2011年6月4日 八方ヶ原

今日は、矢板市の八方ヶ原へ行ってきました。大入道から剣が峰への尾根では、満開のシロヤシオを堪能してきました。八方ヶ原でも、ヤマツツジが満開でした。レンゲツツジはまだツボミです。
ミツモチ山まで足を伸ばしたので、歩行距離は14Kmを超えましたが、ルートは歩きやすく、快適に山歩きを楽しめました。今回は単独行です。

ルート

ルート数値 距離14.2Km  標高差 0m(+995m, -995m)  所要時間 6時間20分(休憩込)

行程(あくまで私の気ままな歩きの結果です。写真を撮るために実際より大幅に時間を要した箇所もあります。)
学校平P-(30分)-小間々分岐-(5分)-桜沢徒渉-(15分)-支流徒渉-(40分)-大入道-(65分)-剣が峰-(18分)-矢板最高地点-(10分)-八海神社-(22分)-青空C分岐-(9分)-青空C合流-(31分)-ミツモチ山-(60分)-大間々P-(35分)-小間々分岐-(20分)-学校平P

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

(2017.3.28ルート表示不可を修正。)

経過

(7:45 学校平駐車場)  家から2時間弱で「山の駅たかはら」到着。駐車場は混雑を予想していたが、ガラガラだった。準備をして、8:00歩き開始。

良い天気になった。ツツジもきれいだ。
山の駅から公道にでるとすぐ向かいが登山口です。登り始めます。最初は、広葉落葉樹林帯の歩道を進みます。歩道は整備されているとは言い難いですが、財政難の折、贅沢はいえません。
林のなかでも、ヤマツツジが咲いています。
ツツジの群落にでました。花に囲まれた遊歩道を歩くのは楽しいですね。
こんなツツジも咲き始めています。(サラサドウダンツツジだそうです。帰宅後調べました。)
(8:35 小間々分岐) ここから、大入道へはこの分岐を右手に北へ入るのですが、学校平から歩いてくると、はたしてここで良いのか不安になります。小間々駐車場から入ると、駐車場に小さな標識があるのでわかるのですが(帰りに確認しました)。私は、大入道に向かうと話しているハイカーの後ろに続いて右に向かいました。
少し歩くと、こんな標識があってルートを間違っていないことに確証がもてました。
(8:39 桜沢徒渉) 桜沢を渡ります。沢の流れはありませんでした。
最初は起伏の少ない森を進みます。
桜沢の支流に近づくとシロヤシオが咲いていました。
(8:54 支流徒渉)沢へ下りていきます。地図を見るとこちらの沢には名前が記載されていません。沢に流れはありますが、簡単に渡ることができます。左岸に渡って、写真の木橋から、小さな沢に回り込みます。
その小さな沢を登って大入道に上っていくのですが、蛙の声と思われる鳴き声が、低音・高音とりまぜて聞こえてきます。下の写真の場所なのですが、蛙を見つけることはできませんでした。
ちいさな沢沿いに上っていきます。
沢が消えたあたりから、ツツジの花が目立ってきます。
尾根に近づきました。ダケカンバの林です。
(9:33 大入道)気をつけていないと、通り過ぎてしまいそうなポイントです。
でも、三等三角点もあります。

ここからは、尾根伝いに剣が峰に向かいます。シロヤシオの咲き誇るすばらしい尾根でした。この尾根は、北側はスッカン沢の支沢に急傾斜で下り、所々に崩落地もあるのですが、南側は緩やかな笹の傾斜が多い尾根です。シロヤシオは険しい北側の傾斜に多く見られます。たくましく年輪を刻んだ老木が多いからでしょうか、その花も見事なものでした。今回の歩きではとりわけ、大入道から1447峰あたりまでが花の最盛期でした。
こんな尾根です。

シロヤシオに混ざって、ミツバツツジも残っていていいアクセントになっていました。
シロヤシオのアップです。
尾根からは前黒山の南東のピークが大きく見えます。
花の饗宴です。
このような老木もあります。
この老木にも花はしっかりと咲いています。
倒れてもたくましく花を咲かせています。
スッカン沢への崩落地にも。 この尾根ではたくさんのハイカーに会いました。皆さんシロヤシオの饗宴を楽しんでいました。剣が峰への登りでは、たくさんの中高年(正確には高年のみ)ハイカーに会いました。多分、30分後には歓声を上げたことでしょう。

