2011年10月8日 三床山

リハビリ山歩きの第2弾として、佐野の三床山へ行ってきました。このルートは今年の3月にも歩いていますが、その時とはルートを変えて、沢ルートで上って、高松経由で下りてきました。
このルートの一番の季節は冬だと思いますが、駐車場には私の車のみ。山中で会ったのは男性一人で、非常に寂しい山歩きでした。また、沢ルート・高松ルートともにあまり歩かれているルートではなさそうです。
天気は快晴だったのですが、靄のせいか遠望がきかなくて、一床山からの眺望を楽しみにしていたのですが、日光連山を見ることはできませんでした。
脚はやはり3Kmを過ぎた高松からの下りになって少し違和感を覚えるようになりましたが、痛くなる前に下りる事ができました。筋肉痛に効果があるという芍薬甘草を朝服用していたのですが、その効果てきめんとはいかなかったようです。
本日は妻との二人旅でした。

ルート

ルート数値 距離4.3Km  標高差 (+418m, -418m)  所要時間 3時間00分(休憩込)

  行程(あくまで私の気ままな歩きの結果です。)
  駐車場-(6分)-沢コース分岐-(40分)-尾根合流-(10分)-三床山-(37分)-二床山-(15分)-一床山-(13分)-二床山-(17分)-高松-(30分)-林道-(3分)-駐車場

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

 今回は「たなびく越中ふんどし」のように見えるルートですが、GPSデータを見ていて不思議な現象にぶつかりました。それは後でまとめます。

(経過)

(駐車場まで) 8時自宅出発。道の駅「どまんなか田沼」でトイレ休憩。9時到着。駐車場には私の車しかありませんでした。

約5分の準備体操をして、9:10頃歩き開始です。

(沢コース入口まで)
鹿嶋神社の左側の路を進みます。 「熊出没」のポスターがあります。妻が「大丈夫?」と心配しますが、熊鈴を付けただけで、最近ニュースになっている札幌の熊騒動の話をしながらどんどん進みます。数分で沢コースの入口です。
(尾根合流まで) 最初は林道を進みますが、雨の影響でぬかっている箇所があります。林道が分かれます。ここは左に進みます。実は右に進んだのですが、すぐ道が消えたので戻ってきました。

沢コースの表示がありました。ここから、ジグザグを繰り返しながら尾根に上っていきます。
 沢コースは、歩く人が少ないのかもしれません。しっかりした蜘蛛の巣がたくさんありました。ストックで巣を払いながら進みます。九月の台風のせいだと思われる倒木もそのままになっています。しかし、尾根コースに比べると歩き安いかもしれません。尾根コースは急傾斜で苦労しましたが、こちらは危ないと思った箇所はありませんでした。
尾根に到着しました。少し休憩していると、二床山方面から男性が下りてきました。麓の方なのか随分と軽装で、休む事もなく三床山へ上っていきました。その方が今回山であった唯一の人でした。

(三床山まで) 三床山までは急傾斜の上りですが、ロープがありますし、つかまる木や石も適当なものがあるので、注意は必要ですが危険性は少ないと思われます。ただ、落ち葉が増えると滑るので要注意ですが。 三床山に到着です。展望はありません。
三月の震災後は祠も荒れていましたが、今はきちんと片づいていました。
 少し休んで、二床山へ向かいます。

(二床山まで) 三床山から注意して下りていきます。先ほど休憩した分岐からは、いくつかの大岩を超えていきます。もちろん、巻き道に廻ることもありました。このルートは低山なのに野趣味が強いのはこれらの岩のせいでしょう。この岩は少し上れば左に回れます。
これは右にまわれます。

二床山に到着。狭い山頂です。 
(一床山まで) やはり大岩があります。南側に細い巻き道があります。帰りには、巻き道に気づかず岩に上ってしまいました。どうも踏み跡が無いなあと上から見ると巻き道が見えました。行きと帰りではルートイメージがかわってしまいます。注意しなくてはと自省します。
 一床山へも急な上りです。ロープも無いので、また、上部ではつかまる木も少ないので要注意です。ストックをしまってゆっくりと這い上ります。
一床山山頂には木がありませんので、360度の眺望です。しかし、靄っていて、遠望は効きませんでした。
葛生方面です。石灰岩を掘っているので、山は悲惨です。

