで、もう1~2週間といったところなのでしょうか。
    それにしても、標高差1,300mというのは、かなりしんどいですよ。ご苦労さまでした。

    • mituman のコメント:

      コメントありがとうございます。徐々に距離を伸ばして18Kmぐらいは余裕で歩けるようにしたいと思っています。しかし、たそがれさんの歩かれているようなリスキーな場所は私には歩けませんが。

  2. たそがれオヤジ のコメント:

    またおじゃまします。
    みつまんさんの今回の記事の中に「山専ボトル」というのがありますよね。あれが気になって、いろいろと調べましたよ。私、そういう、グッズ関係の情報には、からきり疎いものですから。
    そして、アマゾンで買ってしまいました。本日、デビューです。結果は、5時間後のコーヒーは熱く、7時間半後のカップラーメンは固くもなく、いつもの感じで食べられました。
    以前、カップラーメンが固くて食べられなかったことがあり、以来、ポット類は敬遠していましたが、これは使えますね。重宝モノです。
    情報ありがとうございました。

    • mituman のコメント:

      お役に立てて良かったです。たしかに山専ボトルはいいですよね。もう少し安いと良いのですが。

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