2012年10月21日 志賀山

所属している山岳会のメンバーと志賀山へ行ってきました。
初めての志賀高原ですが、紅葉はすでに終盤になっていました。しかし、大沼池のエメラルドブルーの湖面は見事で、林道からみた対岸の光景もすばらしいものでした。

ルート

ルート数値 距離10.6Km  標高差 (+542m, -656m)  所要時間 6時間00分(休憩込)

行程 硯川入口-(30分)-渋池-(25分)-分岐-(50分)-志賀山-(35分)-裏志賀山-(20分)-四十八池-(50分)-大沼池レストハウス-(45分)-林道分岐-(25分)-大沼池入口

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

経過

前夜に志賀高原に到着。トイレのある駐車地に幕営。谷沿いで居住地から離れていたので星空は細かい星雲まで見えていて、ふるさと四国の夜空を思い出しました。宴会は盛り上がったのですが、夜冷えてずいぶんと寒い思いをしました。「たしか寝袋は-10度までOKとなっているはずだが、欠陥品なのか」「先週低体温症の話を聞いたなあ。」などと考えている内にいつか眠ってしまったのですが、朝確認すると、寝袋のジッパーが足の方が空いていたり、テントの締まりをいい加減にしたので、外気が入っていたりで、どうやら、酒量が少し多かったのと慣れていなかったので寝袋やテントをきちんと扱えていなかったようです。
翌日も見事な天気でした。硯川ホテルの前の駐車地に駐めて出発準備です。公衆トイレも完備されています。
ホテル前の入口から歩き始めます。この山の右手の谷へ入っていきます。谷の道は、冬はゲレンデになるのでしょうか、大きく削って4WD車なら走れそうです。後には笠ヶ岳がきれいな山容を見せています。 ルートは、大きく山を回り込んで前山リフト脇をとおり、渋池へ向かいます。少し、ぬかっている場所もありました。渋池です。 渋池からは砂利道を経てコメツガの林へと入っていきます。 樹林帯の小道は幅があり歩き安くなっています。 渋池から約25分で分岐に到着します。右に行くと四十八池へ通じるようですが、私たちは左に進んで、志賀山へ向かいました。 すぐ笹に囲まれた木道になります。ダケカンバがいいですね。 志賀山への登りは、岩や木の根に邪魔されますが、それらにしっかりと掴まれば、安全に登れます。 志賀山下の大岩です。紅葉時期ならもっとすばらしい光景だったかも知れません。この下には「お釜池」があります。
志賀山では、頂上手前に北側への展望が開ける休憩場所があります。
そこから数分で頂上です。頂上は狭いので大人数での休憩には向きませんが、南方面の眺望が開けます。鉢山の先には横手山が見えます。
頂上からの降り口から下を見ると、ササ原の中に池が見えます。ここが「鬼の相撲場」でしょうか。
前方は裏志賀山ですが、70mぐらいの登り返しになります。右手にはひょうたん形の「黒姫池」が見えます。
コルからは笹越しに緩やかな山容の焼額山が見えます。この辺はスキー場だらけですね。山を登り、四十八池方向に下りずにもう少し登ると見晴らしの良い場所があります。裏志賀山に鎮座まします志賀山神社です。 神社の先はすぐ進入禁止になりますが、そこからは岩菅山の双耳峰が見えました。
少し戻って眺望のすばらしい場所ですこし休憩しました。 南方面に山の下を見ると四十八池が広がっています。ここで、休憩しているとき赤石山の右手後方にいくつかの頂が見えていたのですが果たしてそれはどこの山だろうと話題になりました。たまたま通りかかった方が「あれは赤城ですよ」と教えてくれたのですが、私は心の中で「赤城が見えるはずはない」と思っていました。しかし、帰宅後、カシバードで調べると赤城が見えるではありませんか。それどころか大小山まで見えているようです。山中で教えていただいた方に疑心の表情を見せてしまったことに大いに反省しました。登った高度は小さいですが、標高が2000mを越えていたことをあらためて実感しました。
裏志賀山から約20分で四十八池に下りてきました。下から裏志賀を見上げます。四十八池から大沼池までは約50分の緩やかな下りです。歩き安いルートなのですが以外と長く感じられました。見るべきポイントが無いということでしょうか。大沼池が見えてくるとほっとします。大沼池レストハウスに着きました。レストハウスの裏手にきれいなトイレが完備されていました。 大沼池はきれいな湖でした。
立派なダケカンバが湖畔に立っていました。 紅葉の最盛期を過ぎてもきれいな湖畔です。休憩の後、湖畔沿いに林道に向かいましたが、そこから見た大沼池の湖面は見事な色でした。魚も棲んでいないという事ですから、生命を寄せ付けない神秘の色なのかも知れません。

林道歩きは大抵はつまらないものなのですが、今回はまわりの景色にわくわくしながら歩く事ができました。紅葉の時季を外してもこの見事さなのですから、最盛期はどんなに見事だったのでしょうか。

林道は約40分で分岐に到着します。そのまま林道を進んでも良いのですが、私たちは谷へ下りて行きました。下りて行くと、青木樹海で見たような景色がありました。火山の噴火でできた地形なのでしょう。
谷を下りて行くと、左下に池が見えてきて、やがて橋のかかる池にでます。その池にはパイプが敷設されていました。何を送っているのでしょうか。この池には魚がいて20cmぐらいのマスらしき魚が優雅に泳いでいました。終点の大沼池入口に到着しました。トイレも完備している駐車場には観光バスも駐まっていました。中高年のハイカーがバスに乗り込んでいきました。
帰路は、温泉で汗を流して、渋滞で時間はかかりましたが、21時前には帰宅できました。

カテゴリー: 信越 パーマリンク

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