(10:40 剣が峰)
山頂では10名ぐらいの中高年ハイカーが休んでいました。水分を補給して歩き始めます。
剣が峰を下りるとすぐ、釈迦ヶ岳・大間々への分岐になります。いつか釈迦ヶ岳にも行きたいものです。今日は南に進みます。
矢板最高地点への登りです。花はオオカメノキを見ましたが少ないですね。
この先にシロヤシオは少しあるのですが、ツボミでした。
(11:08 八海山神社) 八海山神社周辺は今回のルート上で特異な場所でした。板状の石だらけでした。
ここからは、すばらしい眺望が有るはずだったのですが、残念ながら、こんな状態でした。

この少し下にも開けた場所があってそこで、昼食にしました。

本数は少ないですが、シロヤシオは見頃です。
(11:45 青空コースへの分岐) 地図には載っていなかったのですが、展望コース(剣が峰~大間々)から青空コースへの近道がありました。この標識の横に小さく「ミツモチ山」の看板があります。
この近道コースは狭いですが、十分歩き安いルートです。
(11:54 青空コース)10分弱で青空コースに合流します。青空コースは砂利道でした。
このルート脇にも花が見られます。
シロヤシオは満開を過ぎています。
ヤマツツジはまもなく咲きそうです。
ミツモチ山近くまで来ると、開けた場所があって、そこのヤマツツジが満開でした。
満開を過ぎたシロヤシオと満開のヤマツツジです。
八海山では見られなかった釈迦ヶ岳が見えます(右から、釈迦ヶ岳、中岳、西平岳)。
(12:25 ミツモチ山)
展望台がありますが、残念ながら、モヤっていてよく見えません。
ミツモチ山からは「やしおコース」で大間々へ向かいます。
青空コースと違って、木々の下を進みます。花は咲いていましたが、今まですばらしいものを見てきた目には少しものたりなく感じるのは仕方有りません。しかし、木々の姿に感動がありました。
たくましい木です。
朽ちた木を養分にしてシロヤシオ・ツツジが育っていました。
枯れているのですが、倒れることなく頑張っています。
おおきな穴が開いています。自分の生命を終えても多くの生命の源になっているのでしょうね。
このルートではいくつか沢を渡るので、木橋が架かっています。完全にハイキングコースになっているようです。
沢の1つにこのような地層が見えました。この地層が八海山神社の辺りに突き上げているのかもしれません。
谷が突き上がった場所でこのようなシダの群生のみられる場所が複数ありました。
これは、シロヤシオの幼木ではないでしょうか(?)。
シロヤシオ・ヤマツツジもきちっと咲いています。
(13:24 やしおコース・青空コース分岐)
(13:26) 大間々駐車場
ほぼ満車です。タコヤキも。
大間々では有名なレンゲツツジはまだつぼみでした。これが満開になったらすごいでしょうね。
大間々でも脇ではシロヤシオ・ミツバツツジ・ヤマツツジも見られました。
(1400) 小間々。
(14:20) 学校平P。山の駅でおいしい水で淹れたコーヒーをいただいてから、帰路についた。

今回の山歩きでみたツツジ以外の花

(学校平・小間々の間) 何スミレでしょうか。こんな葉のスミレは検索できませんでした。(2014.5.28 スミレではなく、ムラサキサギゴケでした。野原でも見られる花だそうです。)
ハルリンドウ。
2つの沢の間でみつけた山野草。落ち葉から顔を出したばかりの真っ白な植物です。ギンリョウソウ?(テントミータカさんのページで似たようなものをみました。詳細不明。)
シロヤシオの饗宴のなかにもチゴユリが咲いていました。
剣が峰周辺では、オオカメノキが地味に花をつけていました。
ミツモチ山のズミ。少し時期を過ぎています。ズミは他の場所でもいくつか見ました。

まとめ

歩き安いコースとはいえ、距離があったので少し疲れました。しかし、今回は、小間々に駐車すればもっと楽な山行になったと思います。多分駐車場の空きはあったでしょう。
私の単独での歩きは、休憩が少なすぎるようなきがしました。花を見るようになって、それが休憩代わりになっているといえなくもありませんが、もう少し休む事も必要かと考えています。
今回のコースではたくさんの見事な花に合うことができました。また、枯れ木に、自然の力強さを感じることもできました。

山はいいですね。

カテゴリー: 那須 パーマリンク

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