2012年6月3日 八方ヶ原尾根

昨年、見事なシロヤシオに感動した八方ヶ原の尾根を再訪しました。小間々から大入道、剣が峰を経て林間コースで大間々に至る周回コースです。妻にもシロヤシオを見せようと計画していたのですが、天気予報では雨だと云うことで、「雨ならやめるわ」という事になり、私単独での山歩きになりました。尾根では昨年に比べるとシロヤシオの花を付けている本数が少ないような気がしましたが、今年も見事な花を見せてくれました。尾根は20人を越えるグループも3組あり賑やかな山歩きでした。しかし、早めに歩き始めたのでシロヤシオの尾根で会ったのは10人ぐらいで程よい賑やかさでした。
そして何より雨に降られることが無かったのが儲けものでした。一時険悪な雲がでてきたこともあったのですが、何とか降られずに済みました。
花は後にまとめてあります。

ルート

ルート数値 距離8.2Km  標高差 (+648m, -648m)  所要時間 4.1時間(休憩込)

  行程
  小間々P-(60分)-大入道-(65分)-剣が峰-(25分)-八海神社-(50分)-大間々P-(40分)-小間々P

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
 今回は深い谷筋の歩行が無かったのでほぼGPSログの相違はなさそうです。

経過

(小間々駐車場まで)
6時前に家をでました。薬師寺のあたりで小雨が降り出したので歩かずに折り返すことも予想されましたが、とにかく現地まで行ってみようと直進しました。歩きはじめ前に雨具を着込んだ方が良さそうだなと考えながら進んだのですが、雨はすぐやんでくれました。小間々駐車場まで渋滞もなく到着することができました。
7:20頃到着。駐車場が満車になっていることも予想したのですが、雨の天気予報のおかげか空きがたくさんありました。ヤマツツジが満開です。青空まで見えています。

(大入道まで)
当然雨具を付けずに歩き始めました。小間々からの入り口です。
ルートには、小さいですが標識が付いているので道迷いしやすい場所はありません。
歩きはじめから約7分で最初の徒渉地点です。流れはありません。
さらに10数分で、2つ目の徒渉地点です。少しですが水が流れていました。少し足場が悪いですが、向かいの谷に入っていきます。
この谷は賑やかでした。カエルとハルゼミが元気です。昨年もそうだったことを思い出しました。
小さな谷ですが、林相は豊かです。
上ってくると、ダケカンバに混じってヤマツツジが満開でした。
次第にヤマツツジはつぼみが多くなってきます。いい雰囲気の上りです。
大入道に近づくとシロヤシオが登場してきました。
大入道に到着です。
三角点も有ります。

(シロヤシオの尾根)
大入道から剣が峰近くまではシロヤシオが見事でした。昨年より少し花が少ないような気がしましたが(花を付けていない木が目立ちました)、申し分のない見事なシロヤシオです。ミツバツツジも頑張っていました。
尾根は多少のアップダウンはありますが、急登・急降のない歩き安い尾根です。しかし、北側はスッカン沢へ急落する崖です。道の狭い所もあって、花にばかり気をとられないようにしなければなりません。
花の下を尾根が続きます。

前黒山方面です。見えているのは前黒山の南東のピークです。縄文ヤシオの手前です。嬉しくなる尾根歩きです。
縄文ヤシオです。縄文というと少なくとも2300年以上前。「古いもの=縄文」ぐらいの位置づけでしょう。どうみても「江戸ヤシオ」ぐらいと思います。
縄文ヤシオの先の方向を西に変えたあたりです。
前黒山は右のピークの左側で少し低く奥まって見えるピークです(帰宅後、カシバードで確認しました)。少し雲行きが心配です。

