日光の半月山から社山へのルートを歩いてきました。梅雨の晴れ間でしたが、予想したよりも良い眺望を楽しむ事ができました。しかし、疲れました。距離は短かったのですが、上り下りはかなりこたえました。
ルート
ルート数値 距離11.2Km 標高差 0m(+1,267m, -1,267m) 所要時間 5時間40分(休憩込)
行程(あくまで私の気ままな歩きの結果です。写真を撮るために実際より大幅に時間を要した箇所もあります。)
第1P-(37分)-半月山-(10分)-展望台-(15分)-半月峠-(37分)-阿世潟峠-(16分)-雨量観測所-(35分)-社山-(32分)-雨量観測所-(16分)-阿世潟峠-(42分)-半月峠-(16分)-展望台-(20分)-第2P-(26分)-第1P
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
(2017.3.28ルート表示不可を修正。)
経過
(第1駐車場 7:24) 中禅寺湖道路第1駐車場に7:15頃到着。中禅寺湖道路のゲートは8時に開くというサイト情報が多かったのですが、それでは遅すぎます。日光市に電話で確認すると7時からだという(土曜日なのにきちんと対応していただいた)ので、山の上の駐車場からの山歩きに決めました。それで、5:15に自宅を出ました。駐車場はガラガラでした。
駐車場からみた男体山。梅雨の晴れ間ですが、山の端はくっきりと見えます。感動ものです。このときの空の色が一番でした。この後はだんだん白んできます。
駐車場の西の端より登山道が始まります。
最初は緩やかな登りです。携帯電話の通信基地がありました。
この辺りは、北側がコメツガの樹林で南側はシラカバ(ダケカンバ?)の林です。写真のあたりは歩き安そうですが、実際はかなり歩きづらい箇所もいくつかありました。
シロヤシオが咲いています。先週の八方ヶ原のように密集していませんが。
名前不明の小ピーク。木の柱が立っているのですが、意味は不明です。
(8:01 半月山) 半月山に到着。展望はありません。
三角点があります。(8:13 半月山展望台) 展望台は木製です。ここからの展望はすばらしいものでした。人気スポットですから、紅葉時期でしたらこの展望台に立つこともできないかもしれません。男体山の雄姿です。八丁出島が湖面に映った男体山にいたずらをしそうです。
男体山の西側。雪の残る白根山など日光の山々。新緑の戦場ヶ原が見えます。
さらに左。これから進む社山、その奥に黒檜岳・大平山が見えます。
さらに左。写真右側の山が皇海山です。それから左に鋸山・庚申山と続くのでしょうがよく判りません。鋸山の東のギザギザが判りません。手前の足尾の山々は地元の方たちの努力で緑化は進んでいると聞きますが、松木渓谷まではなかなか進まないようです。社山への上りをアップします。上りはかなりきつそうに見えます。
半月峠まで下りていきます。シロヤシオの花です。
かなり急な下りを下りていきます。復路では苦労しました。
下りを下から見上げました。
(8:35 半月峠) 「狸窪」は「MUJINAKUBO」だったのですね。「たぬくぼ」かと思っていました。
歩きやすい笹道を上ります。
「中禅寺山」とかかれた小ピークです。
あるきやすい笹道を下ります。
シロヤシオです。
崩落している箇所があります。このルートでは数カ所、崩落箇所の近くを通ります。
崩落箇所のシロヤシオ。右側に巻道があります。
ミツバツツジでしょうか。ツボミもあって時期的に少し遅いような気がしますが。崩落地は無意識のうちに歩きが早くなってしまいます。
1432ピークを経て中禅寺湖に下りると思われるルートは「通行禁止」になっていました、なにが有ったのでしょうか。
阿世潟峠へは左へ折れますの無用な心配ですが。しかし、このロープがないと、ルートを間違える人が多いでしょうね。
(9:12 阿世潟峠) かつてはこの峠を越して足尾と往来していたということです。足尾側へ山道は残っていましたが、その先はどうなるのでしょうか。
阿世潟峠の脇にヤマツツジが咲いていました。アップ。こちらを向いてくれないので、無理矢理向かせてしまいました。
