2011年3月5日 高峯・仏頂山

 今日は私の誕生日です。茂木南端の高峯・仏頂山へ行ってきました。先週に続いての茂木ですが、天候に恵まれて眺望も満喫できる山歩きになりました。今回は1人旅です。当初は駐車地と高峯・仏頂山の往復を予定していたのですが、復路で、奈良駄峠から一端、麓の集落に下りて、そこから別ルートで高峯に戻ることにしました。おかげで少し疲れましたが、このぐらいですと足は悲鳴を上げなくなりました。数ヶ月前から発症している50肩は変わりませんが。
大まかな行程は
駐車地(8:40)- 高峯(9:25)-奈良駄峠(10:04)-仏頂山(10:46)-奈良駄峠(11:30)-観音堂(11:59)-上小貫分岐(12:41)-高峯(12:46)-駐車地(13:32)

ルート

ルート数値(カシミール3Dより)
距離 13.0Km、標高差 0m(+1312m , -1312m) 所要時間 4時間52分(休憩含む)

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)

(2017.3.28ルート表示不可を修正。)

経過

(駐車地 8:35) 到着。この辺の道路にはまだ雪が残っています。この手前の日陰になっている坂道には雪が凍り付いていました。私の車は一応スタッドレスタイヤを装備しています。駐車地の向かい側が遊歩道入り口です。8:40 歩き開始。
遊歩道にも雪が残っています。
丸い足跡も残っています。なんの足跡か解りませんが、ザックから鈴を出して取り付けました。下の写真にも人の足跡以外に・・
コースからは、深沢集落が見えます。山は、雨巻山・御嶽山です。
この遊歩道の横には自転車用のコースもあります。ロープが張られていますが、所々交差する場所があるようです。今日は自転車は見かけませんでしたが、事故の無いように願います。
(パラグライダー飛地 9:10) 急に南側の眺望が開きます。ここからパラグライダーが飛ぶのだそうですが、今日は誰もいませんでした。正面の山が加波山で、その右手奥が筑波山です。いつもは東からの姿を見ていますが、筑波山も北から見ると山頂の形が少し変わってみえます。
その東側です。吾国山・難台山が見えているはずですが、どれがどれだかはっきりしません。中央のズンとしたのが吾国山で、その左のリンとしたのが難台山だと思っていますが。
富士山が見えました。中央に薄く見えているのですが。下の写真がわかりやすいかもしれません。
この場所のすぐ下に、パラグライダーを観察する場所があります。なぜか軽トラが放置されています。
ここまで深沢から道が通じています。パラグライダーを運搬するのに使うのかもしれませんが、下がどうなっているかは不明です。
(高峯 9:24) 高峯到着。栃木百名山のひとつです。
三角点もあります。
高峯からは少し木に邪魔されますが、北側の眺望が開けます。左手前は雨巻山ですが、その遙か奥には、日光連山・高原・那須連山が見えます。
男体山をアップします。右端が男体山ですから、左端あたりが皇海山かもしれませんがよく分かりません。
高峯を下りたところに、「大洗・太平洋展望50秒」という標識がありました。
この標識の左側を入っていきます。笹をくぐっていきます。
約1分でこんなところに着きましたが、眺望はありません。ここからはずっと下りになるようなので諦めてルートに戻りました。
(上小貫分岐 9:35)
楽しい尾根歩きです。
(落書き岩 9:43) この右の岩の反対側にペンキで描かれた落書きがあります。他のサイトで照会されていますが、困ったモノです。
(南飯田分岐 9:51)  近くに「五大力堂へ60分」という小さな標識もありました。
この近くにこのような木が数本あります。
どうして節になっているのだろうとよく見ると、針金が巻かれているではありませんか。
いったい誰が何の為にこのようなことをしたのでしょうか。それも同じ木に何度も。拷問としか言い様がありません。木は必死に耐えていますが。
(奈良駄峠 10:04) 急な階段を下りると奈良駄峠です。上小貫方向を見ました。がけは崩落しかかっています。この辺りの山の特徴です。
また、急な階段を上らなくてはなりません。

この右手は採石場になっています。砂のようにも見えます。かなり柔らかい石なのかもしれません。
(桃太郎石 10:19) かなり小ぶりの岩です。もちろん、微動だにしませんが。
(北眺望の良い場所 10:25) 木々が伐採されて眺望の良い場所にでます。
小貫集落が見えます。右側の山が、先週上った焼森山・鶏足山です。
ここからは、日光・高原・那須の山々も見えました。
(大郷戸分岐 10:35)