西側には矢板最高地点が見えてきました。

崩落地です。地滑りが起きたのでしょうか。赤っぽい地面がむき出しになっていました。その先はスッカン沢に落ちているのでしょうが、どのように落ちているのか見てみたいのですが怖くて近づけませんでした。剣が峰登り手前の崩落地です。大きく歩道に食い込んで来ています。そのうち、歩道はもっと南側に移動するのでしょうね。このあたりでシロヤシオは終わりになります。
剣が峰への登りです。ササの間をジグザグに上っていきます。
剣が峰の到着しました。今回は誰も居ませんでした。剣が峰で携帯を取り出すと家に電話ができました。しかし、一度はつながったのですがすぐ切れてしまいました。この辺りの電波事情は悪いようです。「山の駅たかはら」でも携帯はつながりませんでした。

(八海山神社まで)
剣が峰では小休止しただけで歩き始めました。すぐ釈迦ヶ岳分岐です。
すぐ登りになります。この登りで10人ぐらいの高校生と思われるグループに行き交いました。矢板最高点でも5-6人の高校生がいました。部活が動き始める時季なのかも知れません。
八海神社に近づくとガスがでてきました。八海神社に到着です。本当に不思議な場所です。
釈迦ヶ岳・西平岳はまったく見えません。
八海神社を正面から見ます。平らな石だらけです。
見晴らしコースから20人ぐらいのグループが上ってきました。中高年から「中」をとったグループでした。これからシロヤシオを見に尾根を廻るそうです。元気ですね。

(小間々Pまで)
八海神社からは、昨年は見晴コースからミツモチ山へ向かったので、今回は林間コースへ進みました。神社裏から東側に下りて行きます。最初は階段を一気に下りますが、すぐ歩き安い道になりました。
谷をいくつか渡りますが、流れはありません。
次第になだらかな高原の道になります。
林間コースの最後は、土塁の脇を進みます。すぐ大間々駐車場が見えてきます。この土塁は地図にも出ているのですが高さは1m程度なのですが随分と長く続いているようです。陸軍の軍馬の練習場の跡だという記事もサイトにはありましたが真意の程はわかりません。
大間々にはたくさんの車が駐車していました。昨年同様焼きそばの販売車が営業していました。ハイカーも大勢います。アブラツツジはまだまだのようです。
遊歩道を歩いて小間々駐車場まで戻ってきました。結局雨には降られませんでしたが、降られるかも知れないと、休憩もほどほどに歩いてきたので、尾根で写真に時間を掛けた割には早い到着でした。

本日見た花

アオマムシソウ。歩きはじめと終わりの小間々近辺でみました。名前不詳。小間々近くでみました。
ギンリョウソウ。昨年同様に今年も頭を出してくれていました。

少しピンぼけですが、キノコです。
大入道への登りで見たヤマツツジ。ツボミもありますが盛り一歩手前か。
大入道近くのシロヤシオ。
大入道から剣が峰に掛けての花の饗宴始まりです。
ミツバツツジモ元気です。まだツボミもありました。

剣が峰への最後のシロヤシオです。

崩落地に咲くオオカメノキ。

剣が峰の先、矢板最高点への登りのオオカメノキ。

八海神社からの下りでみたスミレ。
大間々のアブラツツジの株の下に咲いていた黄色い花。
大間々はミツバツツジ・ヤマツツジが終わってアブラツツジへ移行途中です。
早めに咲いていたアブラツツジ。
ボケも咲いていました。
小間々近くになるとスミレが。

最後に

本日は新しく購入した靴の履き初めでした。もう少し岩の多いコースで履きたかったのですがそのような計画がしばらくはないので今回履いてみることにしました。現在はき慣れているシューズはソールが柔らかく歩き安いのですが、もう少しハードな環境を歩くときの為に買ったものです。アイゼンも装着できるものにしました。でもこの靴の性能が発揮できるようなコースを歩くのはまだまだ先になりそうです。
ハイカットは初めてなので、歩きはじめではくるぶし辺がきつく感じられましたがすぐ慣れました。しかし、傾斜地を横に歩くときに足首が横にひねられるような感じがしました。今までの靴でも同じような感じだったのか記憶にはないので比較できませんが、今までの靴より多少幅が狭くなったので、横へのひねりに弱いのかもしれません。
今回のコースでは不釣り合いなシューズであったことは確かです。

カテゴリー: 那須 パーマリンク

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