2011年3月26日 三床山

 佐野田沼の三床山へ単独で行ってきました。北西の風が強い日でしたが、岩の多い尾根を歩いてきました。当初は高松往復を計画していたのですが、二床山で間違えてしまい、一床山へ直行してしまいました。その分、沢入の滝訪問を追加しました。しかし、そのために、尻餅をついたり、舗装道路を大きく迂回するとこになってしまい大失敗だったのですが、思いもかけないものを見ることもできたのでおあいこでしょうか。
三床山は大小山よりはハイカーが少なく、尾根はより野性的な感じがしました。これから何度かコースを変えて挑戦したいと思います。
行程は、駐車場(8:50)-三床山(9:27)-二床山(9:55)-一床山(10:10)-沢入の滝分岐(10:40)-沢入の滝(10:54)-駐車場(11:28) でした。

ルート

ルート数値(カシミール3Dより)
距離 6.1Km、標高差 0m(+520m , -520m) 所要時間 2時間40分(休憩含む)

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

(2017.3.28ルート表示不可を修正。)

経過

(駐車場 8:40) 私が2番目の到着でした。この駐車場に到着するまでに少し迷いました。ナビが付いているのに迷うとは。やはり、事前調査は重要です。
鹿嶋神社です。お詣りして、山歩き開始です。
ところで、この神社の前には「猿田彦太神」の新しい石柱が立っています。私の世代ですと、猿田彦というと、手塚治虫の「火の鳥」の猿田彦を思い出します。
この西側の道を奥に進むと、ルート分岐の標識があります。今回は尾根コースをあるく予定なので、そのから奥に数分すすみます。
尾根ルート登り口です。
ここからは、サカキの多い森を進みます。
登り口から約12分で三床山への急な上りが始まります。かなりの傾斜ですが、少しですが、ルートを掘ってくれているので滑らずに上ることができます。でも、12月頃の落ち葉の多い頃は滑るでしょうね。
急な傾斜は変わりませんが、石の多いルートになります。
(9:24)三床山の下の見晴らしの良い地点に到着。南西方向には、高松、そしてその先は大小山です。
そして、二床山・高松間の岩と松の稜線です。
(9:27 三床山) 山頂に到着。
いくつかの祠があります。先日の地震で屋根が落ちているものもありました。
三角点です。山頂から少し西にずれてありました。山頂より少しですが低いような気がします。ということは、三床山の標高は地図の334.9mではないということでしょうか。
水分を補給して、二床山へ向かいます。
二床山への分岐です。ここからは、ロープづたいに急な斜面を下りていきます。

下りるとすぐ、沢コースからの合流地点です。
二床山までは大きな岩がいくつかあります。最初の岩です。右に巻いた足跡もありますが、赤いテープに従って左側へ向かった方が楽です。ルートが狭いのが怖いですが。
次の岩です。一瞬たじろぎますが、右に巻く道があります。でも、直登した形跡もあります。勇敢な人がいるものです。私は黙って右に回りました。
(9:55 二床山)二床山はあっさりした山です。おかげで、当初はここから高松に向かう予定だったのですが、そのまま一床山へ行ってしまいました。
また、岩と遭遇です。この岩はまっすぐに上っていきます。今日はかなりの強風が吹いています。北西風なので、放射能を飛ばしてくれるありがたい風なのですが、岩を越えるときは重心を低めにして、慎重に進みます。
一床山手前のコルの日だまりで休憩しました。見晴らしはありませんが、あたたかい日差しにほっとします。休憩後はポールをしまって、一床山に這い登ります。
(10:10 一床山)山頂は360度の眺望です。北方向です。男体山も少し見えたのですが、雲に隠れてしまいました。
葛生方面の山です。採石場が多いですね。その右側の丸い山が三峰山でしょうか。
南西方向です。手前はこれから向かう尾根ですが、その先におなじみの大小山が見えます。しかし、どうして、手前の木にピントがあっているのでしょうか。私はカメラの操作がよく分かっていないようです。

一床山では、先ほどの駐車場での先人に会いました。先週もこの辺を歩いたとのことでした。不思議と一床山では先ほどの強風が弱くなってくれたので、先人に少し話を聞くことができました。

ひだまりの尾根歩きです。

(10:30 西入の頭)

(10:40 沢入の滝分岐)

ここで、予定にはなかったのですが、沢入の滝へ下りてみることにしました。しかし、この下りるルートは道もはっきりしていなくて、滑りやすいものでした。そして、見事に尻餅をついてしまいました。幸い、尖った石や切り株もなかったのでけがはしなかったのですが、このような斜面を下りるときは、常に足以外にも支点を確保するべきだと痛感しました。「すってんころりん大分県」などと昔の言葉を思い出しながら下りていくと、「滝はどこだ」。すこし、山道を下るとありました。

標識はこちらには無かったのですが、向こう岸に、標識らしきものが見えたので多分これが「沢入の滝」なのでしょう。滝には違い有りませんが、あの急な斜面を下りてきたのに、これでは...。
この谷をでると、湿地帯になっていました。かつては水田だったのでしょうが。そこで見た花です。
ここで、思わぬものを見ました。ツルです。灰色のツルでした。本当にツルかどうかも、種類もわかりませんが、なんとかカメラに納めることができました。左側の杉の木の陰にいます。(帰宅後、調べると少し小さいのでサギのようです。しかし、白サギはよく見るのですが、灰色のものはあまり見ません。詳細は不明です。「サギに会った」ということでしょうか。)
ここから駐車場まで戻るルートに失敗しました。地図でよく確認すればよかったのですが、大きく迂回してしまいました。やはり、予定外の行動は失敗の元ということでしょう。
駐車場へ戻る途中の農道から今日歩いた尾根を見上げました。右から、三床山、高松(多分二床山はこの裏だと思います)、一床山(木の生えていないところ)だと思います。山麓の杉はたっぷりと花粉を蓄えていました。

楽しい山歩きでした。怖がりの私には強風と岩尾根で少し怖いところもありましたが。今度来たときにはもっと楽しく歩けるかもしれません。次回にも期待したいと思います。

帰りに、須花の「憩の館」でそばをいただきました。非常においしかった。
そこから、いつか行ってみたいと思っている熊鷹山の入り口を見に行こうと思いました。しかし、飛駒・作原までは良かったのですが、蓬莱山の奥まで行くと、結構道に小枝や石が転がっていたので、引き返してきました。地震の影響なのでしょうが、しばらくは改善されないのかもしれません。

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