仏頂山手前の階段です。かなり疲れました。

このルートは階段が多いのですが、今日のように、雪解けで滑りやすい場合は助かる局面もあるのですが、大抵は、疲労を増大させることが多いようです。このルートでも、階段の横にはそれを避ける踏み跡がしっかりと付いています。階段以上に脇道の方がしっかりしている場所も多くあります。
(仏頂山 10:45) ここで折り返しました。
帰りはいっきに進みます。
(奈良駄峠 11:30)
ひとり歩きの気楽さで、奈良駄峠から一端山をおりて、別ルートで上る事に変更しました。
奈良駄峠から、北に下りていきます。すぐ、車の不法投棄されている場所になります。

他のサイトでも言われていることですが、この車をどうやってここまで持ってきたのでしょうか。ここから下はしばらくは車が通れるような道ではありません。もしかすると、この道ができたころに多少通りやすい状態だったのかもしれません。現在は崩落している箇所もあります。ところで、この当たりは地盤が軟らかいようです。所々で崩れている箇所があります。また、谷川を見ると岩が少なく、川底は薄茶色の荒い砂になっています。
奈良駄峠から5-6分で林道らしい道になります。
(逆川砂防ダム 11:45) この砂防ダムの少し上に、駐車できるような場所もありますが、工事車両が出入りするときには邪魔になると思いますので、駐車はやめるべきでしょう。
ここから5分で集落に到着します。里山に恵まれた豊かな農村風景です。
観音堂に向かう小道から、仏頂山を見上げます。左の山が仏頂山で、右側の伐採地が北側に眺望の良かった場所です。
(小貫観音堂 11:56)
ここからビニールハウスの間の農道を進むと2分で、「栃木百名山」などで照会されている駐車地があります。たしかにここでしたら、かなりの台数駐車できそうです。奥は砂防ダムです。
ここに、高峯への案内板がありました。もし、ルートがはっきりしなかったら、来た道を戻らねばならないと思っていたのですが、助かりました。
ここからは、かなり林道歩きが続きます。いくつか林道の分岐もありますが、標識がありますので間違うことはないでしょう。ただ、舗装はされていません。かなり稜線が近くなって林道のまま尾根までいくのではないかと心配し始めた頃に、林道終点がありました。
(林道終点 12:26) 林道終点にあった案内図です。
この案内図はどうも変です。茂木側からみたイメージなのでしょうが(高峯・仏頂山の位置関係からすると)、だとすると、方向が違っています。Nを逆にしなくてはいけません。ハングラダーの位置も適切でありません。この案内図は尾根にも設定されていました。もし今後直す機会があったら是非直していただきたいと思います。
ここからは、遊歩道を進みます。階段の多い道です。
谷川にはツララがありました。
ところで、こちらの谷は岩が多くて、谷川も岩だらけです。奈良駄峠から下りてきた谷とは近いのですが大違いです。山の組成が違うのでしょう。不思議です。
こちらのルートには、写真のようにルートを塞いでいる箇所が複数ありました。それも新しい杉の木でした。後で片付ける予定なのかもしれませんが。

このルートでは2カ所木橋を渡る場所があります。

この橋の先で、観音堂からでは初めてのハイカーに会いました。中年女性の1人歩きです。この先のことをき聞くと「とんでもないですよ」という事でした。ルートが荒れているのかなと思いましたが、ルートは整備されていました。ただ、階段がすごいのです。

何度も休みながらやっと尾根にたどり着きました。「上小貫分岐」に到着です。
高峯山頂で遅い昼食にしました。毎度、コンビニのオニギリです。山頂から上を見るとすばらしい青空です。

右側の木はかなり芽吹きの準備をしています。もうすぐ山も春になります。楽しみです。
パラグライダー飛び地ではもう富士山をみることはできませんでした。
そこから山を下りますが、日陰は雪を踏んで歩けるのですが(楽しかったです)、雪が溶け始めている箇所は滑りやすく慎重に足を進めました。
(駐車地 13:30) 無事、駐車地に戻ることができました。車は私のものだけ。朝と変わっていません。高峯からの下りの雪の踏み後が私以外のものも有ったので、私がのんきにルートを変えている間に行ってしまったのかもしれません。

最後に

楽しい山歩きでしたが、途中、あまり人に会いませんでした。5時間近く歩いて、男性単独2人、女性単独1人、男女1ペアでした。静かな山も良いのですが、すこし寂しいような気もします。

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