2012年5月27日 富士山麓ウォーク(青木ヶ原樹海)

富士山麓ウォークで青木ヶ原樹海を歩いてきました。良い天気に恵まれて楽しい歩きになりました。富士山も、歩きはじめ前、昼食時に見事な姿を見ることができて満足な一日でした。
しかし、本当にアップダウンの少ないルートでした。樹海自体はそれなりに岩が飛び出ていたり、穴が空いていたりと起伏はあるのですが、歩道には起伏がありませんでした。

ルート

ルート数値 距離9.0Km  標高差 (+150m, -70m)  所要時間 3.5時間(休憩込。昼食除く)

  行程
  本栖湖P-(80分)-精進民宿村-(130分)-富岳風穴P

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

民宿村から昼食の為に精進湖北岸までバスで移動しましたが、それは軌跡からカットしました。また、富岳風穴P到着後、風穴を見学しましたがそれも軌跡からカットしました。
軌跡で不思議な点は下記です。
民宿村から東の精進登山ルートの交差が地図より北にずれている。
「東海自然歩道」の文字があるあたりで地図より大きく北にずれている。
富岳風穴への曲りが湾曲しているが、実際は地図のように鋭角の曲りだった。
相変わらず、GPSの不思議なログに翻弄されます。これを元に歩いているわけではないのですが、帰宅後資料を整理するときにすっきりしない思いがあります。

(本栖湖Pまで)
前回より集合時間がまた遅くなり、日も延びているので随分と明るくなってからの出発になりました。冬には日の出前の出発もあったのに、随分とゆっくりになったものです。渋滞もなく本栖湖まで到着しました。途中、自動車道からも富士の雄姿が望めましたが、歩きはじめの前に本栖湖北岸にまわりゆっくりと富士を眺めることができました。ここは、千円札の裏のデザインの元になった富士山の写真をとった場所らしく、同じような角度で富士をとらえることができました。富士の雄姿も見事ですが、本栖湖の色がすばらしいですね。

 (本栖湖Pから民宿村まで)
本栖湖駐車場で軽く準備体操をして歩き開始。駐車場からも富士を見ることができました。良い天気です。

車道を少し進んで森に入っていきます。入るとすぐ樹海の開始です。

 しかし、今日は快晴で、樹海にも日差しが届いています。

最初は、樹海オンリーというわけでなく、左手は噴火以前の古い堆積層からできた山ですから、歩道にも堆積層の白っぽい石と溶岩の黒っぽい石が混じっています。
ガイドさんの「キツツキの巣があります」の声で、みんな耳を澄ますと、小鳥のチュンチュンという声が聞こえました。枯れ木にキツツキが巣を作っているようです。

左手の山は城山ということで中世の城塞跡があるそうです。その城塞を守るために築かれたという石塁がありました。かなりの距離にわったって築かれているそうです。随分と苔に覆われていました。湿っぽいのでしょうか、ヤブ蚊のようなものがたくさん飛んでいました。だれも刺されたと騒いでいなかったので別の虫かも知れませんが。

 国道の下を渡ると四方が樹海になります。起伏の少ない単調な歩道を歩きます。

 所々に、穴が空いています。溶岩のガスが溜まっていた場所が崩れて穴になったものだそうです。

民宿村へ到着しました。
ここから昼食の為にバスで精進湖北岸まで移動しました。そこでは富士の雄姿を見ながらお弁当をいただきました。富士の前に見える山は大室山です。ガイド氏の説明によると、大室山も火山だそうですが、噴火は樹海ができるよりずっと古いらしく、大室山のあたりは樹海とは植生が大きく異なり、現在ブナ林になっているそうです。樹海もいずれはブナ林になるのではないかとの事です。もちろん私たちがそれを見届けるのは無理でしょうが。 

 昼食後は、民宿村に戻って後半の歩きです。
樹海内はそれなりにでこぼこしているのですが、歩道の起伏少なく少し飽きてきます。

樹海内は表土が非常に薄いので木の根が地表にでています。それでもたくましく生きています。

富岳風穴の駐車場で本日の歩きは終わりました。自由行動と云うことで風穴を見学しましたが、氷が保存できるほど寒いと云うことで驚きました。それだけですが。

本日見た花

樹海には花は少ないようです。
城山の辺りで。名前はフメイ。城山の辺りで。名前フメイ。葉の形はユキザサに似ているのですが、葉の付き方と花が違うようです。城山の辺りで。アオマムシグサ。小さかった。

樹海内で歩道脇に、ギンリョウソウが見られました。昨年、何度かギンリョウソウは見ていますが、こんなにたくさん見たのは初めてです。樹海にギンリョウソウは似合います。なぜか樹海内にツマトリソウも。
これもフメイ。
樹海内で、馬酔木をたくさん見ました。馬酔木の森にならなければ良いのですが。

 

 

 

 

 

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