日光方面なのですが、遠くはよく見えません。
大小山方面です。
 やや右寄りに薄く見えているのが三毳山で、その手前が、唐沢山・諏訪岳です。 

歩いてきた、三床山と二床山です。二床山は三床山の手前できれいに重なっているので解りづらいと思います。(高松まで) 二床山まで戻ってから、高松へ向かいます。高松への分岐は、二床山から三床山方向に1分ほど下りたところにあります。急な下りですがロープがあるので助かります。
 途中の尾根から三床山方向を見ます。尾根に岩が多いのが判ります。
一床山方向を見ます。中央が一床山です。
前方の高松方向を見ます。名前の通り松の多い山です。
高松に到着。ここも狭い頂上です。
(駐車場まで) 高松からのルートは最初は景色も楽しめます。先ほどより三床山が尖っているように見えます。
 しかし、すぐに榊の藪の下を歩くようになると、ルートも判りづらくなります。所々にテープはあるのですが、この季節ではまだ踏み跡も薄いので要注意です。蜘蛛の巣もあるので、ストックで払いながら進みました。榊の藪はやがて竹藪になります。林道らしきところに出てくるのですが、そこにも今年の竹が伸びていて歩きづらくなります。
やっと標識のあるところに出ました。ここからは竹も伐採されているので、いずれ上の方もきれいに整備されることでしょう。ここから数分で駐車場に到着しました。

(最後に)
リハビリ山歩きとして三床山を歩きましたが、このルートは冬から早春が良いのは云うまでもありません。葉が落ちてもっと岩が目立つようになった時に、松とのコントラストを楽しむのが良さそうです。
脚の状態はやはり下りになると違和感がでてきます。今日は痛みを感じる前に下りてしまえたのですが、もっと距離があると痛みがでてきたでしょう。もう少し、短い距離でリハビリを続ける必要がありそうです。

 (GPSデータについて)
いままで、GPSとして、GARMINの etrex VENTURE HC (記録にしか使っていません)を使用していたのですが、今回、etrex30 を購入したので両方を持参しました。
帰宅後、両方のデータを調べていて不思議なことに気がつきました。
二床山で写真を撮った時刻(10:39:14)の地点をGPS実績から地図に落とすと大きく位置がずれていたのです。
それで、GPS実績データの違いを簡単にまとめてみました。

1.トラックイメージから判ること
水色:etrexHC    赤色:etrex30
etrexHCはギザギザしていますが、etrex30はなめらかなトラックルートになっています。etrex30は勝手にデータを編集しているのではないかと思われます。ギザギザのほうが真実に近いような気がします。特に二床山から高松へ向かう時のルートはあきらかに水色が正解です。

2.同じ時刻の位置を地図に落としてみました。
正確には多少の時刻のずれがあります。
 No114(時刻差etrex30 +3秒) 沢ルートを尾根に上っています。ほぼ同じ位置です。
 No273(etrex30),331(HC)(時刻差etrex30 +4秒) 三床山から二床山へ向かっています。
 No344(etrex30),405(HC)(時刻差0秒) 二床山で写真を撮った時刻です。
 No502(時刻差etrex30 -4秒)  一床山から二床山への戻りです。
 No527(時刻差etrex30 +4秒)  二床山から高松へ向かっています。
誤差の発生した地点での共通点。東から西に向かっている。

原因は不明です。購入先に確認しましたが、etrex30はロシアの衛星も使っているのだそうです。現在は私の経験したような報告は無いとのことです。
etrex30を購入した目的は、現在位置の特定を山で地図上で行いたかったからなのですが、このようにずれる場合があるとすると少し考えなくてはなりません。
しばらく注意してみたいと思います。

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