数週間前から日光・白根山方面への山歩きを計画していたのですが、週末の天気予報がいっこうに良くなりません。来週も台風の影響がでるかもしれません。このままでは、山歩きブランクが1ヶ月になりそうなので、雨はなさそうな県南、短時間で歩けるコースということで、足利の天狗山に行くことにしました。それを妻に話すと、「短い距離なら私も行こうかしら」ということになって妻と二人旅です。
暑さを予想していたのですが、日陰では涼しい風もあって、思いのほか、楽しい山歩きになりました。当然、汗はたっぷりとかきました。天狗山に行くなら、夏以外がお薦めであることは事実ですが。
ルート
ルート数値 距離6.1Km 標高差 0m(+679m, -679m) 所要時間 3時間00分(休憩込)
行程(あくまで私の気ままな歩きの結果です。)
織姫神社東P-(60分)-両崖山-(100分)-天狗山-(20分)-富士見台-(40分)-下山-(20分)-織姫神社東P
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
(2017.3.28ルート表示不可を修正。)
経過
(織姫神社P) 自宅から約1時間で到着。トイレも完備しているありがたい駐車場です。私の到着時には1台の駐車もなかったが、準備しているうちに数台の車がきました。山方向へ歩き始めた人もいました。
駐車場からは、織姫公園・噴水公園を経由して両崖山へ向かうのですが、私は織姫公園内を古墳の方へ大回りしてしまいました。駐車場から階段を上るとまっすぐ進むべきでした。
両崖山へのルートは昨年の、浄因寺から織姫神社までの歩きの逆コースになります。岩がザレた道が多いのですが、足下はしっかりしているので歩き安い道です。
こんな道も足下を確認しながら歩を進めると(まっすぐに進むことはできません。歩き安い場所を探しながら進むことになります)、危険な道ではありません。
夏でも、大勢のハイカーに会うことができました。地元の皆さんに愛されている山だということがわかります。多分、毎日登山している方が多いのでしょう。歩道からは足利の町がきれいに見えます。一瞬、暑さも忘れます。
(両崖山) 両崖山山頂はかつて城塞があったようですが、現在は、いくつかの祠があるだけです。「タブノキ自生地」という標識がありました。タブノキは暖かい所に自生するものらいいのですが、今は頂上に6本しか残っていないそうです。タブノキにとって、現在の温暖化は子孫を残すありがたいものなのかもしれません。
天狗山へは、両崖山山頂の階段下を西に進みます。「天狗山ハイキングコース」の標識があります。
まず、樹林の道を進みます。歩道は整備されていました。有り難いことです。
すぐ、小ピークに到着します。紫山という山だそうです。春にはツツジが咲いて見事なのだそうですが、今は花はありません。
紫山を下ると、天狗山とのコルになりますが、そこは「マンサクの小径」なのだそうです。
早春の頃に来てみたいものです。
この先には、南側の本経寺や北側の大岩町へ分岐する道があります。
天狗山への上りは、天狗岩という大岩が鎮座しています。それを登る事も、巻き道へ進むこともできます。
天狗岩へ登ってみます。ロープが用意されていますが、手足の位置はしっかりと確保できますので、一歩一歩を確実に進めれば危険なことはありません。
岩を登ってから気づいたのですが、この岩のあたりはスズメバチの巣があるそうです。巻道を通るように促すポスターがありました。岩の下にもポスターらしきものが有ったのですが、読まずに登ってしまいました。帰宅後、写真を見ると(二枚前の写真です)、ポスターらしきものが写っています。注意はいろいろなものに向けなくてはなりません。スズメバチは夏の終わりが一番危険だと聞きます。刺されなくて良かった。
天狗山に到着。有名なお札がおいてありました。妻と私で1つづつ頂きました。
三角点もあります。
天狗山からは、いくつかの小さなピークを経ながら下っていきます。歩道は歩きやすい道が続きます。
クヌギ林が続きますが、小さな実をつけていました。
見晴台への分岐です。
見晴台まで行ってみました。「富士見岩」がありました。
富士見岩からの眺望です。見えているのは太田の金山です。冬の朝には富士山も見えるのでしょうね。
分岐に戻って、尾根から下ります。この道で尻餅をついてしまいました。妻に「滑りやすいから注意してね」言っていたのですが、自分で滑ってしまったのですからお笑いです。
途中、ゴジラ岩・天狗の牙・石舞台という岩があるそうですが、私が気づいたのは天狗の牙・石舞台だけでした。少し登って「須永山」と書いたプレートの小ピークにでました。他にも、かわら山・神の山・鶴山・観音山という山があるそうなのですが、ボケーと歩いていたからでしょうか、気づきませんでした。
山を下りると、墓場の横を通って、子安観音に着きます。
坂の階段を下りると車道です。
ここからは、織姫神社の鳥居を目指して歩きますが、かなり暑かったです。織姫神社の直登階段を避けて、縁結び坂を経由して、織姫神社に到着。
駐車場に到着しました。
帰りに、佐野・田沼の須花憩いの館に廻って、お昼をそばにしました。かなり混んでいましたが、おいしいそばを頂きました(天ぷらは少し揚げてから時間が経っているようでしたが)。
花
今回は花を見ることが少なかったのですが、両崖山山頂付近で少し見ることができました。
ミズヒキ(奥鬼怒に連続しての対面なので名前を覚えていました。あと1ヶ月空きがあれば忘れていたでしょう。)。
この薄紫のはなと黄色の花は現在調査中です。
まとめ
夏の低山歩きも乙なものです。スケジュールの合間に挑戦したいと思います。