(9:32 雨量観測所) この近くで少し休憩しました。
これから進む尾根道です。
このような尾根道を進みます。
男体山・中禅寺湖の眺めも絶景です。
笹原の間に元気のないチョウを見つけました。
笹原を上っていきます。
シロヤシオの向こうに男体山。
オオカメノキ。
(10:13 社山) 山頂では、4名のハイカーが早い昼食をとっていました。
山頂からは北側は見渡せません。南側では足尾の「親水公園」あたりが見えます。すこし、靄がでてきました。その先にある展望地へ。
黒檜岳にはガスがかかろうとしていました。しかし、歩いて見たい尾根ですね。
その辺りには、少しですがシャクナゲも咲いていました。咲き終わっているのもありますが、最盛期の花もありました。残念なのは、このシャクナゲの近くにはティッシュペーパーが散乱している事でした。
社山での昼食を考えていたのですが、天候が悪くなるといやなので、早めに戻ることにしました。
社山少し下りたところから東を見ます。右の高いところが半月山です。あそこまで戻らねばなりません。雲が低くなってきました。
男体山にも雲がかかってきました。
足尾から社山に至る尾根を見る。この尾根を登った記録もサイトでは見ることができます。かなり傾斜はありそうです。
復路では、随分とハイカーに会いました。夫婦・グループ、もちろん私と同じ単独も。振り返って後ろ姿を写させてもらいました。
(10:53 雨量観測所) 雨も降ってこないようなので、ここで、昼食にしました。約15分。今回の山歩きも休憩の少ない歩きです。
(11:22 阿世潟峠)
阿世潟峠からの上りで、20人以上のグループと行き交いました。多分60-70歳ぐらいの皆さんでしたが、社山に登って、中禅寺湖に下りるのだそうです。元気なシニアグループです。私は、すでにかなり足に疲労がたまってきていましたので、休息を兼ねて道を譲りました。
ところで、今回の山歩きでは、常に鳴き声が聞こえていました。最初は、谷で蛙が鳴いているのかと思いましたが、どうやら、ハルゼミだったようです。蝉が鳴くのは真夏という思い込みが強くてまさか蝉が鳴いているとは思いもよりませんでした。しかし、抜け殻をみつけて納得しました。確かにこの連続した鳴き声は蝉です。山ではこの時期に蝉が鳴くのですね。(12:04 半月峠) ここからの上りがつらかった。こういう時は休めば良いのだが、我慢して一気に登ってしまいました。
(12:20 展望台) ここで、展望を楽しみながら休憩しようと思って居たのだが、7-8人の先客がシートを敷いて昼食中だった。休憩を諦めて、第2駐車場へ。
(12:40 第2駐車場) ここからは車道歩きで第1駐車場へ。車道から見下ろした樹林。手焼沢の渓谷だと思いますが、すばらしい眺めです。松木渓谷もいつかこのような樹林に戻って欲しいものですね。
奥には、左手に薬師岳、雲がかかっている辺りが夕日岳だと思います。今秋には登りたい山です。
まとめ
疲れました。今夏には、社山経由で黒檜岳行きを計画していたのですが、もう少し鍛えてからにした方がよさそうです。でも、阿世潟から峠に登るルートにすれば、もう少し楽に登れたと思います。
しかし、夏の山歩きはどうしても標高の高い山が多くなります。そうするとどうしてもアップダウンは多くなるでしょう。やはり鍛えるしかなさそうです。
今回は、山歩きの最中に一つ心配事がありました。それは、車のガソリンでした。今朝、家を出るときには3分の1ぐらい有ったので、日光往復ぐらい楽だろうと考えていたのですが、いろは坂を登っているときにどんどんメーターが下がっていくのです(本当に、漏れているのではないかと思ったぐらいです)。そして、中禅寺湖道路を上っているときにとうとう、警告ランプが点いてしまいました。この段階でも、かなり残っているはずなので、数10キロは走れるはずとは思っていましたが、減り方が尋常でなかったので、歩行中はずっと心配していました。帰路では、幸い、いろは坂を下りる前のガソリンスタンドに無事たどり点くことができました。ガソリンは高かった(159円/L)ですが、エンストするよりはましです。10リッターだけ補給しました。